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2010/04/26(月)

平成22年度 学校経営方針細案

Posted by 校長 佐々木弘叔 at 12:58 午後
Edited on: 2010/04/26(月) 2:18 午後
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平成22年度 学校経営方針・細案

江戸川区立瑞江中学校

校 長 佐々木 弘叔

○生徒が、地域を愛し、地域の発展に寄与できる大人に育つことをいつも念頭に!

○学校選択制を忘れる事なく、また、しばられる事なく教育の本質を貫く!

1.学習指導

◇新学習指導要領の趣旨を理解し、良く研究し、移行措置を円滑に実施する。

◇『確かな学力向上推進プラン』をもとに、「分かる授業」「楽しい授業」を目 指し、習熟度別学習や課題別学習など個に応じた指導と授業改善を行う。

◇国語・数学・英語においては、習熟度別編成の授業を取り入れながら、少人数 指導を活用して、生徒一人一人の能力の伸長を図る。

◇学び合い、認め合い、励まし合い、高め合う姿のある教室を築く。また、授 業における教師と生徒の信頼関係を築き、授業には、高い意欲、良い態度で臨  ませる。

◇保護者との連携により、家庭学習推進運動を行い、家庭でのよき学習習慣を身 につけさせる。

◇「総合的な学習の時間」では、体験学習を核とするために、学校以外の人材 や施設・機関との協力や連携を図る。また、生徒に自らの「生き方」を考え  させ、生徒が主体的に学び、学ぶ喜びを感じる取り組みを行う。

◇学芸発表会・展示発表会に加え、日頃から、学年毎の計画により、廊下の掲示 板を活用し、学習意欲を刺激する工夫を行う。

◇あらゆる教育活動の機会をとらえて、「食育」の推進を図る。

◇「朝読書」により読書の習慣化を図る。また、図書ボランティアを活用して、 読書環境を整備する。

◇土曜学習教室を開催し、基礎学力の向上に取り組む。

2.生活指導

◇“豊かな心”を育てるために、「道徳の時間」をはじめ、あらゆる教育活動の 中で「心の教育」を推進する。

◇集団生活を通して善悪の判断力を培い、「物を大事にする」、「人を思いや る」など、社会性や社会的な規範意識を育て、『いじめ』や『暴力』を絶  対にやらせない。

◇『いじめ』の元となる、携帯電話やインターネットへの書き込みについては、  家庭にも協力を求め、徹底して指導する。また、犯罪に巻き込まれないための、 携帯電話やインターネット利用法についても指導する。

◇生活指導の基盤である生徒理解のために、教員が生徒と対話する機会を数多く もつように努めるとともに、教員と養護教諭とスクールカウンセラーと連  携し、学習相談室などの協力を得て、『不登校』の防止、解決にあたる。◇全教職員が統一のとれた生活指導ができるように、共通理解を図り、報告・連  絡・相談を欠かさないなど情報交換を密にする。

◇あらゆる機会をとらえて“早寝、早起き、朝ごはん”の キャッチフレーズの もと、家庭や地域と連携し、家庭での生活リズムの改善を図り、生徒の健全育  成に努める。

◇校長は、「開かれた校長室」を築き、校長室で生徒と会食しながら生徒と の交流をもって生徒理解を深め、学校経営の基礎とする。

3.進路指導

◇3年間を見通した進路指導計画に沿い、職場体験(『チャレンジ・ザ・ドリー ム』)、上級学校訪問、高校からの訪問授業(1学期3年生、2学期2年生、  3学期1年生)などの体験学習を通して「キャリア教育」を推進する。

◇進路実現に必要な『体力づくり』に取り組む。

◇ボランティア活動を経験させることにより、人の「生き方」や「生命」を尊  重する心を養う。

◇さまざまな講演により、“いのち”の大切さを考えさせる。

◇生徒一人一人の進路の実現を、全校あげて支援する。

4.学校運営

◇各学年、各分掌、各職種が、自らの責任を果たし、お互いの理解と協力のもと、 チームワークをもって学校運営にあたる。

◇「学校だより」、「学年だより」、「学校ホームページ」、「学校公開週間」、 年度末の「学校評価」など、情報発信と評価を行う。

◇地域の小学校との連携、都立篠崎高等学校などとの連携を推進し、生徒と教員 の視野を広めていく。

◇通知表の作成など、学校LANによる学校事務を円滑に行う。

◇学校評価委員会で自己評価、外部評価の円滑な企画・運営を図る。

◇学校評議員会、学校評価協議会を活用し、家庭や地域の意見に耳を傾けながら、 相互の連携を一層深め、学校教育への支援体制を確立する。

◇各学期の保護者会では、学校への理解と、学校との協力をより得られるように 工夫する。

5.特別活動

◇学級活動、生徒会活動、学校行事や部活動などを通して、生徒の個性や能力を 最大限伸ばし、生徒の自主性や実践力の育成に努める。

◇ボランティア活動(夏季休業中を含む)によって、生徒に思いやりの心を育む。

◇「朝の読書活動」をより充実させるための工夫を行う。

◇避難訓練(不審者対策を含む)、安全指導に加え、『薬物乱用防止教室』を 含めて「セーフティ教室」を実施し、事故のない、安全で、安心できる  学校づくりを行う。

6.研究・研修

◇『授業力』の向上のために、授業法の工夫・改善について研修する。

◇通知表の作成など円滑に行うために、学校LANによる学校事務研修を行う。

◇職務の遂行をとおして、若手教員の育成をベテラン教員が行う。

◇特別支援教育の定着に向けて、校内委員会の先導により、研修に励む。

◇瑞江・二之江小学校への訪問授業(1学期6年生、2学期5年生)や互い の情報交換・交流の場をつくるなど連絡を密にし、相互理解を深める。

◇江戸川区やそれ以外の研究会・研修会に出来る限り参加し、その成果を校内で の教育活動に生かす。



平成22年度 学校経営方針概要

Posted by 校長 佐々木弘叔 at 12:56 午後
Edited on: 2010/04/26(月) 2:18 午後
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平成22年度 学校経営方針

江戸川区立瑞江中学校

校 長 佐々木 弘叔

○はじめに

  本校着任にあたり、これまでに瑞江中学校が築き上げてきたものを継承し、教職員・保護者・地域の力を結集し、本校の教育目標である「自ら育つ」を目指して教育活動を推進していきたいと考えています。

○基本方針

1 生徒の夢が育つ学校づくり

すべての生徒があらゆる学習活動に喜びを持ちながら主体的に参加し、安全  で安心して生活できる学校にする。

2 教職員の夢が生きる学校づくり

生徒・教職員が互いに尊重し合い、信頼関係に満ちた豊かな人間関係を築   き、思いやりに満ちた学校にする。

 3 保護者や地域住民の夢がかなう学校づくり

保護者や地域住民に信頼される職員として職務を遂行し、保護者や地域住民  と「共育」する学校にする。

○目指す学校像

【学びの柱】 

       教育目標 「自ら育つ」    

【学びの環境をつくる】

     ・挨拶を交わし合う元気な学校

      ・正しく美しい日本語で語り合う節度ある学校

・清潔で緑あふれる明るい学校

・安全で安心して生活できる学校

【学びの心をはぐくむ】

・生命を大切にし、自他を尊重する心

      ・正義感や公正さを重んじる心

      ・努力や協力を惜しまない心

      ・人への思いやりや感謝を忘れない心

      ・美しいものや自然に感動する心

      ・自立や責任感を大切にする心

  【学びの形】

・自分の良さや可能性など自分らしさが発揮できる学校

      ・互いに認め合い、励まし合い、高め合う学校

      ・家庭学習の定着と充実を推進する学習活動を行う学校

○学校づくりに向けての構成員の目指す姿

 生 徒

 ○夢を追い求め、自分の可能性に常に挑戦し続ける生徒

○当たり前のことは必ず実行し、たえず良き学校づくりに努力する生徒

 教職員

○生徒の自己実現のために、とことん面倒をみて、優しさと厳しさをもつ教職員

  ○教科指導と生徒指導に常に工夫改善し、教えることはしっかり教える教職員

 保護者

  ○生徒に家庭での役割を担わせ、家族相互の思いやりを大切にする保護者

  ○生徒の生活リズムと家庭学習に、最大限の配慮をしてくださる保護者

 地 域

○学校の生徒を自分の子どものように見守り、声をかけてくださる地域

  ○学校を理解し、学校に進言や協力をしてくださる地域



新年度の初めに

Posted by 校長 佐々木弘叔 at 12:51 午後
Edited on: 2010/04/26(月) 2:14 午後
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新年度の初めに

               校長 佐々木弘叔

  3月31日をもって、野口直人校長先生がご勇退になり、後任として江戸川区立鹿本中学校より着任いたしました。本校の教育目標である「自ら育つ」のもと、歴代の校長先生をはじめとした教職員、保護者や地域の方々、さらに卒業生の皆様がこれまでに築いてこられた伝統と成果を引き継ぎながら、瑞江中学校の新たな発展を目指して努めて参りますので、よろしくお願いいたします。

 

 さて、入学式で次の三つのことを新入生に話しました。

 はじめは、「夢の実現に向かって努力を続けよう」

   勉強でもスポーツでも、はじめから上手にできる人はいません。わからないから、   下手だから繰り返し繰り返し練習し、周りの人に手助けをもらいながら少しずつ少し   ずつできるようになります。あきらめずに「努力を続けること」これが大事です。

 次に、「たくさんの体験をして見方や考え方を広げよう」

   人は自分が体験したことからたくさんのことを学びます。ですから、いろいろなこ   とを直接体験する毎日の生活がとても大切です。でも、すべてのことを直接体験する   ことはできませんので、読書や人の話を見聞きすることが必要です。より多くの本や  人と出会って、ものの見方や考え方を大きく育てていきましょう。

