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2011/02/04(金)

「学校だより」  平成22年度2月号

早くも二月、受験本番!

校長 佐々木弘叔

  3日に「節分」を迎え、4日はもう「立春」。今年の「寒」は例年より寒さが厳しく、ひさびさに「寒」らしい日々が続きました。このためか体調を崩す生徒もおりますが、幸いインフルエンザにかかる生徒は今のところわずかです。引き続き油断せず、体調管理に気をつけていきましょう。

  さて、2日に都立高等学校の推薦入試の結果が発表になりました。本校からは96名の生徒がチャレンジし、29名の生徒が合格しました。都立の推薦入試は倍率が高く、なかなか合格するのは難しので、面接練習の時にも3年生一人一人に「合格しないものと思いなさい」と伝えてきました。この結果はとても立派だと思います。すでに千葉県内私立高校と都内私立高校の推薦入試で15名が合格しておりますが、高校入試はこれからが本番。10日からは都内私立の一般入試、23日には都立高校の一般入試があり、3年生は希望とする学校の合格を目指して、今、全力で取り組んでいます。桜は、木によって花の咲く日が微妙に違いますが、皆、美しい花を咲かせます。3年生が、今後、次々と合格の花をしっかりと咲かせてくれることを願い、応援していきます。

  ところで、2年生の5日間の職場体験、そして1年生の伝統工芸の訪問学習では、地域の方々や多くの皆様にご協力いただきました。日常のお仕事がお忙しい中、生徒のために多大な時間と労力を使ってくださいましたことに深く感謝申し上げます。生徒は、ご指導いただいた内容のみならず、たくさんの大人が将来を担う中学生に温かくご支援くださったのだ、ということをしっかり受け止めました。11日の展示発表会にそのまとめを発表します。ぜひご覧ください。

  新しい年を迎え、すでにひと月が過ぎてしまいました。1月は「行く」、2月は「逃げる」、3月は「去る」と言われるように、改めて月日の経過を早く感じます。そして、新年の初めに自分が建てた目標がどこまでできたか、改めて振りかえさせられます。地域や保護者の皆様にお願いいたしました学校評価も今とりまとめ、来年度の計画に生かしていきたいと思います。今後とも、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

瑞穂大橋が完成します!

 1月29日(土)に瑞穂大橋完成記念式典ならびに渡り初めが 本校の体
育館と新しい瑞穂大橋で行われました。本校の4名の
生徒が揮毫した「瑞穂大橋」「みずほおおはし」が橋の4本の柱に
据え付けられました。実際の交通開放は、2月13日(日)正午に
なります。また、工事の完了は4月末になるようです。まだまだ、
登下校に不便がありますが、よろしくお願いいたします。



2011/01/30(日)

学校公開週間『瑞中Week』のご案内

Posted by 校長 佐々木弘叔 at 10:55 午後
Edited on: 2011/01/30(日) 11:00 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

学校公開週間『瑞中Week』のご案内

  日頃より、本校の教育活動へのご理解とご協力に感謝申し上げます。3学期となり、本校生徒一人一人が1年間のまとめの時期として、日々充実した学校生活を送っております。

さて、本校では下記のように学校公開週間『瑞中ウィーク』を実施いたします。学校公開『瑞中ウィーク』は本校の教育活動をよりご理解いただく目的で計画されました。生徒の生き生きとした授業、部活動の様子や1年間の成果を是非ご覧いただきたく、ご案内申し上げます。

1.学校公開週間『瑞中Week』実施期間  平成23年2月7日(月)~11日(金)

2.学校公開週間『瑞中Week』の内容と実施時間

(1) 授業参観 及び 校内見学  

① 朝読書・朝学活  8:30~ 8:45(月曜日は体育館で朝礼があります。)

② 授業

2月7日(月)8:50~14:25(午後は14:25までです。3年生は都立高校出願のため、終日おりません。部活動16:00~再登校)

2月8日(火)8:50~15:25(午後は6時間目まで授業です)

