« 104_教育目標 | Main | 106_年間行事予定 »

2009/05/11(月)

平成21年度 学校経営方針

【はじめに】

  平成20年度は、瑞江中学校の“黄金時代”を“新時代”に築き直すべく努力しましたが、“黄金”よりも、より良いものにしていくのは、やはり至難の業でした。保護者と地域の皆様が支えてくれたにもかかわらず、学校にも、生徒にも、不足することは、多々ありました。それでも、平成20年12月19日の教育課題実践推進校の公開授業と研究説明会に向けての取り組みや準備の中で、今までの教職員と生徒の努力は実りつつあることに自信がもてました。残された課題については、これからの意欲につなげ、今年度以降、継続して、取り組んでいきたいと思います。

  平成21年度も、生徒一人一人に“夢”をもたせ、生徒の「生きる力」以上の「人間力」、すなわち『豊かな心』、『確かな学力』、『健やかな体〈健康と体力〉』の三つを育成するために、江戸川区教育委員会と一体となって、その施策に加えて、瑞江中学校の創意ある教育活動を行い、特色ある学校づくりを目指します。

  また、これまでの学校経営の積み重ねを踏まえ、学校教育目標“自ら育つ”の達成を目指して、生命尊重と人権尊重と特別支援教育の精神のもと、全教育活動を通して、生徒達の自立を助け、自己実現に向かって人生を切り拓く力を生徒に育成します。そして、“フットワーク、チームワーク、ネットワークの3つのワークで生き生きと”をモットーに「生徒が輝き、大人も輝く、明日に開かれ、地域に根ざした、信頼される中学校」にしていきます。

I.基本方針

(1) すべての生徒が生き生きとあらゆる学習活動に主体的に喜びながら参加し、安全で安心できる危機管理の行き届いた学校にする。

生徒の夢が育つ学校づくり

(2) 生徒・教職員が相互に人権を尊重し合い、信頼関係に満ちた豊かな人間関係を築いていくことのできる、思いやりのある学校を実現する。

教職員の夢が生きる学校づくり

(3) 教育公務員・地方公務員として服務の厳正のなかで、保護者や地域住民をはじめとする区民や都民に信頼される職員として職務を遂行する。

保護者や地域住民の夢がかなう学校づくり

Ⅱ.目指す学校像

【学びの柱】

◇教育目標

自ら育つ

【学びの環境】
◇ 「よき人は環境をつくり、よき環境 は人を育てる」環境を大切にする学校
・事故防止の徹底と安全に努める学校
・挨拶を交わしあう元気な学校
・正しく美しい日本語で語り合う節度ある学校
・整理整頓がゆきとどいた清潔な学校
・花が咲き誇る明るい学校
・特別支援教育に必要な環境づくり

【学びの心】
◇ 人間尊重の精神にあふれ、豊かな人 間性に満ちた生徒と職員が集う学校
・生命を大切にし、自他を尊重する心
・正義感や公正さを重んじる心
・努力や協力を惜しまない心
・人への思いやりや感謝を忘れない心
・美しいものや自然に感動する心
・自立や責任感を大切にする心
・特別支援教育の理念の定着

【学びの形】
◇ 交流・触れ合いを重視し、色々な人 が教え合い、学びあう学校
・自分の良さや可能性など自分らしさが発揮できる学校
・互いに認め合い、励まし合い、高め合う学校
・家庭学習の定着を前提とする、学校での学習活動
・特別支援教育のシステムの定着