 最後に、「礼儀正しく、人に感謝できる人になろう」

   礼儀正しい挨拶は「あなたを大切にしていますよ」というメッセージであり、人と   人とのよい関係をつくる基本です。また、人はいろいろな人に支えられお世話になっ   て生きています。これから大人になっていく中学生は、「人間」として、また将来の   「社会人」としての基礎である「礼儀」をしっかり身につけていきましょう。

 

  中学校は義務教育の締めくくりの場です。3年生は1年後に、2年生は2年後に、そして1年生は3年後に、それぞれの夢の実現に向かって自らの道を切り開いていかなければなりません。誰かがしてくれるのものではありません。受け身ではなく、生徒自身が、中学生生活をとおして、様々な学力や技能などを身につけて、行っていかなければならないものです。本校の教育目標である「自ら育つ」は、このことを言っていると思います。

  本年度は、1年150名・4学級、2年153名・4学級、3年148名・4学級で、全校生徒451名・12学級でスタートいたしました。本校の教職員39名が一丸となって生徒の教育に取り組んで参ります。これからも、保護者の皆様をはじめ地域の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。



2010/03/18(木)

「学校だより」  平成21年度3月号

「新・読書のすすめ」

校 長  野 口  直 人

  今年度の「学校だより」7月号で、夏休みを前にして、「読書のすすめ」という巻頭言を書かせていただきました。平成21年3月5日に、東京都教育委員会において策定された「第二次東京都子供読書活動推進計画」の『はじめに』に書かれていた《子供にとって読書とは「言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないもの」・・・・・》から書き始めましたが、覚えていらっしゃるでしょうか。

  平成20年6月には「国民読書年に関する決議」が衆参両院で決議されました。この決議は、読書の街づくりの広がりや様々な読書に関する市民活動の活性化など、読書への国民の意識を高めるため、政官民が協力し、国をあげてあらゆる努力を重ねることを宣言するとともに、「文字・活字文化振興法」の制定から5年目の2010年を新たに「国民読書年」とすることが宣言されています。

  また平成13年12月に公布・施行された「子どもの読書活動の推進に関する法律」では、国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高めるため、4月23日を『子ども読書の日』と定めています。

  江戸川区では、上記のように、2010年が「国民読書年」であることと、4月23日が「子ども読書の日」であることを受けて、平成22年度から「読書改革プロジェクト事業」を推進していくことに決まりました。このプロジェクトは、子どもたちが、本好きになるよう、様々な立場の方からの意見を参考にし、機運を高める具体的な戦略を考えていくことです。

 そして、平成24年度から教科・領域とは別に『読書科』を新設するために、来年度から年間 1,000分程度の読書時間を確保していくことに決まりました。

  本校では、かなり以前から、生徒に読書の習慣をつけようと、毎朝、読書の時間「朝読書」を設けています。“読書”をいっぱいすると、子どもは、広い世界を知り、自分自身の考えを確かめたり高めたりする体験を持ちます。そして、この体験を通し、考える習慣、豊かな感性や情操、思いやりの心などを身につけることができます。また、毎日、読書を続けていくと、勉強が好きになります。効果がすぐに現れるわけではありませんが、成績も少しずつ向上するのです。ぜひ、学校での「朝読書」だけではなく、どこてでも読書の習慣をつけて欲しいものです。

 瑞江中学校の教育目標“自ら育つ”に沿って“自ら読む”



2010/02/24(水)

「学校だより」  平成21年度2月号

Posted by 校長 野口直人 at 10:08 午前
Edited on: 2010/02/24(水) 10:18 午前
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「 あ い さ つ 」

校 長  野 口  直 人

  1月20日(水)午後6時30分から、青少年育成地区委員会の「地域連絡協議会」が東部区民館で開かれました。この会は、東部管内の地区委員の方々に加えて、保護司・主任児童委員・民生委員・共育プラザ館長の方々や、小中学校から小中学校の校長先生・副校長先生・生活指導主任・PTA会長・副会長などの方々がいつも参加される会なのです。  この日は、ある校長先生の問題提起とともに、5つの分科会で協議されました。問題提起の内容は、1.健全育成上の課題 (1) キレる子ども急増 (2) 子どものあいさつがない 2.地域の子どもたちを共に育てていくために・・・・・・でした。  
  1.の(1)については、キレる子どもが急増していると言われますが、文部科学省の調査で、平成20年度の暴力行為の件数は、前年度に比べて、高校は減ったものの、小学校は24%増、中学校は16%増と、低年齢化の傾向にあるようです。暴力行為の増加の原因については、「感情をコントールできない」「規範意識が低下した」「コミュニケーション能力の低下」と分析されています。1.の(2)について言えば、キレる子どもというものは、自分の心の中に他人が入る場所がないのです。だから、あいさつのできない子どもが増えてきたし、あいさつができないから、キレるということもあるのです。そこで2.なのですが、地域の子どもたちを共に育てていくためには、「あいさつ」を推進することになりました。

  私は、瑞江中学校に赴任して以来、あいさつを推進してきました。生徒達も頑張ってくれて、いろいろな方々に、「生徒の皆さんにあいさつをしてもらいましたよ」と、喜んでいただいています。
  あいさつの推進のために、朝礼で、私が話す「あいさつ」の合言葉を三つ紹介します。なぜ三つなのかと言いますと、一年に一回伝えるので、どの学年も三種類知ることが出来るからです。もう、3月で私は定年退職なので、1、2年生にも知ってもらって結構です。

 Part.1  あいさつの《》は、“たたかい心で”の《
       あいさつの《》は、“つもしよう”の《
       あいさつの《》は、“きにしよう”の《
       あいさつの《》は、“づけよう”の《
  Part.2  あいさつの《》は、“かるい声で”の《
       あいさつの《》は、“い気持ちになれる”の《
       あいさつの《》は、“らりと”の《
       あいさつの《》は、“っかえずに”の《
  Part.3  あいさつの《》は、“いがある限り”の《
       あいさつの《》は、“っ回きりではなく、二回でも”の《
       あいさつの《》は、“ん回でも、四回でも、何回でも”の《
       あいさつの《》は、“まってはいけませんよ”の《

 これからも、瑞江中学校は、あいさつの溢れる学校であり続けたいと思います。

 そして、私からも、あらためてごあいさつを申し上げます。

  2月5日(金)の、美術室の火災につきましては、大変、ご心配をおかけ致しました。不幸中の幸いと申しますか、子どもも大人も、一切、命に別状ありませんでした。
  火災の原因等につきましては、8日(月)付けでご報告(文書と学校HP)申し上げましたが、その後は、今のところ、3階の廊下と2Dの教室は、水を被った影響で、電気が使えません。2Dの教室は、いまだ焦げ臭いし、電気が使えないし、ストーブもつかないので、3階のガイダンスルームに移しました。3階のガイダンスルームで行う、英語の少人数授業は視聴覚室に移しました。美術室の改修工事につきましては50日間がメドだそうですが、多田区長様がお見えになったとき、もう少し急がせますと言ってくださったこともあり、新学期には間に合わせていただけるそうです。今回の火災で、改めて、瑞江中学校が色々な方々に支えてくださっていることが分かりました。どうぞ、これからも、よろしくお願い申し上げます。



2010/02/08(月)

美術室全焼の火災について

Posted by 校長 野口直人 at 9:34 午前
Edited on: 2010/02/08(月) 8:39 午後
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2010/01/20(水)

「学校だより」 平成21年度1月号

Posted by 校長 野口直人 at 12:33 午後
Edited on: 2010/01/20(水) 12:37 午後
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「 償 い 」

校 長  野 口  直 人

 ちょっと前の話になりますが、昨年の11月30日(月)の朝礼での話(「償い」の大事さ)のもとになったことをお話し致します。

  それは、10月9日(金)の19時からの、小岩アーバンプラザで行われた、江戸川区立中学校PTA連合会の学年・学級講演会のことでした。それは、落語家の桂才賀師匠の「子どもを叱れない大人たちへ」というテーマのお話しでした。
  桂才賀師匠は、1972年、桂文治に入門し、80年には三代目古今亭志ん朝門下に移籍し、古今亭朝次と名乗りました。二つ目で、今でも日曜日夕方の高視聴率番組「笑点」のメンバー(8年間)になりました。85年には、真打ちに昇進し、七代目桂才賀を襲名したのです。
  才賀師匠は、26年前ふと思い立ち、沖縄で少年院への慰問を始めたのをきっかけに、ほぼ毎月のようにボランティア慰問を続けています。少年院への慰問は、もう千回以上になるそうです。現在は、法務省少年院篤志面接委員という立場にあります。

 以下、主な講演内容です。
  才賀師匠の著作に、「子どもを叱れない大人たちへ-少年院の子どもたちから親・教師へのメッセージ-」というものがありますが、その題名のもとになったのは、子どもの作った一つの川柳『たまにはヨ  叱ってみろヨ  大人たち』です。“叱る”と“怒る”は違います。“叱る”とは、過ちを正すことであり、“怒る”とは、感情だけで愛情はないのです。子どもが万引きをしたスーパーに呼ばれた親が、「あんた、何でこんな所にいるの、塾にも行かないで」というのは、叱っているのではなく、怒っているだけなのです。  小田原の少年院の次長さんが、「子どもを非行化させる10カ条」を作られました。それは、1.幼い時から、放りっぱなしにする。2.子どもが、欲しいと言ったら、何でも買い与える。3.子どもの間違いや失敗は、理由も聞かずに怒り飛ばす。4.子どもが、どこで何をしようと気に止めない。5.兄弟やよその子と比べる。6.忙しいからと言って、食卓のだんらんは取らない。7.子どもがよいことや努力してもほめない。8.子どもの前で、夫婦ゲンカをする。9.お金こそ人生だと教え込む。10.子どもの前で法律、学校、警察の悪口を言い、社会の決まりや公共機関への敵意を植え付ける。
  少年院に入ると、最初の10日間は、「単独室(=独房)」で生活します。そこで色々な作文を書かせます。例えば、嬉しかった親の一言は「裁判官、息子がぐれたのは私の責任です」、悲しかった親の一言は「お前なんか産むんじゃなかった」、親に言いたい一言は「前みたいに、おもいっきり叱ってくれよ」などです。