2月9日(水)8:50~12:40(午後は展示発表会の準備を行います)

2月10日(木)8:50~12:40(午後は生徒が展示発表会の見学を行います)

2月11日(金)8:50~12:40(午後は新入生保護者説明会のため生徒は下校)

③ 部活動  16:00~16:30 ※11日(木)は、15:30~16:30

(2)   展 示 発 表 会(生徒、PTAの皆さんの作品展示)体育館棟 1階 多目的室

① 2月10日(木)   08:50~12:40

(午後は生徒の見学時間になります)

② 2月11日(金)  08:50~14:30

      (14:30~15:30は新入生保護者説明会です)

(3) 平成23年度新入生保護者説明会

日 時  平成23年2月11日(金)  14:00受付け開始  14:30~15:30

場 所  本校体育館棟 2階 体育館

会次第

1 校長あいさつ

2 教育課程について 教務主幹より(入学式・主な年間行事予定)

3 学校生活について 進路指導主幹より(学習・進路指導)

生活指導主幹より(生活指導)

養護主任教諭より(保健指導)

事務主任より(教材費・口座開設について)

<協力をお願いします。>

(1) 上履きをご持参ください。

(2) 自転車は、校庭側の通用門付近に駐輪してください。北側の正門付近に駐輪はしないでください。

(3) 校内での飲食や喫煙はご遠慮ください。

※ご不明なことがございましたら電話等でお問い合わせください。

       瑞江中学校TEL  (3651)2210 

副校長:高 橋

パンフレットをご覧になるには、ここをクリックしてください。



2011/01/12(水)

「学校だより」  平成22年度1月号

第三学期が始まりました!

校長 佐々木弘叔

 明けましておめでとうございます。

 本年もよろしくお願いいたします。

  冬本番の寒さの中、11日(火)に始業式を行い、元気な生徒の姿を見ることができました。今のところトラブルの報告もなく、生徒は穏やかな年末を過ごし、晴れやかな新年を迎えたようです。

  さて、校庭の紅梅がもう花を咲かせました。これからが冬本番となりますが、植物はすでに春の準備を着実にすすめているようです。三年生にとっても、三学期は卒業後の進路を決定する試練の時。自分の進路決定を目指して、健康に留意し、自分の実力を最大限に発揮できるよう、日々規則正しい生活を送りましょう。そして、苦しいときこそ、仲間の応援が大切です。互いに励まし合いながら試練を乗り越えていきましょう。ご家庭でのご支援・ご協力もよろしくお願いいたします。

  また、二年生や一年生にとっても一年間の総まとめの時期です。三年生が試練に全力で向かっている様子を、直接、肌で感じ、一年後あるいは二年後の自分を意識しましょう。そして、三年・二年に進級するためには、この三学期にあと何を身につけておかなければならないか、学習や生活についてよく自分で考え、身につけるための取り組みを真剣に行いましょう。先を見て、今、自分が何をなすべきか考え取り組むことが大切です。

  もう一つ今年心がけて欲しいことは、「よき縁たれ」とういうことです。縁あって集まっている瑞江中の生徒。お互いをよりよくするために、一生懸命、学習に、部活動に、学年や学級の活動に、生徒会活動に、様々な行事に取り組んでいきましょう。誰でも自分が一番大事でしょう。自分のすべきことをしっかりやり、自分の様々な能力をのばしていくことはとても大切なことです。それと同じように大切なことは、ひとによい影響を与えること、ひとのために働くことです。「情けは人のためならず」というように、ひとのために取り組んだことは巡り巡って自分によい形で返ってくるのです。また、ひとのために役に立つことは社会の一員としてすべきことであり、自分にとっても喜ばしいことです。

 生徒をはじめ、瑞江中学校に関係するすべてのひとが「よき縁」として関わりを持ってくださることを切に願います。

東京の冬の空は美しい!