Ⅲ.学校づくりに向けての構成員の目指す姿

生 徒:
“夢”を追い求め、自分の可能性に常に挑戦し続ける生徒
当たり前のことは必ず実行し、たえず良き学校づくりに努力する程度

教職員:
生徒の自己実現のためにとことん面倒を見、優しさと厳しさをもつ教職員
教科指導と生活指導に工夫・改善をしながら、教えるべきは教える教職員

保護者:
生徒に家庭での役割を担わせ、家族相互の思いやりを大切にする保護者
生徒の生活のリズムと家庭学習に、最大限、配慮してくださる保護者

地域:
学校の生徒を自分の子どものように見守り、声をかけてくださる地域
学校を理解し、学校に進言したり、協力したりしてくださる地域

Ⅳ.具体的方針

1.学習指導
◇新学習指導要領の趣旨を実現するため、移行については、良く研究し、遺漏の無いように取り組む。
◇『確かな学力向上推進プラン』に従いながら、より一層「分かる授業」「楽しい授業」を目指し、習熟度別学習や課題別学習を取り入れ、個に応じた多様な学習法を展開し、授業改善を行う。
◇国語・数学・英語においては、習熟度別編成の授業を取り入れながら、少人数指導を大いに活用して、生徒一人一人の能力の伸長を図る。
◇学校では、学び合い、認め合い、励まし合い、高め合う姿のある教室を築くとともに、保護者と連携し、家庭学習推進運動により、家庭での良き学習習慣も身につけさせる。
◇授業における教師と生徒の信頼関係を築き、授業に対しては、高い意欲、良い態度で臨ませる。
◇「総合的な学習の時間」では、生徒が、自らの「生き方」を考えながら、体験学習を核とするために、学校以外の人材や施設・機関などとの協力や連携を図り、生徒が主役で、主体的に学び、学ぶ喜びや達成感を高める。
◇学芸発表会、展示発表会のみならず、日頃から、学年毎の計画により、廊下の掲示板を活用し、学習への意欲を刺激する工夫を行う。
◇あらゆる教育活動の機会をとらえて、「食育」の推進を図る。

2.生活指導
◇『人間力』の基礎である“豊かな心”を育てるために、「道徳の時間」を大切にしながら、あらゆる教育活動の中で「心の教育」を推進する。
◇集団生活を通して善悪の判断力を培い、物を大事にし、人を思いやるなど、 生徒に社会性や社会的な規範意識を育て、『いじめ』や『暴力』は絶対にやら せない。
◇『いじめ』の元となる、携帯電話やインターネットへの書き込みについては、家庭にも協力を求め、徹底して指導する。また、犯罪に巻き込まれないための、携帯電話やインターネット利用法についても指導する。
◇生活指導の基盤である生徒理解のために、教師が生徒と対話する機会を数多くもつように努めるとともに、教員と養護教諭とスクールカウンセラーの連携を整備し、『不登校』を未然に防いだり、解決したりする。また、学習相談室にも協力を依頼する。
◇教職員全員が統一のとれた生活指導ができるように、生活指導についての共通理解を図り、情報交換を密にする。また、必要な報告・連絡・相談は欠かさない。
◇家庭や地域と連携し、あらゆる機会をとらえて、“早寝、早起き、朝ごはん”のキャッチフレーズのもと、家庭での生活リズムの改善を図り、生徒の健全育成に努める。特に、今まで決して少なくない『遅刻』を無くしていく。
◇ 校長は、「開かれた校長室」を築き、校長室で生徒と会食しながら生徒との交流をもち、それによって得られる生徒理解を学校経営の基礎とする。

3.進路指導
◇3年間を見通した進路指導計画に沿い、職場体験(『チャレンジ・ザ・ドリーム』)、上級学校訪問、高校からの訪問授業(1学期3年生、2学期2年生、3学期1年生)などの体験学習を通して「キャリア教育」を推進する。
◇進路実現に必要な『体力づくり』にも取り組む。
◇ボランティア活動を経験させることにより、人の「生き方」や「生命」を尊重する心を養う。
◇さまざまな講演により、“いのち”の大切さを考えさせる。
◇生徒一人一人の進路の実現を、全校あげて支援する。

4.学校運営
◇ 各学年、各分掌、各職種が、自らの責任を果たすとともに、お互いの理解と協力を実践し、チームワークにより全体の『学校力』を高める。
◇ 「学校だより」、「学年だより」、「学校ホームページ」、「学校公開週間」、年度末の「学校評価」などにより、開かれた学校づくりを推進する。
◇地域の小学校との小中連携、都立篠崎高等学校をはじめとする中高連携を推進し、生徒も教員も視野を広めていく。
◇ 学校評価委員会で自己評価、外部評価の円滑な企画・運営を図る。
◇ 学校評議員会、学校評価協議会を活用し、家庭や地域の意見にも耳を傾けながら、互いの連携を一層深め、学校教育への支援体制を確立する。
◇各学期の保護者会で、学校への理解と、学校との協力をより得られるように工夫する。