 悪いことをしたら、捕まって、裁かれて、罰を受ければそれで終わりなのではありません。“償い”が大事なのです。
  今から8年前、東急田園都市線の車内で、酔った銀行員の足が少年に当たったということで、4人の少年は、その銀行員に三軒茶屋のホームで暴行を加え、死なせてしまいました。裁判の中で、少年たちは、「申し訳なく思う」とか「自分を変えていきたい」などと言いながらも、本当に反省しているのか疑問に思われるような態度でした。裁判官は、判決を言い渡した後、少年たちを説諭しました。
  刑を終えて出所したら、さだまさし「償い」という歌を聞きなさいと言う。この歌は、ある実話に基づいていました。その実話とは、・・・・・・・・・・      
  働き者のゆうちゃんは、その日の仕事が終わって疲れ果てていましたが、届け物を頼まれて引き受けました。その日は、雨が降っていたので、夜、前が見にくくなっていて、届け物を済ませた帰り、ブレーキが間に合わず、横断歩道を渡る人をはねて、死なせてしまいました。その人の奥さんにわびましたが、奥さんは、「人殺し。あんたを絶対に許さない」とゆうちゃんに言いました。交通刑務所で刑を終えて出所した後、ゆうちゃんは給料の中から、毎月、奥さんに仕送りしました。奥さんは、中も見ずに送り返しました。それでも、仕送りを続けました。7年もたって、奥さんから初めて返事が来ました。「ありがとう。あなたの優しい気持ちは、とてもよくわかりました。だから、どうぞ送金はやめてください。あなたの文字を見る度に、主人を思い出して辛いのです。あなたの気持ちは分かるけど、それより、どうか、もうあなたご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい。」ゆうちゃんは、返事が来たことがとても嬉しかったのです。でも仕送りは、それからも続けました。それが、・・・・・・・・・「償い」というものです。



2009/12/22(火)

「学校だより」  平成21年度12月号

Posted by 校長 野口直人 at 7:04 午後
Edited on: 2010/01/17(日) 7:08 午後
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「かかとふんづけゼロ」

校 長  野 口  直 人

 平成19年度、今の3年生が1年生の年の、12月25日の終業式の日でした。

  終業式での私の話は、次のような内容でした。「・・・・・夜、生徒の下駄箱で、上履きのかかとを踏み付けていると思われる人の数を数えてみるとそんなには多くありませんでした。これだけ少ない学校は、他にないかも知れません。しかし、この学校は、瑞江中学校ですよ。「自ら育つ」瑞江中学校です。開校60周年記念式典で、今後の誓いを立てた瑞江中学校です。だから、上履きのかかとを踏み付ける人は、誰もいないという状態になれるでしょう。ぜひ、“かかとふんづけゼロの学校”を目指しましょう。上履きができたら、下履きもできます。それが実現されたときには、他のどのようなことでも、しっかりとできる学校になるでしょう。例えば、今、しっかりと挨拶が出来る学校であるように。[その年の12/3の朝礼では、“世界人権週間”の話と“夢”についての話を合わせて、アメリカ合衆国の黒人差別を無くし、黒人の地位を向上させることに一生を捧げたキング牧師の有名な演説=“I have a dream.”についてと“I have a dream.”を題材にした“金八先生の”のドラマでの話を、話しておいたので、それに続けて・・・・・]「かかとふんづけゼロの学校」それが、私の夢です。I have a dream.You have a dream.We have a dream.・・・・・・・」

  こういう話をして、早2年がたちました。その時の1年生は3年生になり、今、自分の進路に立ち向かっています。この2年間、何度となく、かかとふんづけについては呼びかけてきました。担任の先生にも、協力を呼びかけました。幾度も、私自ら、強硬指導をしようとも思いましたが、今のところは、思い留まって、いつの日かは、生徒自ら直したり、「かかとふんづけゼロ」について学級や学年で取り組んでくれることを信じています。・・・・「自ら育つ」学校ですから。・・・・先日の夜、数えてみると後7人でした。

  この2学期は、それぞれの学年で、いろいろな次元でのルール違反が目立ちました。残念ながら、朝礼での私の話も、それに関する話が多かったような気がします。『瑞江中黄金時代』を経て『瑞江中新時代』を築きつつあったのですが、それは、もうすぐだとは思いますが、いつ完成するでしょうか。

  私は、この3月で定年退職します。なんとか、瑞江中学校の揺るぎない伝統を築いておきたい気持ちがあります。小さいことのようで、難しく、しかも、生徒の学校生活の仕方に対する心構えを如実に表している“かかとのふんづけ”は、何としても“ゼロ”にしたいです。・・・・・・後、3カ月。



2009/11/26(木)

「学校だより」  平成21年度11月号

「学芸発表会とインフルエンザ」

校 長  野 口  直 人

  最後の学芸発表会でした、・・・・・・・・・・3年生にとって、そして私にとって。それは、3年生にとっては、3月で卒業だから。そして、私にとっては、3月で定年退職だからです。3年生と私は、他の誰よりも楽しみにしていました。その学芸発表会が、中止になってしまいました。

  10月31日(土)の学芸発表会を前にして。2年D組でインフルエンザA型の感染者が基準に達し、26日(月)には繰り上げ下校にし、27日(火)から29日(木)まで学級閉鎖になりました。しかし、その後も改善せず、学級閉鎖は30日(金)まで延長しました。その時点で、2年生の学芸発表会への準備は間に合わず、学芸発表会は11月4日(水)に延期としました。7日(土)、8日(日)への延期も検討されましたが、7日は、瑞江中での科学センターの開催、バドミントン部のブロック大会出場、8日は、テニス部男子の関東大会出場、バドミントン部のブロック大会出場、剣道部男子の都大会出場などで無理だったのです。
  どんなに練習不足でも、どんなに準備不足でも、何としてでも行いたかった学芸発表会の当日、11月4日(水)は、2年のインフルエンザA型による欠席者は18名、直ちに繰り上げ下校にし、6日(金)までの2年学年閉鎖になり、学芸発表会は中止になりました。
  待ちに待った学芸発表会、練習と準備に全校の生徒達が全力を注いだ学芸発表会、そして3年生にとって、私にとって最後の学芸発表会はついに中止になってしまいました。それでも、学芸発表会を楽しみにしていた生徒達と保護者の方々には、なんとか、何回かに分けた『各発表の相互見学会』を見ていただこうと計画いたしました。
  ところが、今度は、13日(金)、1年D組の繰り上げ下校から17日(火)までの学級閉鎖になりました。その学級閉鎖もとけないうちに、16日(月)、1年C組も感染者が増え1年全体の繰り上げ下校から19日(木)までの1年学年閉鎖になり、18日(水)から20日(金)までの期末考査は、2、3年だけで行い、1年の期末考査は24日(火)から26日(木)に延期されました。20日(金)も、1年生のインフルエンザ感染の状況が思わしくなく、繰り上げ下校にしました。
  そのため、『各発表の相互見学会』も、次々と中止になり、ほとんど出来ずじまいになりそうです。今後、インフルエンザ感染の状況により、再検討いたします。

  6月の3年生の修学旅行が江戸川区教育委員会の決定により延期になり、8月の27日(木)~29日(土)になんとか実施の運びとなったとき、出発から帰着まで全員マスクをし、当日や校内への感染を防ぎ、区内33の中学校で閉鎖のない中学校の最後の3校まで頑張っていましたが、ついに力つき、大事な大事な学芸発表会がインフルエンザに負けてしまいました。
  この経緯の中では、連絡も十分にできず、しかも、ことごとく、延期、中止となってしまい、申し訳ございませんでした。そのご迷惑をお掛けした中で、「学芸発表会中止になって学校に不信感あり」のような、保護者の方からのご意見をいただきました。新型インフルエンザは、現在、パンデミック(世界的大流行)と言われ、世界での正確な感染者数の統計ができないぐらいになっています。日本では、今現在14人に1人が感染した(約902万人)と言われます。11/10現在、日本では47人の方が亡くなっています。世界のためにも、日本の国のためにも、受験を控えた3年生のためにも、感染を拡大させる訳にはいきません。そんな中で、一中学校で行事のためのわがままをするわけにはいきません。なのに“学校不信”といわれ、私は教師歴36年の中で、一番悲しい思いをしました。
  学芸発表会が中止で一番残念で悲しいのは、生徒達です。でも、たとえ、このまま、一回もご披露することが出来なかったとしても、平成21年度の学芸発表会の演技や、演奏や、大道具や、小道具や、衣装は、努力した生徒達の心の中で、それぞれが輝いています、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・永遠に!