瑞穂大橋の東側から都心を眺めると、真っ白い富士山が見える。
冬の東京は北風が強く、青く澄み、白がとっても映える。夜には
冬の星座が美しく瞬く。そして都心の明かりも輝きを添えている。
北国では雪が降り積もる北風の強い寒い冬の東京だからこそ見る
ことができる。寒さに震えながら東京の空を楽しもう!



2010/12/22(水)

「学校だより」  平成22年度12月号

お陰様で第二学期終了!

校長 佐々木弘叔

  今年は24日(金)が二学期の終業式です。お陰様で、二学期も予定した教育活動を滞りなく、また充実した活動を行うことができました。保護者をはじめ地域の皆様、関係機関の方々に感謝いたします。ありがとうございました。

  振り替えれば、猛暑の中で二学期はスタートしました。30℃を超える残暑の中で大汗をかきながら「地域清掃」も行いました。二学期90日間の一時間一時間の授業、一人一人が役割を果たした「学芸発表会」など、毎日の授業、様々な学校行事・生徒会活動・ボランテイア活動などをとおして生徒は着実に成長してきました。体育的な活動では、連合陸上大会などの区連合行事や各部活動の大会で、生徒が頑張り学校便りを埋める数々の活躍をしました。さらに、文化的な活動でも「思いっきり表現しようコンクール」をはじめ、地域の絵画コンクール・作文コンクール・俳句コンクールなど、多くの生徒が参加・出展し、様々な賞をいただきました。参加したすべての生徒が賞を取ることはできませんが、このような様々な賞につながる取り組みに真剣に取り組むことはとても大切なことです。これからも生徒に様々な活躍の場面を提供していきたいと思います。

  また、地域の方や保護者を対象とした取り組みも行ってきました。PTA主催の「瑞中フェスティバル」では猛暑の中、多くの方の参加をいただきました。また、学校公開・新入生説明会にも多くの方に学校へお越しいただきました。一方で、「生活リズム向上講座」「道徳授業地区公開講座」「セーフティ教室」などでは、あまり周知されなかったのか、参加が少なくとても残念でした。保護者や地域の方と共に考える貴重な機会です。来年度は開催日などを工夫し、より多くの方に参加いただけるよう計画したいと思います。

  さらに、外部の方にも様々なご協力をいただきました。江戸川消防署のご協力をいただいた「上級救命認定講習会」、関東第一高等学校の先生による2年生への「出前授業」、ハローワーク木場の職員の方と日本マグドナルド瑞江店長による2年生の「マナー講座」など、お忙しい中生徒へご指導ありがとうございました。

  平成22年も残すところあとわずか。来年は、今年を振り返りつつ瑞江中学校がさらに躍進するよう教職員一同努めてまいります。引き続き、ご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。

歴史上の人物から学ぶ!

今年も「坂の上の雲」(第二部)がはじまり、毎週楽しみに
見ている。秋山兄弟や正岡子規の生きていた時代やそのの生きざま
を知ることで、今の自分とこれからの自分を考えさせられる。また、
10年ぶりに「勝海舟」を読み直し始めた。海舟の父・小吉の生きざま、
子・海舟への想いなど、以前とは違ったものを感じる。
これからの年末年始、歴史上の人物の生きざまを保護者の方にもぜひ学んで欲しい。生徒はもちろん!



2010/11/29(月)

「学校だより」  平成22年度11月号

もう師走!

校長 佐々木弘叔

  はやいもので、今年も残り一月となりました。校庭の木々にも冬支度が感じられます。東京地方の冬は、冷たい北風と乾燥した青空が特徴です。乾燥を好むインフルエンザの流行も始まっています。また、今年はノロウィルスの流行もあります。手洗い・うがいをはじめ体調管理をしっかり行い、一年の締めくくりをしたいものです。

  さて、過日の文化祭には多数の保護者・地域の方に参観いただきました。誠にありがとうございます。各学年の発表をはじめ、ダンス部、吹奏楽部の発表を行いました。日頃取り組んできた活動を大勢の皆さんの前で発表するという体験は、生徒一人一人の表現力の向上にとってとても大切なものです。発表の場での失敗を悔やみ、がんばりを褒められて生徒はさらに成長していきます。これからも様々な機会にご来校ください。そして、生徒への励まし、助言をお願いいたします。