5.特別活動
◇ 学級活動、生徒会活動、学校行事や部活動などを通して、生徒の個性や能力を最大限伸ばし、生徒の自主性や実践力の育成に努める。
◇ ボランティア活動(夏季休業中を含む)によって、生徒に思いやりの心を育む。
◇「朝の読書活動」をより充実させるための工夫を行う。
◇避難訓練(不審者対策を含む)、安全指導に加え、『薬物乱用防止教室』を含めて「セーフティ教室」を実施し、事故のない、安全で、安心できる学校づくりを行う。

6.研究・研修
◇ 教師の『授業力』を磨くために、校内研修会などで、授業法の工夫・改善について研修する。
◇ 各教科の絶対評価と指導との一体化にかかわる研修を一層深める。
◇特別支援教育を的確に根付かせるべく、保健給食部を中心として校内委員会が先導し、全教職員が研修に励む。
◇ スクールカウンセラーによる教育相談を活用し、学校全体の教育相談体制を整備するための研修を行う。
◇ 江戸川区やそれ以外の研究会・研修会に出来る限り参加し、その成果を校内での教育活動に生かす。

7.その他
◇生徒が、地域を愛し、地域の発展に寄与できる大人に育つことをいつも念頭におく。
◇ 学校選択制を忘れる事なく、また、しばられる事なく教育の本質を貫く。
◇ 「朝の読書活動」をより充実させるための工夫を行う。
◇ 瑞江小学校、二之江小学校への訪問授業(1学期6年生、2学期5年生)を行うなど、連絡を密にし、互いの情報交換や交流の場をつくり、小中連携を推進し、互いの良いところを認め合うよう努力する。



2008/05/12(月)

平成20年度 学校経営方針

【はじめに】

  平成19年度も、瑞江中学校の“黄金時代”は維持することができました。これは生徒と教職員の努力の賜物であり、保護者と地域の皆様が支えてくれたお陰だと思います。特に開校60周年式典を頂点とする、あらゆる記念行事を成功させられたことは、瑞江中学校の教職員と生徒が一丸となり、全力を尽くした結果だと思います。これらのことに油断することなく、記念式典で誓ったとおり、平成20年度からも、これまで以上に、生徒の幸せの実現を果たすべく、全力を尽くしていきたいと思います。

  平成20年度も、生徒一人一人に“夢”をもたせ、生徒の「人間力」、すなわち『豊かな心』、『確かな学力』、『健やかな体(健康と体力)』の三つを育成するために、江戸川区教育委員会と一体となって、その施策に加えて、瑞江中学校の創意ある教育活動を行い、特色ある学校づくりを目指します。

  また、これまでの学校経営の積み重ねを踏まえ、学校教育目標“自ら育つ”の達成を目指して、生命尊重と人権尊重と特別支援教育の精神のもと、全教育活動を通して、生徒達の自立を助け、自己実現に向かって人生を切り拓く力を生徒に育成します。そして、“フットワーク、チームワーク、ネットワークの3つのワークで生き生きと”をモットーに「生徒が輝き、大人も輝く、明日に開かれ、地域に根ざした、信頼される中学校」にしていきます。

I.基本方針


(1) すべての生徒が生き生きとあらゆる学習活動に主体的に喜びながら参加し、安全で安心できる学校にする。

生徒の夢が育つ学校づくり

(2) 生徒・教職員が相互に人権を尊重し合い、信頼関係に満ちた豊かな人間関係を築いていくことのできる学校を実現する。

教職員の夢が生きる学校づくり

(3) 教育公務員・地方公務員として服務の厳正のなかで、保護者や地域住民をはじめとする区民や都民に信頼される職員として職務を遂行する。

保護者や地域住民の夢がかなう学校づくり

Ⅱ.目指す学校像

【学びの柱】

◇教育目標

自ら育つ

【学びの環境】
◇ 「よき人は環境をつくり、よき環境 は人を育てる」環境を大切にする学校
・特別支援教育に必要な環境づくり
・事故防止の徹底と安全に努める学校
・挨拶を交わしあう元気な学校
・正しく美しい日本語で語りあう節度ある学校
・整理整頓がゆきとどいた清潔な学校
・花が咲き誇る明るい学校