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「学校経営方針」紹介その3

 9月号に続いて、平成21年度の「学校経営方針」をご紹介したいと思います。
  [下線部は、昨年度との変更点](学校HPには、4月以来、全文掲載されています。)
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Ⅳ.具体的方針 の 続き

3.進路指導
◇  3年間を見通した進路指導計画に沿い、職場体験(『チャレンジ・ザ・ドリーム』)、上級学校訪問、高校からの訪問授業(1学期3年生、2学期2年生、3学期1年生)などの体験学習を通して「キャリア教育」を推進する。
◇  進路実現に必要な『体力づくり』にも取り組む。
◇  ボランティア活動を経験させることにより、人の「生き方」や「生命」を尊重する心を養う。
◇  さまざまな講演により、“いのち”の大切さを考えさせる。
◇  生徒一人一人の進路の実現を、全校あげて支援する。

4.学校運営
◇  各学年、各分掌、各職種が、自らの責任を果たすとともに、お互いの理解と協力を実践し、チームワークにより全体の『学校力』を高める。
◇  「学校だより」、「学年だより」、「学校ホームページ」、「学校公開週間」、年度末の「学校評価」などにより、開かれた学校づくりを推進する。
◇  地域の小学校との小中連携、都立篠崎高等学校をはじめとする中高連携を推進し、生徒も教員も視野を広めていく。
◇  学校評価委員会で自己評価、外部評価の円滑な企画・運営を図る。
◇  学校評議員会、学校評価協議会を活用し、家庭や地域の意見にも耳を傾けながら、互いの連携を一層深め、学校教育への支援体制を確立する。
◇  各学期の保護者会で、学校への理解と、学校との協力をより得られるように工夫する。

5.特別活動
◇  学級活動、生徒会活動、学校行事や部活動などを通して、生徒の個性や能力を最大限伸ばし、生徒の自主性や実践力の育成に努める。
◇  ボランティア活動(夏季休業中を含む)によって、生徒に思いやりの心を育む。
◇  「朝の読書活動」をより充実させるための工夫を行う。
◇  避難訓練(不審者対策を含む)、安全指導に加え、『薬物乱用防止教室』を含めて「セーフティ教室」を実施し、事故のない、安全で、安心できる学校づくりを行う。

6.研究・研修
◇  教師の『授業力』を磨くために、校内研修会などで、授業法の工夫・改善について研修する。
◇  各教科の絶対評価と指導との一体化にかかわる研修を一層深める。
◇  特別支援教育を的確に根付かせるべく、保健給食部を中心として校内委員会が先導し、全教職員が研修に励む。
◇  スクールカウンセラーによる教育相談を活用し、学校全体の教育相談体制を整備するための研修を行う。
◇  江戸川区やそれ以外の研究会・研修会に出来る限り参加し、その成果を校内での教育活動に生かす。

7.その他
◇  生徒が、地域を愛し、地域の発展に寄与できる大人に育つことをいつも念頭に置いておく。
◇  学校選択制を忘れる事なく、また、しばられる事なく教育の本質を貫く。
◇  瑞江小学校、二之江小学校への訪問授業(1学期6年生、2学期5年生)を行うなど、連絡を密にし、互いの情報交換や交流の場をつくり、小中連携を推進し、互いの良いところを認め合うよう努力する。



2009/11/10(火)

学芸発表会中止に伴う各発表の相互見学会について

Posted by 江戸川区立瑞江中学校 at 6:25 午後
Edited on: 2009/11/13(金) 6:25 午後
Categories: 002_校長より

 



2009/10/29(木)

「学校だより」  平成21年度10月号

Posted by 校長 野口直人 at 10:36 午前
Edited on: 2009/11/13(金) 10:42 午前
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

「 千 日 回 峰 行 」

校 長  野 口  直 人

  世の中のあらゆる人には、大なり小なり、辛いことや苦しいことがあります。その辛いことや苦しいことに、打ち勝ち克服する人もいますが、中には、負けて逃げてしまう人もいます。

  9月28日(月)の朝礼で、生徒達に、「辛いことや苦しいことに負けるなよ」ということを言いたかったとき、9月18日(金)のニュースからお話をしました。それは、天台宗の総本山、延暦寺に伝わる「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」に挑んでいた光永圓道さん(34歳)=大津市、大乗院住職=が、この日に満行し、最後の回峰を終えたというニュースでした。そして、「千日回峰行」の説明をし、この辛くて苦しい行(ぎょう)を行うよりは、私たちが、辛いことや苦しいことに打ち勝つ方がやさしいでしょう、と話しました。だから、どんな辛いことや苦しいことにも負けないで頑張りましょう、と訴えました。

 ここで、改めて、荒行中の荒行といわれる「千日回峰行」についてご説明致します。

  光永圓道さんは「千日回峰行」を満行することによって“大阿闍梨(だいあじゃり)”の尊称を与えられました。この“大阿闍梨”は、戦後13人目で、記録の残っている16世紀末からでもたったの50人目です。
  「千日回峰行」とは、1,000日続けてではなく、7年間にわたる通算で1,000日の行なのですが、全部で地球1周分にあたる約4万㎞の行程を巡礼するのです。
  最初の3年間は、1年のうち100日だけ行が許され、比叡山中を1日30㎞を歩いて255カ所の霊場を巡拝します。続く2年間は、1年に200日、同じ行を行い、この5年間で通算700日となります。ここに至って、9日間の『断食、断水、不眠、不臥(ふが)』の行に入ります。通常、人間が断食・断水状態で生きられる生理的限界は3日間であるとされていることを考えれば、信じ難いほどの苦行であるといえるでしょう。
  この行の後、6年目は、又、100日の行になりますが、1日に歩く距離は60㎞と倍増し、巡拝する霊場は266カ所に増えます。7年目は、前半の100日間が、京都を1日84㎞、300カ所を巡拝します。1日の睡眠時間はたったの2時間、夜中の12時起きて歩き始めるそうです。最後の100日間は、当初の1日100㎞の行に戻ります。これで、合計1,000日間、歩く距離は約4万㎞になります。
  この想像を絶する「千日回峰行」を2度行った人もいるのです。史上、3人いますが、最後は大阪の酒井雄哉さんは、人生の苦しみを背負い、昭和40年39歳で得度し、昭和48年、1度目の「千日回峰行」を開始し、昭和55年、達成すると、半年後、2度目の 「千日回峰行」を断行し、昭和62年7月5日、達成しました。回峰行者の中で、過去最高齢61歳の時でした。

  「私たちと天台宗のお坊さんとは違うでしょ」と言われるかもしれませんが、私は、同じ人間だと思います。同じ人間が、こんな苦行を成し遂げられるんだから、私たちも辛いことや苦しいことを乗り越えられないわけはありません。ぜひ、大人も、子どもも、自分の辛さ、苦しさに、背を向けずに、全力で頑張りましょう。



2009/09/30(水)

「学校だより」  平成21年度9月号

Posted by 校長 野口直人 at 4:18 午後
Edited on: 2009/10/01(木) 4:32 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

「ルールとは 世界を救う 道しるべ」

校 長  野 口  直 人

  夏休みが例年より1週間早く終わろうとする8月21日、タワーホール船堀で、江戸川区保護司会や江戸川区更生保護女性会が主催する社会を明るくする運動江戸川区実施委員会の「第19回  区民の集い」が行われました。
  その中で、少年の非行防止等をテーマに実施した標語コンクールの受賞作の表彰式がありました。優秀賞に輝いた受賞作の中に、本校1年生の 渡邊 丈 君の標語があり、ステージには堂々とした渡邊君の姿がありました。

  「ルールとは  世界を救う  道しるべ」

  これが、渡邊君の標語です。何とも頼もしい、すべての中学生の心の中に刻んでほしい言葉ですね。私は、2学期に入って、始業式や朝礼で、この渡邊君の標語を渡邊君自身に発表してもらったうえで、生徒に、ルールの大切さ、しかもルールはあるだけでは意味がなく、守らなければいけないことを訴えました。

  1学期の6月25日に行った『薬物乱用防止教室』でも生徒に訴えた薬物の怖さが、ある芸能人の覚醒剤による逮捕で、相当、マスコミが騒いだことで、生徒達もよく理解できたかも知れません。薬物についての“ルール”は、人間が人間であるために守るべきルールですが、実際には守れず、苦しんでいる中学生や高校生が、この世の中に多くいるのが現実です。
この薬物汚染や非行・心の問題にかかわり、中学生や高校生の更生・非行防止・薬物汚染の拡大の予防のための活動を精力的に行っているのが、若者達から「夜回り先生」と呼ばれている水谷  修氏です。
  8月21日の「第19回 区民の集い」の標語コンクール表彰式に引き続き、水谷 修氏の講演が行われました。

 水谷  修氏は、1956年生まれ、上智大学卒業後、横浜市の高校教師になりました。18年前、定時制に転任したのをきっかけに、繁華街の“夜回り(深夜パトロール)”が始まりました。多くの(今まで約16,000人)若者達と触れ合い、手紙や電話やメール(メール相談は5年半で49万件)でもやり取りをし、何人もの若者達が心を開き、更生していきました。それでも薬物の魔力から逃れ切れず、死んでいった若者もいたといいます。今までかかわった若者達の中で、41人が薬物・ドラッグで死に、4人が殺人を犯し、74人が心を病み、自殺・事故死・病死したそうです。

 水谷  修氏の講演で、環境に負け、誘惑に負ける若者がいかに多いかがわかりました。瑞江中学校の生徒がそうならないために、私は、本校の生徒に対して、徹底してルールを守ることのできる人になるよう指導していきたいと思います、・・・・・・・・・・・・将来の“夢”のために、“夢の実現”のために!