  ところで今月は、みんなに「伝えたいこと」を様々な表現方法で発表する機会やその表彰が区弁論大会、区学芸会などいくつもありました。児童生徒健全育成大会では3年生の「群読」をセレモニーの中で再度発表しました。また東部区民館祭での作文の表彰、さらには葛西地区の環境を考える絵画コンクールの表彰でも各学年多数の区長賞・協議会長賞をいただきました。部活動だけでなくこのような文化活動でも生徒が一生懸命取り組んで成果を上げていることはとてもうれしいことです。また、新しくできる瑞穂大橋の柱に本校生徒が揮毫した「瑞穂大橋」「みずほおおはし」の字が使われることになりました。1月に行われる記念式典で紹介されるようです。楽しみにしています。

  1年生は、1月に行う伝統文化の体験学習に向けて取り組みを始めました。2年生も、1月に行う職場体験活動(チェレンジザドリーム)の準備をしています。そして3年生は、最終的な受験校の選定の時期になりました。一年の最後の月を迎え、各学年とも来年への準備に入っています。各ご家庭でも、今年を振り返り、来年への準備を進めてくださるようよろしくお願いいたします。

「脳」のはなし!

養老孟司先生の本のごく一部ですが紹介します。
「脳」のはたらき  目や耳などからの「刺激」を取り入れ、どのように
行動するかを「判断」して、その結果を「運動」として出している。
「くり返しで、人は学ぶ」 脳の活動はすっと一生このくり返しです。
そのくり返しから、いつの間にか脳は変わらない規則を学習していく。
1回ごとのくり返しをすべておぼえていたら脳は破裂しちゃう。
いろんな距離から見ているあいだに、変わらないこと、変わらない
性質だけを、おぼえていくんです。



2010/11/24(水)

セーフティ教室実施のお知らせ

Posted by 江戸川区立瑞江中学校 at 4:37 午後
Edited on: 2010/11/24(水) 4:42 午後
Categories: 001_お知らせ

毎年行っているセーフティ教室を、今年も下記の予定で実施いたします。

1.目的

・携帯電話の使用方法に関するモラルやマナーを学ぶ

・ネット社会におけるコミュニケーションのルールや携帯電話によるトラブル回避策を学ぶ

2.日時

・平成22年11月26日(金)5校時~(13:25~)

3.講師

・株式会社NTTドコモ ケータイ安全教室担当

4.会場

・1部・講演会(13:25~14:40)   体育館

・2部・協議会(14:50~15:30)   会議室



2010/10/28(木)

「学校だより」  平成22年度10月号(28日発行)

審査員特別賞受賞!

校長 佐々木弘叔

  自然のバランスなのでしょうか。酷暑のあとは短い秋なのか、このところとても寒い日が続き、北海道や東北からは積雪のニュースが入ってきました。学校でも衣替えの移行期間が終了し、完全に冬服となりました。冬服がぴったりする気候となり、気温の変動が激しく、体調を崩しやすい状況です。睡眠と栄養をしっかり取り、二学期の後半に全力投球できるようご家庭でもご配慮よろしくお願いいたします。 先日、「審査員特別賞」を「第6回思いっきり表現してみようコンクール」で3年生がいただきました。10月12日(金)の読売新聞江東版にも紹介されましたように、13日(土)に教育委員会主催の「第6回思いっきり表現してみようコンクール」が行われ、発表部門では3年の群読が、展示部門では文芸部の作品が、優秀賞をいただきました。さらに優秀賞をいただいた中でそれぞれの部門の1校だけが「審査員特別賞」をいただきます。この1校に瑞江中学校の3年生が発表した群読「希跡」が選ばれました。本当にうれしいことです。