【学びの心】
◇ 人間尊重の精神にあふれ、豊かな人 間性に満ちた生徒と職員が集う学校
・特別支援教育の理念の定着
・生命を大切にし、自他を尊重する心
・正義感や公正さを重んじる心
・努力や協力を惜しまない心
・人への思いやりや感謝を忘れない心
・美しいものや自然に感動する心
・自立や責任感を大切にする心

【学びの形】
◇ 交流・触れ合いを重視し、色々な人 が教え合い、学びあう学校
・特別支援教育のシステムの定着
・自分の良さや可能性など自分らしさが 発揮できる学校
・互いに認め合い、励まし合い、高め合う学校
・家庭学習の定着を前提とする、学校での学習活動

Ⅲ.学校づくりに向けての構成員の目指す姿

生 徒:
“夢”を追い求め、自分の可能性に常に挑戦し続ける生徒
当たり前のことは必ず実行し、たえず良き学校づくりに努力する程度

教職員:
生徒の自己実現に心を尽くし、とことん面倒を見る教職員
教科指導と生活指導に工夫・改善をしながら、教えるべきは教える教職員

保護者:
生徒に家庭での役割を担わせ、家族相互の思いやりを大切にする保護者
生徒の生活のリズムと家庭学習に、最大限、配慮してくださる保護者

地域:
学校の生徒を自分の子どものように見守り、声をかけてくださる地域
学校を理解し、学校に進言したり、協力したりしてくださる地域

Ⅳ.具体的方針

1.学習指導
◇『確かな学力向上推進プラン』に従いながら、より一層「分かる授業」「楽しい授業」を目指し、習熟度別学習や課題別学習を取り入れ、個に応じた多様な学習法を展開し、授業改善を行う。
◇国語・数学・英語においては、習熟度別編成の授業を取り入れながら、少人数指導を大いに活用して、生徒一人一人の能力の伸長を図る。
◇学校では、学び合い、認め合い、励まし合い、高め合う姿のある教室を築くとともに、保護者と連携し、家庭学習推進運動により、家庭での良き学習習慣も身につけさせる。
◇授業における教師と生徒の信頼関係を築き、授業に対しては、高い意欲、良い態度で臨ませる。
◇「総合的な学習の時間」では、生徒が、自らの「生き方」を考えながら、体験学習を核とするために、学校以外の人材や施設・機関などとの協力や連携を図り、生徒が主役で、主体的に学び、学ぶ喜びや達成感を高める。
◇学芸発表会、展示発表会のみならず、日頃から、学年毎の計画により、廊下の掲示板を活用し、学習への意欲を刺激する工夫を行う。
◇あらゆる教育活動の機会をとらえて、「食育」の推進を図る。

2.生活指導
◇『人間力』の基礎である“豊かな心”を育てるために、「道徳の時間」を大切にしながら、あらゆる教育活動の中で「心の教育」を推進する。
◇集団生活を通して善悪の判断力を培い、物を大事にし、人を思いやるなど、 生徒に社会性や社会的な規範意識を育て、『いじめ』や『暴力』は絶対にやら せない。
◇生活指導の基盤である生徒理解のために、教師が生徒と対話する機会を数多くもつように努めるとともに、教員と養護教諭とスクールカウンセラーの連携を整備し、『いじめ』や『けんか』や『不登校』を未然に防いだり、解決したりする。また、学習相談室にも協力を依頼する。
◇教職員全員が統一のとれた生活指導ができるように、生活指導についての共通理解・共通実践を図り、情報交換を密にする。
◇家庭や地域と連携し、あらゆる機会をとらえて、“早寝、早起き、朝ごはん”のキャッチフレーズのもと家庭での生活リズムの改善を図り、生徒の健全育成に努める。特に、今まで決して少なくない『遅刻』を無くしていく。
◇ 校長は、「開かれた校長室」を築き、校長室で生徒と会食しながら生徒との交流をもち、それによって得られる生徒理解を学校経営の基礎とする。