  「ルールとは  世界を救う  道しるべ」

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「学校経営方針」紹介   その2    

 6月号に続いて、平成21年度の「学校経営方針」をご紹介したいと思います。 [下線部は、昨年度との変更点]

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Ⅳ.具体的方針

 1.学習指導

◇  新学習指導要領の趣旨を実現するため、移行については、良く研究し、遺漏の無いように取り組む。
◇  『確かな学力向上推進プラン』に従いながら、より一層「分かる授業」「楽しい授業」を目指し、習熟度別学習や課題別学習を取り入れ、個に応じた多様な学習法を展開し、授業改善を行う。
◇  国語・数学・英語においては、習熟度別編成の授業を取り入れながら、少人数指導を大いに活用して、生徒一人一人の能力の伸長を図る。
◇  学校では、学び合い、認め合い、励まし合い、高め合う姿のある教室を築くとともに、保護者と連携し、家庭学習推進運動により、家庭でのよき学習習慣も身につけさせる。
◇  授業における教師と生徒の信頼関係を築き、授業に対しては、高い意欲、良い態度で臨ませる。
◇  「総合的な学習の時間」では、生徒が、自らの「生き方」を考えながら、体験学習を核とするために、学校以外の人材や施設・機関などとの協力や連携を図り、生徒が主役で、主体的に学び、学ぶ喜びや達成感を高める。
◇  学芸発表会・展示発表会のみならず、日頃から、学年毎の計画により、廊下の掲示板を活用し、学習への意欲を刺激する工夫を行う。
◇  あらゆる教育活動の機会をとらえて、「食育」の推進を図る。

2.生活指導

◇  『人間力』の基礎である“豊かな心”を育てるために、「道徳の時間」を大切にしながら、あらゆる教育活動の中で「心の教育」を推進する。
◇  集団生活を通して善悪の判断力を培い、物を大事にし、人を思いやるなど、生徒に社会性や社会的な規範意識を育て、『いじめ』や『暴力』は絶対にやらせない。
◇  『いじめ』の元となる、携帯電話やインターネットへの書き込みについては、家庭にも協力を求め、徹底して指導する。また、犯罪に巻き込まれないための、携帯電話やインターネット利用法についても指導する。
◇  生活指導の基盤である生徒理解のために、教師が生徒と対話する機会を数多くもつように努めるとともに、教員と養護教諭とスクールカウンセラーの連携を整備し、『不登校』を未然に防いだり、解決したりする。また、学習相談室にも協力を依頼する。
◇  教職員全員が統一のとれた生活指導ができるように、生活指導についての共通理解を図り、情報交換を密にする。また、必要な報告・連絡・相談は欠かさない。
◇  家庭や地域と連携し、あらゆる機会をとらえて“早寝、早起き、朝ごはん”のキャッチフレーズのもと、家庭での生活リズムの改善を図り、生徒の健全育成に努める。特に、今までけして少なくはない『遅刻』を無くしていく。
◇  校長は、「開かれた校長室」を築き、校長室で生徒と会食しながら生徒との交流をもち、それによって得られる生徒理解を学校経営の基礎とする。

    ※ 続きは、次号以降に掲載させていただきます。(学校HPには、4月以来、全文掲載されています。)



2009/08/12(水)

新型インフルエンザの拡大感染の予防について

 

 



2009/07/27(月)

「 学 校 だ よ り 」 平成21年度7月号

Posted by 校長 野口直人 at 5:02 午後
Edited on: 2009/08/06(木) 5:27 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

「読書のすすめ」

校 長  野 口  直 人

  平成21年3月5日、東京都教育委員会において、「第二次東京都子供読書活動推進計画」が「子どもの読書活動の推進に関する法律」(平成13年法律154号)第9条第1項の規定に基づき決定されました。

  この推進計画を調べてみると、『はじめに』に次のように書かれていました。

  子供にとって読書とは「言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないもの」(「子どもの読書活動の推進に関する法律」第2条)です。

  読書により、子供は広い世界を知り、自分自身の考えを確かめたり高めたりする体験を持ちます。そして、この体験を通し、考える習慣、豊かな感性や情操、思いやりの心などを身につけることができます。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  このように、読書は子供が自分の将来に夢を持ち、自己実現を図っていく上で極めて重要な役割を果たしています。

  現実はどうかと言いますと、中学生の読書離れが進み、本を読む生徒が少なくなっています。1カ月の間に1冊も本を読まなかった児童・生徒の割合(“未読者率”)は、「第一次東京都子供読書活動推進計画」の効果もあって、平成15年度の調査に比べるとやや減ったものの、平成19年度の調査では、小学2年で5.8%、小学5年で9.0%、中学2年で23.4%、高校2年で47.8%でした。

  中学生の、読書をしない主な理由は、「読みたい本がないから」「読む時間がないから」「読む気になれないから」「テレビやゲームの方がおもしろいから」「マンガをよく読んでいるから」等でした。又、小学校では読書をしていたけど、中学校に入ってから読書をしなくなったという生徒の理由は、「部活動をすると読書する時間がなくなった」「受験の方が大切だから読書する暇がなくなった」「おもしろい本が見つからないから」「読書経験が少なく、読書自体に苦手意識がある」等です。

  本校では、かなり以前から、生徒に読書の習慣をつけようと、毎朝、読書の時間「朝読書」を設けています。“読書”の重要な役割ついては、先述しましたが、簡単に言いますと、毎日、読書を続けていくと、勉強が好きになります。効果がすぐに現れるわけではありませんが、成績も少しずつ向上するのです。もうすぐやってくる夏休みに、ぜひ、読書の習慣をつけて欲しいものです。

  読書が苦手な人には、次のことを心掛けて欲しいと思います。

一、自分が興味があり、関心がある本を探すこと。

二、できるだけページ数の少ない本や絵とか写真とかが入っている本を選ぶこと。

三、一日にあまりたくさん読もうとせず、毎日、少しずつ読むこと。

  読書はよく登山に例えられます。それは、本にはおもしろくない部分がありますが、我慢して読み続け、そこを乗り越えると、また、おもしろくなるのです。苦しいことを乗り越えて、一冊を読み終えたときは、爽快な気分にさせられます。そして、満足感や達成感を味わえるのです。

  哲学者であった亀井勝一郎さんは、「読書の目的は、自分の理想とする人間像を心の中に確立することである」と述べています。読書をすることで、単に知識を得るだけではなく、私たちは他人の体験や経験、それに考え方を学ぶことができます。そのことによって、さらに視野を広めたり、深く考える方法を身につけることができ、人間的にも成長するのです。

 今度の夏休みでは、日頃の『朝読書』以上に、読書に意欲を持って取り組んで欲しいと思います。

 参考になる推薦図書 (参照『お~い中学生!!本はよかバイ。』熊本県書店商業組合)

        夏休みに、何冊読めるでしょうか?!   

1.勇気・元気をくれる本

「十五少年漂流記」ジュール・ベルヌ、「大きな森の小さな家」ローラ・インガルス・ワイルダー、「灘校キムタツの  頑張ってるから悩むねん」木村達哉、「どくとるマンボウ青春期」北杜夫、「青春デンデケ・デンデケ」芦原すなお、「青葉繁れる」井上ひさし、「いま、きみのいのちの詩を  詩人52人からのメッセージ」水内喜久雄、「だから、あなたも  生きぬいて」大平光代、「ボクの音楽武者修行」小澤征爾、「五体不満足」乙武洋匡、「落ちこぼれてエベレスト」野口健、「トトの勇気」アンナ・ガヴァルダ、「植村直己・地球冒険62万キロ」岡本文良

2.泣けるくらい感動する本

「木を植えた男」ジァン・ジオノ、「八月の髪かざり」那須正幹、「15(フィフティーン)」中嶋洋一  他、「火垂るの墓」野坂昭如、「オランウータンに森を返す日」川端裕人、「エンデュアランス号」キャロライン・アレグザンダー、「少女アンネ  その足跡」エルンスト・シュナーベル、「ユウキ  世界で8番目のたたかいに勝った男の物語」岸川悦子、「アンネの日記」アンネ・フランク、「生き方が見つかる  青春の読書案内」小川義男、「こんにちはアグネス先生」カークパトリック・ヒル、「千の風になって」新井満、「アラスカ風のような物語」星野道夫、「アルジャーノンに花束を」ダニエル・キイス、「オーロラの彼方へ」星野道夫、「ドッグ・シェルター  犬と少年たちの再出航」今西乃子、「地雷を踏んだらサヨウナラ」一ノ瀬泰造、「兎の眼」灰谷健次郎、「この世でいちばん大切なものは」キム・ホンシク、「博士の愛した数式」小川洋子、「ヨーロッパぶらりぶらり」山下清、「盲導犬クイールの一生」秋元良平(写真)・石黒憲吾(文)、「悲しい本」マイケル・ローゼン

3.ゆっくり自分を見つめる本

「太陽の子」灰谷健次郎、「トムは真夜中の庭で」フィリパ・ピアス、「あのころはフリードリヒがいた」ハンス・ペーター・リヒター、「星の王子さま」サン・テグジュペリ、「モモ」ミヒャエル・エンデ、「夏の庭」湯本香樹実、「ガラスのうさぎ」高木敏子、「走れメロス」太宰治、「流れる星は生きている」藤原てい、「人を助ける仕事」江川紹子、「生きることの意味  ある少年のおいたち」高史明、「ひとりぼっちのスーパーヒーロー」マーティン・リーヴィット、「アルケミスト  夢を旅した少年」パウロ・コレーリョ、「14歳の心理学」香山リカ、「モリー先生との火曜日」ミッチ・アルボム、「屋根裏部屋の秘密」松谷みよ子、「十二歳」椰月美智子、「こどもたちへ夜回り先生からのメッセージ」水谷修