  瑞江中学校は第1回のコンクールから発表部門では群読を行ってきました。今年は、3年生の選択授業(国語)の生徒が中心となり、応援生徒を加えて編成し練習してきました。発表の内容は3年生徒が授業で作成した作品です。発表会当日、ある校長先生が「瑞江中の発表は素晴らしかった。新聞でも記事を見ましたよ。これが伝統ですね。」と。その時の生徒が精一杯全力で取り組んで作り上げたものを、下級生が見聞きし、それをまねる、あるいはさらなる工夫をする。これを第1回から毎年繰り返して今回6回目の出場となってきたのです。あらためて、「伝統は守るのではなく、日々作り上げていくもの」であると認識しました。今回の学芸発表会でも再度発表します。瑞江中学校の伝統を受け継いだ体育館の中に響く3年生の声をぜひ聞きに来てください。

  さて、二学期も後半に入り、三年生は受験校を絞り込んでいく時期になりました。自分の目でしっかりと学校を見て、風評に惑わされることなく、自分にあう学校選びをしていきましょう。また、一・二年生は三年生の姿を見ながら、来年あるいは再来年の自分を意識し、学習・部活動・係活動などで自分の可能性をさらに広げる取り組みを着実に進めていきましょう。時は確実に進みます。今を大切にして!

読書の秋に!

先日、ようやく「ハリーポッター」(全7巻)の再読が終わった。
売り出されたときに読み、楽しんだが、時を経て読んでみると、
当時には気づかなかったところをいくつも発見でき、おもしろい。
「西遊記」の新訳本では、知らなかった話を見つけた。さて次は
何を読み直すか。それとも新しい本も見つけるか。



2010/10/04(月)

「学校だより」  平成22年度10月号(4日発行)

Posted by 校長 佐々木弘叔 at 8:06 午後
Edited on: 2011/01/17(月) 8:07 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

いよいよ秋本番!

校長 佐々木弘叔

  9月が終わり10月を迎え、いよいよ秋本番。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉どおり、記録的な猛暑が終わり、まるで今までの暑さを打ち消すかのように雨の日々が続き、ようやく平年並みの気候になってきました。厳しい気候の変化の中でも生徒は元気に日々の様々な活動にしっかり取り組み、着実に成長しています。

  まず、区中学校水泳大会と区中学校陸上大会には各学年から選手を選出して区内の中学校と競い合ってきました。さすがに全国大会や関東大会に出場した選手との競い合いでよい結果を出すことはとても大変ですが、別ページに紹介してありますように、立派な結果を出しました。素晴らしい記録を出す選手の走りや泳ぎは見ていてとても美しいものです。無駄が無く、洗練されたフォームを身につける日々の地道な積み重ねが無ければ得られない「美しさ」でしょう。天候にも恵まれ、自己ベストを目指してがんばり、よき手本にも巡り会え、参加した選手生徒には得難い機会となりました。

  また、9月22日(水)の午後には、本校体育館で生徒・保護者を対象に「生活リズム向上公開講座」を開催しました。今年は講師として「国立スポーツ科学センター」でチーム「ニッポン」マルチ・サポート事業を担当されている上村香久子管理栄養士をお迎えしました。現在、オリンピック候補選手の日々の食事のアドバイスや世界遠征などに一緒に行って現地の食事を取るなかで体調を万全に整えるアドバイスなどの仕事をされている方です。金メダルをたくさん獲得した今年の柔道の世界選手権にも付き添われるなどお忙しい中、中学生の脳や体にとって食事のバランスや朝食がどれだけ大切かなどを、オリンピック選手の話を交えて教えていただきました。室温34℃近い中にもかかわらず、三年生から熱心な質問がでるなど予定時間を超えた講演でした。この話を元に生徒が各家庭で、「食」について家族と共により深く考え、よりよい生活リズムづくりに取り組んでくれることを願っています。

  さて、生徒会役員選挙により新しい役員が選出され、各学級でも新しい組織となり、H22年度の後半がスタートしました。一人一人が学校や学級のためになる活動をしっかり取り組み、いろいろな課題を乗り越えて、人の役に立つ喜びや協力して取り組んだ達成感を味わい、一回りも二回りも大きく成長してくれるよう期待しています。

秋といえば、

○「勉学の秋」   しっかりとした学習習慣を!
○「スポーツの秋」  心身ともに健康な体づくりを!
○「読書の秋」    豊かな心づくりを!
○「食欲の秋」    食事は「心」「体」づくりの基盤!

