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2007/05/25(金)

「 学 校 だ よ り 」 平成19年度 4月号

Posted by 校長 野口直人 at 6:46 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

「今年の桜は、きれいだった!!」

校 長 野口 直人

 4月12日(木)、瑞江中学校は、とても爽やかな春の陽気に包まれていました。

  開校60周年記念講演会「いのちの講演」が、全校生徒と2、30名の保護者の出席の中、開かれました。『お知らせ』は、お読みいただいていると思いますので、どのような講演かは、お分かりでしょう。なので、ここでは、渡部成俊氏のお話しの中で、私の心の中に、とても印象に残った言葉をご紹介致します。

  “桜の花の透き間から、青空がパッと広がる、あの美しさは、60年間生きてきて、こんなにきれいなものとは思わなかった。”“桜って、なんてきれいなんだろう、生きるってなんてすばらしいんだろう。”“今年の桜は、きれいだった!!”“幸せは、つかむものではない、感じるものなんだ。幸せを感じることが、幸せなんだ。”“私は、人生を全うしたい。ぶっ倒れるときは、前つんのめりで、ぶっ倒れていきたいと思っています。”················最後に、“思いやりをもった、温かい人になってください。”と、お話を結ばれました。

 私は、江戸川区中の全小・中学校で渡部成俊氏の講演が行われることを期待致します。
  講演会の後、校長室で渡部成俊氏を生徒達と囲んで座談会をしましたが、その様子は、FMえどがわに取材され4月17日17時頃から放送されました。
  それでは、その日、生徒が綴ったものの中から、三編、紹介致します。

《1年D組 小池 由李子》
  私は、渡部さんをテレビで見たことがあり、私は、この人、余命一年半だと言われているのにもかかわらず、よくこんなに元気でいられるなぁ、と思っていました。そして今日、また、テレビではなく、生で渡部さんのお話しを 聞くことができて、とても嬉しく思いました。
  前、テレビを見たときに、渡部さんが「桜を見たい」と言っていたので、いつも普通に生活している私にしてみれば、見られるのは普通のことなのに、渡部さんにとっては、見られるということは、とても大きなことなんだなぁと思いました。また、「命」というものを、そんなに深く考えたことがなく、今日、渡部さんのお話を聞いて、あらためて「命」というものの大切さを知ることができました。私達のように、毎日、健康でいられるということは、とてもありがたいんだなぁ、と思いました。渡部さんは、いつ死んでしまうか分からないというのに、まだ生きたいと思っている。なのに自分から命を捨ててしまう人は、命というものをどう思っているのだろうと思いました。そんな簡単に命というのは、捨てていいものなのかと思いました。
  多分、これから、いろいろ悩んだり、苦しんだりするかもしれないけど、渡部さんのように前向きに明るく元気に生きていきたいです。渡部さん、またキレイな桜を見てくださいね。
  本当に、ありがとうございました。

《2年C組 東海林あゆみ》

  私は健康です。体に異常はありません。けれど、その体が、いつ病におかされるか分かりません。「死」ということについて、深く考えたことないです。だから、死と向き合ったことがない私にとっては、正直、何がなんだかよく分かりません。もしも、私が、余命を宣告されたら、生きる気力を無くし、絶望してしまうと思います。でも、渡部さんは、とても強いです。何度か壁にぶち当たっても、乗り越えて、乗り越えて、自分の生きる道を見つけだし、その道に沿って、せいいっばい生きているんだなと、心から思いました。そう考えていくと、今、私たちが生きていて、こうやって、私たちと渡部さんが出会えたということは、奇跡に近いですよネ。私は、今、自分の好きなことをして、嫌なことを考えず、気楽に、前向きに生きています。だからかもしれませんが、渡部さんのお話を聞いて、信じられない自分が居ました。どうして死を望んでもいないのに、あと一年半しか生きられないの?なんで?って、すごく疑問に思いました。けれど、渡部さんと一緒の病室に居た鈴木さんだって、結婚式に行けないまま亡くなりました。でも、私は、病気になって、失うものばかりではないと思います。それによって、得るものもたくさんあると思います。つらいこともあるけれど、それが人生です。私は、これからも命を大事にしていきたいです。貴重なお話を聞かせていただたき、ありがとうございました。

《3年A組 山 下 顕 大》
  僕は、この人生まだ14年しか生きていないから、ガンや病気のことなんて、気にもしていなかったけど、渡部さんの話を聞いて、ガンや病気は大変だと思いました。話を聞いて、僕は、本当にすごいと思いました。人間は、一人では生きていけない。人は、人と支え合っていかないといけないというところが、確かにそう思いました。あと一年半しか生きられないと聞かされたら、本当につらくてしょうがないと思いました。でも奥さんや子ども、スーさんや友人も応援してくれて、本当に愛されてると思いました。だから、僕も、一人で悩まず、友人や家族に相談したりして、悩んでいる人には声を掛け合う自分になりたいと思います。生きていれば、きっといいことがある。人に助けられたり、自分が人を助けたりし合う世の中になってほしい。「幸せはつかむものじゃない、感じること」というのもグッときました。この経験を生かして、将来の役に立てばいいと思います。
  今日、瑞江中学校に講演に来てくださって、本当にありがとうございました。まだまだ頑張ってください。

【今まで、渡部成俊氏が、取り上げられた新聞、テレビ、ラジオをご紹介致します。】
    ◇ 平成19年1月11日 朝日新聞『「余命1年半」生の尊さ説く』
    ◇ 平成19年1月30日 東京新聞『人生は一度きり、自分の花咲かせて』
    ◇ 平成19年3月13日 NHK『首都圏ネットワーク・特集』《命の大切さ、伝えたい》
    ◇ 平成19年3月25日 NTV『真相報道バンキシャ』
   ◇ 平成19年4月17日 FMえどがわ『あしたへ······笑顔・りんりん』【瑞江中学校での座談会の様子】
    ◇ 平成19年4月24日 NTV『リアルタイム』《密着・余命1年半を子どもたちにささげた男》

「 学校ホーム・ページ、リニューアル」

  このたび、江戸川区立瑞江中学校の学校ホーム・ページがリニューアルしました。操作についてご質問等がありましたら、学校の担当(丸谷教諭)までお電話ください。
  今度は、学年ごとのコーナーもできて、お知らせ等、数多く更新していきたいと思います。
  今後も、ぜひご愛読ください。
     江戸川区立瑞江中学校の学校ホームページにたどり着くには、《 http://edogawaku.ed.jp/mizuec/》か《『江戸川区立瑞江中学校』で検索》か 《えどがわホームページ→目的で探す[教育]→中学校ホームページ→瑞江》で

「 保護者を対象とした振り込め詐欺にご注意!!」

  4月に入って、区内の中学校において、保護者の携帯電話に下記のような振り込め詐欺と思われる不審なメールが入り、お金を振り込んでしまったという情報があのました。くれぐれも、ご注意ください。
    ○ お子様に持たせた手紙にもありますように、入学に必要な金額が振り込まれて いないので、16日までに振り込んでください。  ◇◇中学校  △△ △△