4.知る喜びがわかる本

「世界のたね  真理を追いもとめる科学の物語」アイリック・ニュート、「世にも美しい数学入門」藤原正彦・小川洋子、「せいめいのれきし」バージニア・リー・バートン、「40カ国語習得法」新名美次、「12歳からの映画ガイド」佐藤忠男、「シートン動物記」アーネスト・トムソン・シートン、「数の悪魔  算数・数学が楽しくなる12夜」ハンス・マグヌス・エンツェンスペルガー、「森は生きている」富山和子、「地雷ではなく花をください」葉祥明(絵)・柳瀬房子(文)、「じっくり見たい『源氏物語絵巻』」佐野みどり、「細川ガラシャ夫人」三浦綾子、「中学生からの作文技術」本多勝一、「沈黙の春」レイチェル・カーソン、「木の教え」塩野米松、「大地の声  アメリカ先住民の智恵のことば」阿部珠理、「カラー版 絵の教室」安野光雅、「もっと知りたい!十二支のひみつ」大高成元、「ゾウの時間・ネズミの時間  サイズの生物学」本川達雄、「ことばあそびうた」谷川俊太郎、「13歳のハローワーク」村上龍、「算法少女」遠藤寛子、「13歳からの論理ノート」小野田博一、「15歳からの大学選び」石渡嶺司、「人間が地雷をすてる日」柳瀬房子、「龍馬がゆく」司馬遼太郎

5.想像の世界を楽しむ本

「グッドラック」アレックス・ロビラ、「ぼくらの七日間戦争」宗田理、「ゲド戦記」ル・グウィン、「アルプスの少女ハイジ」ヨハンナ・スピリ、「アラビアン・ナイト」ディクソン、「西遊記」呉承恩、「クローディアの秘密」E.L.カニグズバーグ、「削除ボーイズ0326」方波見大志、「ガリバー旅行記」ジョナサン・スウィフト、「不思議の国のアリス」ルイス・キャロル、「ジーキル博士とハイド氏」ロバート・ルイス・スティーヴンソン、「ロビンソン漂流記」ダニエル・デフォー、「ロミオとジュリエット」ウィリアム・シェークスピア、「海底2万マイル」ジュール・ヴェルヌ、「怪談」ラフカディオ・ハーン、「羽根の鎖」ハンネレ・フオヴィ、「若草物語」ルイザ・メイ・オルコット、「赤毛のアン」ルーシー・モード・モンゴメリー、「ペーターという名のオオカミ」那須田淳、「宝島」ロバート・ルイス・スティーヴンソン、「巌窟王」アレクサンドル・デュマ、「ダレン・シャン  奇怪なサーカス」ダレン・シャン、「日本昔話百選」稲田浩二・稲田和子、「たんぽぽのお酒」レイ・ブラッドベリ、「チョコレート工場の秘密」ロアルド・ダール、「レ・ミゼラブル」ヴィクトル・ユーゴー、「バーティミアス  サマルカンドの秘宝」ジョナサン・ストラウド、「はてしない物語」ミヒャエル・エンデ、「黄泉(よみ)がえり」梶尾真治、「水滸伝」施耐庵、「ナルニア国物語」C.S.ルイス、「時の旅人」アリソン・アトリー、「指輪物語」J.R.R.トールキン、「イサナと不知火(しらぬい)のきみ」たつみや章、「精霊の守り人」上橋菜穂子、「封神演義」許中琳、「トム・ソーヤーの冒険」マーク・トウェン、「夏の洞窟」荒川じんぺい



2009/06/26(金)

「 学 校 だ よ り 」 平成21年度6月号

Posted by 校長 野口直人 at 9:41 午前
Edited on: 2009/08/06(木) 5:27 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

「 運 動 会 と 天 気 予 報 」

校 長  野 口  直 人

 6月6日(土)、本校の運動会予定の日。私は前の日まで、天気予報を見ながら、実施できると信じていました。

今年度は、6月13日(土)から3年生の修学旅行が予定されていました(結局は、新型インフルエンザの関係で、8月に延期されたのですが)。修学旅行は、新幹線の割り振りの関係で、2年前のうちに抽選で日程が決められてしまうのです。しかも、その前の何日かは、事前指導が必要なので、かなりの日数の制約が生まれます。そして、中間考査と期末考査に挟まれるのですから、もともと運動会の日程決めは難しいのです。そして今年度は、定例校長会が6月9日(火)なので、条件が悪すぎました。  
  例年は、運動会当日、雨でできないときは、準備とグラウンド・コンディションの関係で、日曜日にはやらずに土曜日に授業をしてしまい、月曜日は土曜日実施したとしての振替休業日のままにしておき、火曜日を第一予備日にして、以下、順延するのです。しかし、今年度は、先述した条件のために、日曜日を第一予備日にし、月曜日を第二予備日にし、それ以降は実施できずに中止になるのです。
  だから、何としても土曜日にやりたかったのです。しかも、日曜日に実施となると、テニス部と剣道部の都大会と重なってしまい、二つの部の生徒は、運動会には参加できなくなるのです。
  6月6日(土)の朝、祈りも空しく、強い雨が降っていました。とりあえず、6時頃学校に行き、副校長先生と体育科の先生と相談しましたが、まずは延期を決定し、翌日の実施が可能かどうかも相談したのですが、これだけ降ると翌日晴れても走る生徒にとってコーナーは滑りやすく危険であろうということで、日曜日の予備日は飛ばして、月曜日一日に賭けることにしました。ちなみに、7日(日)はとてもよく晴れました。
  6月8日(月)、朝から、雨がぱらついていました。しかし、天気予報での降水確率は、一日、「0%」だったので、実施可能と信じて開始しました。開始のころからは、雨はあがり、曇りのまま一日濡れることなく、運動会を実施することができました。炎天下で行うより、かえって曇り空は、生徒にとって具合悪くならずによかったと思います。ウィークデーの開催ということで、観客はだいぶ少ないであろうと心配したのですが、予想に反してたくさんの方に見ていただけました。お手伝いの保護者の方々や、地域の方々にはたくさんのご迷惑をかけてしまいましたが、申し訳ございませんでした。このような変則的な日程にもかかわらず、いつも通りご理解いただき、しかも例年のように、いや例年以上に運動会を盛り上げていただいたこと、感謝の念でいっぱいでございます。

  6日(土)と8日(月)の前後は、インターネットで天気予報とにらめっこだったのですが、二つのことを学習しましたので、ご存じかも知れませんが、皆様にお伝え致します。
   ①「一時雨」と「時々雨」では、どちらが長時間雨が降るのか
      天気予報における“一時”とは、「時間が全体の4分の1未満」の意味であり、“時々”とは、「時間が全体の4分の1以上2分の1未満」の意味なので、「時々雨」の方  が長時間雨が降ります。
   ②「降水確率」とはどういう意味か
      『降水確率50%』とは、「その地方の半分で雨が降る」のでも「今日、雨が降る確率は5分5分」なのでもありません。「その地方全域で1ミリ以上の雨が降る確率が10回中5回ある」という意味なで、その地方の一部で降っても、1ミリ以下の雨が降ってもカウントされないので、実際の確率はもっと高いのです。

「学校経営方針」紹介 その1   

 今月号から、学校ホームページではすでに公開済みですが、平成21年度の「学校経営方針」を何回かに分けてご紹介したいと思います。

◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

平成21年度学校経営方針(平成21年4月3日)

江戸川区立瑞江中学 校 長  野 口 直 人

【はじめに】
  平成20年度は、瑞江中学校の“黄金時代”を“新時代”に築き直すべく努力しましたが、“黄金”よりも、より良いものにしていくのは、やはり至難の業でした。保護者と地域の皆様が支えてくれたにもかかわらず、学校にも、生徒にも、不足することは、多々ありました。それでも、平成20年12月19日の教育課題実践推進校の公開授業と研究説明会に向けての取り組みや準備の中で、今までの教職員と生徒の努力は実りつつあることに自信がもてました。残された課題については、これからの意欲につなげ、今年度以降、継続して、取り組んでいきたいと思います。
  平成21年度も、生徒一人一人に“夢”をもたせ、生徒の「生きる力」以上の「人間力」、すなわち『豊かな心』、『確かな学力』、『健やかな体(健康と体力)』の三つを育成するために、江戸川区教育委員会と一体となって、その施策に加えて、瑞江中学校の創意ある教育活動を行い、特色ある学校づくり目指します。また、これまでの学校経営の積み重ねを踏まえ、学校教育目標“自ら育つ”の達成を目指して、生命尊重と人権尊重と特別支援教育の精神のもと、全教育活動を通して、生徒達の自立を助け、自己実現に向かって人生を切り拓く力を生徒に育成します。そして、“フットワーク、チームワーク、ネットワークの3つのワークで生き生きと”をモットーに「生徒が輝き、大人も輝く、明日に開かれ、地域に根ざした、信頼される中学校」にしていきます。

Ⅰ.基本方針
(1) すべての生徒が生き生きとあらゆる学習活動に主体的に喜びながら参加し、安全で安心できる危機管理の行き届いた学校にする。
       生徒の夢が育つ学校づくり 
(2) 生徒・教職員が相互に人権を尊重し合い、信頼関係に満ちた豊かな人間関係を築いていくことのできる、思いやりのある学校を実現する。
      教職員の夢が生きる学校づくり 
(3) 教育公務員・地方公務員として服務の厳正のなかで、保護者や地域住民をはじめとする区民や都民に信頼される職員として職務を遂行する。
       保護者や地域住民の夢がかなう学校づくり 