3.進路指導
◇3年間を見通した進路指導計画に沿い、職場体験(『チャレンジ・ザ・ドリーム』)、上級学校訪問、高校からの訪問授業(1学期3年生、2学期2年生、3学期1年生)などの体験学習を通して「キャリア教育」を推進する。
◇ボランティア活動を経験させることにより、人の「生き方」や「生命」を尊重する心を養う。
◇さまざまな講演により、“いのち”の大切さを考えさせる。
◇生徒一人一人の進路の実現を、全校あげて支援する。

4.学校運営
◇ 各学年、各分掌、各職種が、自らの責任を果たすとともに、お互いの理解と協力を実践し、全体の『学校力』を高める。
◇ 「学校だより」、「学年だより」、「学校公開週間」、年度末の「学校評価」などにより、開かれた学校づくりを推進する。
◇地域の小学校との小中連携、都立篠崎高等学校をはじめとする中高連携を推進し、生徒も教員も視野を広めていく。
◇ 学校評価委員会の自己評価、外部評価の円滑な企画・運営を図る。
◇ 学校評議員会、学校評価協議会を活用し、家庭や地域の意見にも耳を傾けながら、互いの連携を一層深め、学校教育への支援体制を確立する。
◇各学期の保護者会で、学校への理解と、学校との協力をより得られるように工夫する。

5.特別活動
◇ 学級活動、生徒会活動、学校行事や部活動などを通して、生徒の個性や能力を最大限伸ばし、生徒の自主性や実践力の育成に努める。
◇ ボランティア活動(夏季休業中を含む)によって、生徒に思いやりの心を育む。

6.研究・研修
◇特別支援教育を的確に根付かせるべく、保健給食部を中心として校内委員会が先導し、全教職員が研修に励む。
◇ 教師の『授業力』を磨くために、校内研修会などで、授業法の工夫・改善について研修する。
◇ 各教科の絶対評価と指導との一体化にかかわる研修を一層深める。
◇ スクールカウンセラーによる教育相談を活用し、学校全体の教育相談体制を整備するための研修を行う。
◇ 江戸川区やそれ以外の研究会・研修会に出来る限り参加し、その成果を校内での教育活動に生かす。

7.その他
◇昨年度の開校60周年記念行事で、地域に愛される瑞江中学校であることを知らしめられたことを踏まえ、生徒が、地域を愛し、地域の発展に寄与できる大人に育つことをいつも念頭に置いておく。
◇ 学校選択制を忘れる事なく、また、しばられる事なく教育の本質を貫く。
◇ 「朝の読書活動」をより充実させるための工夫を行う。
◇ 避難訓練(不審者対策を含む)、安全指導に加え、「セーフティ教室」を実施し、事故のない、安全で、安心できる学校づくりを行う。
◇ 瑞江小学校、二之江小学校への訪問授業(1学期6年生、2学期5年生)を行うなど、連絡を密にし、互いの情報交換や交流の場をつくり、小中連携を推進し、互いの良いところを認め合うよう努力する。



2007/04/05(木)

平成19年度 学校経営方針

【はじめに】

  平成18年度も、瑞江中学校の“黄金時代”は維持することができました。これは生徒と教職員の努力の賜物であり、保護者と地域の皆様が支えてくれたお陰だと思います。開校60周年を迎える平成19年度も、その“黄金時代”を引き続き維持すべく、瑞江中学校の教職員が一丸となり、これまで以上に、生徒の幸せの実現を果たすべく、全力を尽くしていきたいと思います。

  平成19年度は、生徒一人一人に“夢”をもたせ、生徒の「人間力」、すなわち『豊かな心』、『確かな学力』、『健やかな体(健康と体力)』の三つを育成するために、江戸川区教育委員会と一体となって、その施策に加えて、瑞江中学校の創意ある教育活動を行い、特色ある学校づくりを目指します。