まずは、行動!



2010/09/29(水)

「学校だより」  平成22年度9月号

二学期が始まりました!

校長 佐々木弘叔

  記録的な猛暑が続く中、8月25日より第二学期が始まりました。始業式では生徒の元気な姿を見てほっとしました。この記録的な猛暑の続く夏季休業中を元気に乗り越え、様々な工夫をして暑さに耐えて学習や運動に取り組んできたことは、一人一人にとってとても得難い体験となったと思います。また、自然現象には様々な工夫をして耐えていくしかないという、我慢の心も多少なりとも身につけられたのではないでしょうか。まだまだ暑さは続くようです。油断せず、気持ちの面で負けることなく元気に乗り越えていきましょう。

  さて、27日(金)には全校生徒による「地域清掃」を行いました。35度を超える暑さの中、水筒とゴミを入れる袋を持って地区別班に分かれて、生徒の住居地や新中川の土手、ケヤキ公園・古川親水緑道などでゴミ拾いをして学校にゴミを持ち帰りました。この活動に保護者の方も参加くださいました。ありがとうございます。また、その日の午後には小松川警察署防犯係の依頼で、新今井橋の落書き消しを地域町会の方と共に希望生徒60名が行いました。区内の塗装業者の方のご指導の下、生徒はとても熱心に取り組んでいました。作業の量がもっとあったらよかったとの生徒の感想も・・・。

  ところで今週は防災週間。本校では、始業式後に地域班ごとの下校訓練を行いました。区では7月に、都でも先日、総合防災訓練を江東区で行いました。地域では5日(日)に、江戸川4町会合同の防災訓練が本校の校庭で行われます。必ず起こる大地震など、災害発生時に本校が避難場所となっているために、地域の方が万一に備え行うものです。この機会を利用して、各家庭でも、避難経路・避難場所・避難用具の点検など万一の時に備えた確認をぜひ行ってください。その中で、中学生は地域の人のために何ができるのかを、一人一人の地域の状況に合わせて考えてみましょう。そして、地域のこのような活動に可能な限り参加してみて欲しい。

 最後になりましたが、二学期も教職員一丸となって本校の教育活動に取り組んで参ります。一学期にもまして、ご支援・ご協力をお願いいたします。

ぜひ、ご来校ください!

この機会に、瑞江中学校の教育活動・PTA活動の一端をぜひ直接ご覧ください。

  ○9月11日(土)は、PTA主催「瑞中フェスティバル」です。

  ○9月16日(木)~23日(木)は、「学校公開週間」です。

  ○9月22日(水)は、「生活リズム向上公開講座」です。

  ○9月23日(金)は、「H23入学予定者対象学校説明会」

         「小学生の体験授業・部活動体験」です。 



「学校だより」  平成22年度7月号

Posted by 校長 佐々木弘叔 at 8:32 午後
Edited on: 2010/09/29(水) 8:36 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

一学期を終えて

 佐々木弘叔

 

  先週末に梅雨が明け、厳しい暑さになりました。本日、第一学期の終業式を迎えました。お陰様で、予定どおりの教育活動が滞りなく行え、十分な成果をあげることができました。これも、日頃より本校の教育活動にご理解とご協力・ご支援くださいます保護者をはじめ