Ⅱ.目指す学校像
   【学びの柱】
  ◇ 教育目標 「自ら育つ」
  【学びの環境】  
 ◇ 「よき人は環境をつくり、よき環境は人を育てる」環境を大切にする学校
   事故防止の徹底と安全に努める学校
   挨拶を交わし合う元気な学校
   正しく美しい日本語で語り合う節度ある学校
   整理整頓がゆきとどいた清潔な学校
   花が咲き誇る明るい学校
   特別支援教育に必要な環境づくり
   【学びの心 】      
 ◇ 人間尊重の精神にあふれ、豊かな人間性に満ちた生徒と職員が集う学校
   生命を大切にし、自他を尊重する心
   正義感や公正さを重んじる心
   努力や協力を惜しまない心
   人への思いやりや感謝を忘れない心 
   美しい物や自然に感動する心
   自立や責任感を大切にする心 
   特別支援教育の理念の定着
    【学びの形】
  ◇ 交流・触れ合いを重視し、色々な人が教え合い、学び合う学校
   自分の良さや可能性など自分らしさが発揮できる学校
   互いに認め合い、励まし合い、高め合う学校
   家庭学習の定着を前提とする、学校での学習活動
   特別支援教育のシステムの定着

Ⅲ.学校づくりに向けての構成員の目指す姿

 生 徒   “夢”を追い求め、自分の可能性に常に挑戦し続ける生徒
         当たり前のことは必ず実行し、たえず良き学校づくりに努力する生徒

 教職員   生徒の自己実現のためにとことん面倒を見、優しさと厳しさをもつ教職員
         教科指導と生活指導に工夫・改善をしながら、教えるべきは教える教職員

 保護者   生徒に家庭での役割を担わせ、家族相互の思いやりを大切にする保護者
         生徒の生活リズムと家庭学習に、最大限、配慮してくださる保護者

 地 域   学校の生徒を自分の子どものように見守り、声をかけてくださる地域
         学校を理解し、学校に進言したり、協力したりしてくださる地域



2009/05/29(金)

「 学 年 だ よ り 」 平成21年度5月号

Posted by 校長 野口直人 at 8:59 午前
Edited on: 2009/08/06(木) 5:28 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

「新学習指導要領の先行実施」

校 長  野 口  直 人

昨年度の学校だより第11号(平成21年3月18日)で「新学習指導要領移行元年」と題して、新学習指導要領についてと今年度からの移行についての概要について説明しましたが、今月は今年度の移行内容等について、ご説明したいと存じます。

 まず、この4月からの主な変更点についてまとめてみます。
①  1年の数学と3年の理科の授業時数が増加します。
  ・1年の数学の1週間当たりのコマ数   平成20年度3コマ→平成21年度4コマ
  ・3年の理科の1週間当たりのコマ数   平成20年度2.3コマ→平成21年度3コマ
②  1年の数学と1・3年の理科に新しい内容が加わります。
  ・1年の数学の新しい内容例   球の表面積(S=4πr)と体積(V=4/3πr)、代表値などを用いた資料の傾向の説明
  ・1年の理科の新しい内容例   力とばねの伸び、PEやPETなどのプラスチックの性質、シダ植物やコケ植物
  ・3年の理科の新しい内容例   水溶液とイオン、遺伝の規則性と遺伝子、月の運動と見え方
③  上記の新しい内容を学習するため、1年生と3年生の生徒に教科書会社が作成した「補助教材」(冊子)が配布されます。
☆  平成22年度からは、3年の数学と2年の理科についても、授業時数が増加し、新しい内容が加わります。

  新しい学習指導要領に関する世論調査の結果では、これら授業時数の増加について、《賛成》26.9%、《どちらかというと賛成》47.3%、《どちらかというと反対》 15.3%、《反対》3.0%、《その他》7.5%という割合で、かなり受け入れられているのです。(朝日新聞社、ベネッセ教育研究開発センター共同調査:2008年3月)

  次のP.2とP.3に、「新しい学習指導要領の先行実施に当たって」[文部科学大臣からのメッセージ]と「学習指導要領等の改定のポイント」をご紹介します。文部科学大臣からのメッセージの最後には、珍しく、文部科学大臣自ら筆を入れ、“様々な課題が生じた場合には”という文言を挿入するほど、新しい学習指導要領の実施の諸条件の困難さと、新しい学習指導要領の実施に向けての固い決意が感じられます。

  ぜひ、私達、瑞江中学校の教員が、学習指導要領の改定の意義を理解したうえ、本校の生徒達にスムーズに浸透させることを、文部科学省ともども決意したいと思います。

 

 



2009/04/30(木)

「 学 校 だ よ り 」 平成21年度4月号

「平成21年度 新入生誓いの言葉」

校 長  野 口  直 人

  瑞江中学校の「黄金時代」から「新時代」への移行をやり抜くことができなかった平成20年度を受け継ぎ、平成21年度こそ「新時代」を築くべく、今年度のスタートを力強く切っております。ちなみに今年度は、開校62周年でございます。
  さて、平成21年度の入学式で、瑞江小学校出身の大和田雛乃さんが読み上げた『新入生誓いの言葉』に、今年度を占ってみましょう。

『新入生誓いの言葉』

  雲雀が鳴き、桜が咲いて、今、私達152名は、伝統ある瑞江中学校の一員になりました。瑞江中学校に入ってすぐ目につくのが、「自ら育つ」という教育目標です。この目標を見ると、「自分から進んでいこう」という気持ちになります。新しい制服はとても新鮮で、着ると心の中の空気も入れ替わるようです。これから私達は、この新しい制服に身をつつみ、広い校庭、たくさんの教室がある校舎で3年間を過ごします。春の匂いをいっぱいに吸い込んだ胸の中は、希望に満ち溢れています。
  みなさんは、桜がどうやって咲くのか、知っていますか。桜は、夏から秋にかけて気温の高いうちに芽を作ります。そして冬に入ると眠りにつき、一旦成長するのをやめてしまいます。それからだんだん気温が下がり、真冬になると、厳しい寒さが目覚ましとなり、春にかけて気温が上がるのとともに、桜のつぼみは一気に膨らみ始めます。そして美しい花を咲かせます。桜が咲くには、春の温かさだけではなく、冬の寒さも必要なのです。
  私達を桜に例えると、まだ芽吹いたばかりです。これから、冬の寒さのような困難を乗り越え、春の温かさのような優しさに触れながら、いつの日か満開の桜を咲かせるのです。  春の温かさも冬の寒さも兼ね備えたところ、それが、この瑞江中学校だと、私は思います。伝統あるこの中学校で学べることがとても嬉しいです。
  私がこれから始まる中学校生活の中で一番楽しみにしているのは、英語の授業です。私は、外国文学が好きで、よく読んでいるのですが、翻訳したものではなく、原文で読みたいと思っているからです。それから、実際に外国にも行ってみたいです。いろいろな人と交流し、いろいろな文化を知りたいからです。今、インターネットでも世界の人達がつながっています。ですから、他の文化を理解することは、とても大切です。英語を習うことは、その第一歩だと思います。他にも、新しい教科、部活動など、新しいことがたくさんあります。まだ経験したことのない未知の世界は、暗くて何も見えないような、あるいは眩しすぎて目が眩んでしまうような感じです。そんな「期待」と「不安」の中で、未熟な私達に、先生方、先輩方、ご指導よろしくお願いします。私達は、芽吹いたばかりです。時には立ち止まったり、休んだりしながら、勉強、行事、部活動など、何事にも真剣に取り組めば、それは栄養になります。厳しい困難も、仲間とともに乗り越えれば、眠りから覚めた桜のように大きく成長します。いつか美しい花を咲かせるために、私達はこの3年間を、大切に過ごしていきます。

   平成二十一年四月七日
                新入生代表  大和田 雛 乃

  1年生は、この言葉どおり、勉強に、行事に、部活動に頑張ってくれると、私は信じております。そして、2、3年生には、『本当にいい学校は、何事も上級生ほどできる学校です』と言ってありますから、きっと瑞江中学校の『新時代』は、近いと思っております。  保護者の方々、地域の方々、今年度も、どうぞよろしくお願い申し上げます。



2009/03/22(日)

「 学 校 だ よ り 」 平成20年度3月号

「新学習指導要領移行元年」


校 長  野 口  直 人

 来年度から、いよいよ新学習指導要領の平成24年度完全実施に向けての移行措置が開始されます。
  学習指導要領は、今まで大体10年おきに改定されてきましたが、現行の学習指導要領は、平成10~11年改定により平成14年度からの完全実施でした。その時の理念は、「基礎・基本を確実に身につけさせ、自ら学び自ら考える力などの『生きる力』の育成」であり、その際、教育内容が精選され(今の学力低下の原因だ?とも言われている)、総合的な学習の時間が新設されました。
  その後、今が知識基盤社会の時代だとしても、『生きる力』をはぐくむという理念はますます重要であり、教育基本法改正等によりこの教育の理念が明確になるとともに、学校教育法改正により学力の重要な要素が規定されました。

 そして今回の学習指導要領改定の基本方針は、次の3点です。
    (1) 教育基本法改正等で明確になった教育の理念を踏まえ『生きる力』を育成
    (2) 知識・技能の習得と思考力・判断力・表現力等の育成のバランスを重視
    (3) 道徳教育や体育などの充実により、豊かな心や健やかな体を育成

 中学校の教育課程の枠組みの変更点は、次の4点です。
   (1) 教育課程の共通性を重視し、選択教科は、標準授業時数の枠外で開設可とする
   (2) 国語、社会、数学、理科、外国語、保健体育の授業時数を400時間程度増加(選択教科の履修状況を踏まえると230時間程度の増加)
   (3) 総合的な学習の時間は、教科の知識・技能を活用する学習活動を各教科の中で充実すること等を踏まえ、3学年合わせて190時間に縮減
   (4) 総授業時数は、各学年で35単位時間(週1コマ相当)増加

 中学校の教育内容の主な改善事項は、次の6点です。
   (1) 言語活動の充実
    (2) 理数教育の充実
   (3) 伝統や文化に関する教育の充実
   (4) 道徳教育の充実
   (5) 体験活動の充実
   (6) 外国語教育の充実