  また、これまでの学校経営の積み重ねを踏まえ、学校教育目標“自ら育つ”の達成を目指して、生命尊重と人権尊重と特別支援教育の精神のもと、全教育活動を通して、生徒達の自立を助け、自己実現に向かって人生を切り拓く力を生徒に育成します。そして、“フットワーク、チームワーク、ネットワークの3つのワークで生き生きと”をモットーに「生徒が輝き、大人も輝く、明日に開かれ、地域に根ざした、信頼される中学校」にしていきます。



I.基本方針

(1) すべての生徒が生き生きとあらゆる学習活動に主体的に喜びながら参加し、安全で安心できる学校にする。

生徒の夢が育つ学校づくり

(2) 生徒・教職員が相互に人権を尊重し合い、信頼関係に満ちた豊かな人間関係を築いていくことのできる学校を実現する。

教職員の夢が生きる学校づくり

(3) 教育公務員・地方公務員として服務の厳正のなかで、保護者や地域住民をはじめとする区民や都民に信頼される職員として職務を遂行する。

保護者や地域住民の夢がかなう学校づくり



Ⅱ.目指す学校像

【学びの柱】
◇教育目標

自ら育つ


【学びの環境】
◇ 「よき人は環境をつくり、よき環境 は人を育てる」環境を大切にする学校
・特別支援教育に必要な環境づくり
・事故防止の徹底と安全に努める学校
・挨拶を交わしあう元気な学校
・正しく美しい日本語で語りあう節度ある学校
・整理整頓がゆきとどいた清潔な学校
・花が咲き誇る明るい学校


【学びの心】
◇ 人間尊重の精神にあふれ、豊かな人 間性に満ちた生徒と職員が集う学校
・特別支援教育の理念の定着
・生命を大切にし、自他を尊重する心
・正義感や公正さを重んじる心
・努力や協力を惜しまない心
・人への思いやりや感謝を忘れない心
・美しいものや自然に感動する心
・自立や責任感を大切にする心


【学びの形】
◇ 交流・触れ合いを重視し、色々な人 が教え合い、学びあう学校
・特別支援教育のシステムの定着
・自分の良さや可能性など自分らしさが 発揮できる学校
・互いに認め合い、励まし合い、高め合う学校
・家庭や地域社会とのパートナーシップ を大切にする学校



Ⅲ.学校づくりに向けての構成員の目指す姿

生 徒:
“夢”を追い求め、自分の可能性に常に挑戦し続ける生徒
当たり前のことは必ず実行し、たえず良き学校づくりに努力する程度

教職員:
生徒の自己実現に心を尽くし、とことん面倒を見る教職員
教科指導と生活指導に工夫・改善をしながら、教えるべきは教える教職員

保護者:
生徒に家庭での役割を担わせ、家族相互の思いやりを大切にする保護者
生徒の生活のリズムと家庭学習に、最大限、配慮してくださる保護者

地域:
学校の生徒を自分の子どものように見守り、声をかけてくださる地域
学校を理解し、学校に進言したり、協力したりしてくださる地域



Ⅳ.具体的方針

1.学習指導
◇『確かな学力向上推進プラン』に従いながら、より一層「分かる授業」「楽しい授業」を目指し、習熟度別学習や課題別学習を取り入れ、個に応じた多様な学習法を展開し、授業改善を行う。
◇国語・数学・英語においては、習熟度別編成の授業を取り入れながら、少人数指導を大いに活用して、生徒一人一人の能力の伸長を図る。
◇学校では、学び合い、認め合い、励まし合い、高め合う姿のある教室を築くとともに、保護者と連携し、家庭学習推進運動により、家庭での良き学習習慣も身につけさせる。
◇授業における教師と生徒の信頼関係を築き、授業に対しては、高い意欲、良い態度で臨ませる。
◇「総合的な学習の時間」では、生徒が、自らの「生き方」を考えながら、体験学習を核とするために、学校以外の人材や施設・機関などとの協力や連携を図り、生徒が主役で、主体的に学び、学ぶ喜びや達成感を高める。
◇学芸発表会、展示発表会のみならず、日頃から、廊下の掲示板を活用し、学習への意欲を刺激する工夫を行う(今年度の周年行事に向けては特に)。
◇あらゆる教育活動の機会をとらえて、「食育」の推進を図る。

2.生活指導
◇『人間力』の基礎である“豊かな心”を育てるために、「道徳の時間」を大切にしながら、あらゆる教育活動の中で「心の教育」を推進する。
◇集団生活を通して善悪の判断力を培い、物を大事にし、人を思いやるなど、 生徒に社会性や社会的な規範意識を育て、『いじめ』や『暴力』は絶対にやら せない。
◇生活指導の基盤である生徒理解のために、教師が生徒と対話する機会を数多くもつように努めるとともに、教員と養護教諭とスクールカウンセラーの連携を整備し、『いじめ』や『けんか』や『不登校』を未然に防いだり、解決したりする。また、学習相談室にも協力を依頼する。
◇教職員全員が統一のとれた生活指導ができるように、生活指導についての共通理解・共通実践を図り、情報交換を密にする。
◇家庭や地域と連携し、あらゆる機会をとらえて、“早寝、早起き、朝ごはん”のキャッチフレーズのもと家庭での生活リズムの改善を図り、生徒の健全育成に努める。
◇ 校長は、「開かれた校長室」を築き、校長室で生徒と会食しながら生徒との交流をもち、それによって得られる生徒理解を学校経営の基礎とする。

3.進路指導
◇3年間を見通した進路指導計画に沿いながら、職場体験(『チャレンジ・ザ・ドリーム』)、上級学校訪問、高校からの訪問授業(1学期3年生、2学期2年生、3学期1年生)などの体験学習を通して「キャリア教育」を推進する。
◇ボランティア活動(夏季休業中を含め)を経験させることにより、人の「生き方」や「生命」を尊重する心を養う。
◇さまざまな講演により、“いのち”の大切さを考えさせる。
◇生徒一人一人の進路の実現を、全校あげて支援する。

4.学校運営
◇ 各学年、各分掌、各職種が、自らの責任を果たすとともに、お互いの理解と協力を実践し、全体の『学校力』を高める。
◇ 「学校だより」、「学年だより」、「学校公開週間」、年度末の「学校評価」などにより、開かれた学校づくりを推進する。
◇ 学校評価委員会の自己評価、外部評価の円滑な企画・運営を図る。
◇ 学校評議員会、学校評価協議会のご理解とご協力のもと、家庭や地域の意見にも耳を傾けながら、互いの連携を一層深め、学校教育への支援体制を確立する。
◇各学期の保護者会で、学校への理解と、学校との協力をより得られるように工夫する。
◇「開校60周年」を、『式典』と『祝う会』で盛り上げるだけではなく、今後の瑞江中学校の伝統を確固たるものにするよう年間を通じて諸教育活動を企画・運営する。

5.特別活動
◇ 学級活動、生徒会活動、学校行事や部活動などを通して、生徒の個性や能力を最大限伸ばし、生徒の自主性や実践力の育成に努め、学校教育目標「自ら育つ」のより高い実現を目指す。
◇ ボランティア活動(夏季休業中を含む)によって、生徒に思いやりの心を育む。

6.研究・研修
◇特別支援教育を的確に根付かせるべく、保健給食部を中心として校内委員会が先導し、全職員が研修に励む。
◇ 教師の『授業力』を磨くために、校内研修会などで、授業法の工夫・改善について研修する。
◇ 各教科の絶対評価と指導との一体化にかかわる研修を一層深める。
◇ スクールカウンセラーによる教育相談を活用し、学校全体の教育相談体制を整備するための研修を行う。
◇ 江戸川区やそれ以外の研究会・研修会に出来る限り参加し、その成果を校内での教育活動に生かす。

7.その他
◇ 学校選択制を忘れる事なく、また、しばられる事なく教育の本質を貫く。
◇ 「朝の読書活動」をより充実させるための工夫を行う。
◇ 避難訓練(不審者対策を含む)、安全指導に加え、「セーフティ教室」を実施し、事故のない、安全で、安心できる学校づくりを行う。
◇ 瑞江小学校、二之江小学校、二之江第三小学校への訪問授業(1学期6年生、2学期5年生)を行うなど、連絡を密にし、互いの情報交換や交流の場をつくり、小中連携を推進し、互いの良いところを認め合うよう努力する。