  この新学習指導要領が、中学校で完全実施されるのは平成24年度(小学校は平成23年度)です。その平成24年度に向けて、徐々に変えていくことを移行措置というのです。そうしないと、平成24年度の2、3年生が、1、2年生のときに変更を経ないままに途中から変更を実施することになるからです。
  平成21年度の中学生は、本当は平成24年度にはかからないので移行措置は要らないのですが、一部、先行実施するところがあるのです。その主なものをご説明致します。
   (1) 直ちに実施可能な、学習指導要領の総則や、道徳、総合的な学習の時間、特別活動については、平成21年度から新しい学習指導要領の規定を先行実施
   (2) 数学及び理科については、新課程に円滑に移行できるよう、移行措置期間中から、新課程の内容の一部を前倒しして、授業時数の増加とともに実施  (選択教科等の授業時数を削減するため、総授業時数はまだ変更なし)
   (3) 新課程の前倒しに伴い、現在の教科書には記載がない事項を指導する際に必要となる教材を作成・配布
   (4) 音楽の共通歌唱教材を新たに設定(7曲から各学年1曲以上)
   (5) 数学及び理科を除く各教科は、学校判断により、新学習指導要領によることも可能とする

  以上が、平成21年度からの、新課程への移行措置でありますが、4月には、東京都教育委員会からも幼・小・中等の全保護者に新学習指導要領等の趣旨を分かりやすくまとめたパンフレットが配布される予定だそうです。
  しかし、パンフレットよりも、学習指導要領よりも、学校の授業よりも、もっともっと大事なのは、家庭学習を含めた、生徒一人一人の意欲(やる気)です。
   瑞江中学校の教育目標“自ら育つ”をお忘れなく!!



2009/02/27(金)

「 学 校 だ よ り 」 平成20年度2月号

Posted by 校長 野口直人 at 11:57 午前
Edited on: 2009/04/20(月) 12:03 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

「清水宏保の夢」

校 長  野 口  直 人

  昨年度の3年生の「卒業文集」への原稿依頼を受けたとき、昨年度の3年生は、私が、この瑞江中学校に赴任したと同時に入学してきた生徒達で、3年間、“夢”について何度も話してきたからといって、私は、『新庄剛志の夢』という文章を書きました。  
  今年度の3年生の「卒業文集」への原稿依頼を受けたときは、今年度の3年生には、3年間、“夢”のことに加えて、“あきらめない”ことを訴えてきたような気がするので、『清水宏保』という文章を書きました。
  内容は、大体次の通りです。

  皆さんは、11年前、長野で冬季オリンピックが開かれたことを、知っていますよね。その時、スピードスケート男子五百メートルで金メダルを取ったのが、清水宏保選手でした。
  清水選手は、その後の故障や不調を乗り越えて、次のソルトレイクシティ冬季オリンピックでも男子五百メートルで銀メダルを取りました。
  162センチの小さな体で、見上げるほどの外国人選手を相手に堂々と戦い、長野オリンピックの500m金メダルに続いて、銀メダルを獲得したのです。その時の金メダルとの差は、わずか100分の3秒、距離にしてスケートのブレード1足分の長さ、43㎝です。
  清水選手は、競技を終えた後で「体が小さくても勝てる、やればできることを証明したかった」と語っています。さらに、「相手と比べて速かったとか、遅かったとかいうのではではなく、自分自身が納得いくレースができたことに満足できた」とも語っています。レースの闘い、言葉をかえれば、人生の闘いは、他人との闘いではなく、自分自身との闘いであり、そして自分が納得できる生き方をすることだ、という意味だと私は思います。
  そして、腰を痛めていて11本の痛み止めの弛緩(しかん)ブロック注射を打ってレースに臨んだのですが、「金メダルが取れなかったことを、腰の痛みのせいにしたくない。これが今の自分の力だ。ただ、気持ちのうえで諦めなかったこと、投げ出さないで、ここまでやれたことに満足だ」とも語っています。私たちはとかく自分の失敗を人のせいにしたり、精一杯やらないで諦めたり、言い訳してしまっていることの、何と多いことかと思います。
  また、清水選手は、胸にかけられたメダルを、観客席に駆け寄り、真っ先にお母さんにかけてやりました。なんと優しいお母さん思いの人でしょう。清水選手は、17歳の時、お父さんを亡くしているのです。これまで、陰ひなたなく励まし、力になってくれたお母さんへの感謝の気持ち、自分一人の
  長野オリンピックのとき、清水選手は、「金メダルが自分一人のものでなかったことを改めて実感したとき、人としてやらなければならないことがあるという、使命感が湧いてきた」と語り、日本オリンピック委員会から贈られた報奨金を、ある団体に寄付したのです。
  これらのことから清水選手は、私たちに3つのことを教えてくれています。一つ目は、「強い意志をもって励めば、夢は必ず実現できるし、それは自分自身を納得させる事だ」ということです。二つ目は、「夢の実現に向けて、やりもしないで投げ出してしまうことは、人間として大変惜しいことだ」ということです。最後に三つ目は、「いつも周りの人への感謝の気持ちを忘れず、人間として生きている限り。人のために役立とうとすることは、その人の生きがいとなる」ということです。
  清水宏保選手は、その次のトリノで惨敗しても、その又次のバンクーバーの出場権を獲得することは、今、可能性が非常に少なくても、未だ、練習をし続け、世界をねらっています。
  こんな清水宏保選手のことを胸に刻み、これからの人生に生かしてほしいと思います。
  卒業、誠におめでとうございます。

・・・・・・・・・・・・・・と、こんな具合です。

 皆様も、ぜひ、『大きな大きな夢を!!』、そして、『夢の実現に向けて、やりもしないで投げ出してしまいませんように!!』



2009/01/30(金)

「 学 校 だ よ り 」 平成20年度1月号

Posted by 校長 野口直人 at 10:38 午前
Edited on: 2009/01/30(金) 10:55 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

「脱ケータイ宣言」

校 長  野 口  直 人

 いじめについて、大変深刻な問題として、マスコミが大きく報じてから2年がたちました。もう、いじめは、なくなったのでしょうか。

  さいたま市立中学3年の女子生徒が、昨年の10月、自室で自殺しました。当初、保護者は、前日に叱られたことを苦にして自殺したのかと思っていましたが、その後、遺書が見つかりました。
  7月に、この生徒は同級生からいじめを受けていました。同級生からのネットいじめでした。「プロフ」と呼ばれる携帯電話のサイトに、「きもい」とか「うまくすれば不登校になるかも」などとこの生徒を中傷する書き込みがあったのです。生徒は、7月初旬、6日間学校を欠席しました。学校の調査で、同じクラスの女子2人が書き込みを認め、謝罪し、生徒は登校を再開し、自殺するまで1日も欠席していませんでした。なのに、・・・・・・・・・・・・
  見つかった遺書には、「もう疲れました。なのでここで逃げます。・・・私は、○○中学校が大大大・・大嫌いでした。プロフにあんなことを書いた●●たち、復讐はきっちりしますからね。楽しみにしていてください。さよなら」と書かれていました。

  非公式のインターネット掲示板「学校裏サイト」や、自己紹介などが目的の携帯電話用サイト「プロフ」などへの書き込みによるいじめに関する、文部科学省の平成19年度全国調査では、前年度より約1,000件増の約5,900件が確認され、いじめ全体の約6%を占めています。江戸川区でも、平成20年5月に実施した「携帯電話利用に係わる生徒指導上の対応についての調査」において、「プロフ」での誹謗・中傷のトラブルが何件か報告されています。
  平成20年10月9日には、東京都教育委員会から、子供の携帯電話利用についてのアピールとして、「保護者の皆さんへー子供の携帯電話利用は慎重にー」、「児童・生徒の皆さんへー子供の携帯電話利用は慎重にー」、「先生方へー携帯電話の利用について指導・啓発をー」、「関係業者の方へー子供たちが被害者にも加害者にもならないためにー」の4つが出されました。このうち、「保護者の皆さんへー子供の携帯電話利用は慎重にー」を、この学校だよりのP.2、P.3に掲載しますので、お読みください。今年の1月21日、文部科学省は、小中学校への児童・生徒の携帯電話の持ち込みを原則として禁止する通知を、月内にも各学校に出す方針を固めたそうです。家庭で携帯電話を持つ個人の権利までは制限できないとしながらも、持たない方が良いとは考えてはいるでしょう。

 福岡県芦屋町は、1月20日、小中学生に携帯電話を所持しないよう呼びかける「こども、脱ケータイ宣言」を出しました。宣言は、『ケータイを持たない勇気!持たせない愛!』を求めた上、『こどもをケータイ依存やネット犯罪から守るのは、家庭の責任です』としています。私は、江戸川区立瑞江中学校として、文部科学省、東京都教育委員会、江戸川区教育委員会の指示に従うわけで、学校への携帯電話の持ち込みは今まで通り禁止しますが、家庭でも持つなとは言えません。しかし、気持ちとしては、福岡県芦屋町の「こども、脱ケータイ宣言」を強く訴えたいと思います。インターネット上での言葉によるいじめや有害サイトなどを通じて児童・生徒が犯罪に巻き込まれることを防ぐには、やはり『ケータイを持たない勇気!持たせない愛!』が必要なのではないでしょうか。どうしても持つことが、不可欠な事情があれば、家庭での携帯電話についてのルールが必要でしょう。一度、子どもに与えたものを取り上げたり、制限したりするのは、確かに親子ともに“勇気”のいることでしょう。しかし、親の子どもへの“愛”があれば・・・・・・・・・・・・・・・・!