地域の皆様のお陰と心より感謝申し上げます。

  さて、四月から生徒に「夢の実現に向かって努力しよう!」「たくさんの体験をして見方・考え方を広げよう!」「礼儀正しく、人に感謝できる人になろう!」と話してまいりました。生徒は、日々の授業はもとより、運動会などの行事、委員会活動、部活動などでしっかり取り組みました。また、漢字検定をはじめ英語検定にも挑戦し、多くの生徒が合格証を手にしました。一学期末におこなった「生徒の自己評価」の中で、90%以上の生徒が「瑞江中学校に入学してよかった」と回答していたのも、生徒一人一人が本校の様々な教育活動に一生懸命取り組み、わずかでも何か達成感を持てたことによるのではないかと考えます。明日からは夏季休業に入ります。二学期も更に充実した教育活動を行い、生徒の自己実現を応援してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

 なお、明日からの夏季休業中に学校では次のような活動を行います。

 ○二年林間学校(白馬にて・農業体験) ○部活動(部によっては都大会・関東大会も)

 ○三年補充教室 ○水泳教室 ○幼児とのふれあい体験(一之江プラザにて)

 ○ボランテイア体験(みづえ保育園など) ○青少年の翼(3年1名、2年1名参加)

さらに、地域や各家庭でも様々な取り組みや活動が予定されていることと思います。生徒により多くの体験をさせ、様々な方との出会いや物事との出会いをとおして、より広いものの見方・考え方を育んでくださるようお願いいたします。

この夏休みに
「伝記」や「ある人の生きざま」を知ろう!

「人間にとって、自分にないもの、自分にしかできないことというやつを自覚する

  ことは大切だ。自分は何でも知っているし、何でもこなせると思っている人には

  誰もついてはいかないし、いい相棒もできぬだろう。逆に、自分の知らんこと、

  できんことを旗印にすれば、知っている人、できる人とのつきあいが生まれ、

  人と人との組み合わせがうまれるというものだ。(後略)」

          「私の手が語る」(本田宗一郎著)のあとがきより

時間があろうとなかろうと、人の生きざまを知る本をぜひ最低1冊

この夏休みに読破しよう!     校長より



2010/06/30(水)

「学校だより」  平成22年度6月号

 

 



2010/05/31(月)

「学校だより」  平成22年度5月号

Posted by 校長 佐々木弘叔 at 5:46 午後
Edited on: 2010/08/12(木) 5:53 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

 

 



2010/04/26(月)

平成22年度 学校経営方針細案

Posted by 校長 佐々木弘叔 at 12:58 午後
Edited on: 2010/04/26(月) 2:18 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

平成22年度 学校経営方針・細案

江戸川区立瑞江中学校

校 長 佐々木 弘叔

○生徒が、地域を愛し、地域の発展に寄与できる大人に育つことをいつも念頭に!

○学校選択制を忘れる事なく、また、しばられる事なく教育の本質を貫く!

1.学習指導

◇新学習指導要領の趣旨を理解し、良く研究し、移行措置を円滑に実施する。

◇『確かな学力向上推進プラン』をもとに、「分かる授業」「楽しい授業」を目 指し、習熟度別学習や課題別学習など個に応じた指導と授業改善を行う。

◇国語・数学・英語においては、習熟度別編成の授業を取り入れながら、少人数 指導を活用して、生徒一人一人の能力の伸長を図る。

◇学び合い、認め合い、励まし合い、高め合う姿のある教室を築く。また、授 業における教師と生徒の信頼関係を築き、授業には、高い意欲、良い態度で臨  ませる。

◇保護者との連携により、家庭学習推進運動を行い、家庭でのよき学習習慣を身 につけさせる。

◇「総合的な学習の時間」では、体験学習を核とするために、学校以外の人材 や施設・機関との協力や連携を図る。また、生徒に自らの「生き方」を考え  させ、生徒が主体的に学び、学ぶ喜びを感じる取り組みを行う。

◇学芸発表会・展示発表会に加え、日頃から、学年毎の計画により、廊下の掲示 板を活用し、学習意欲を刺激する工夫を行う。

◇あらゆる教育活動の機会をとらえて、「食育」の推進を図る。

◇「朝読書」により読書の習慣化を図る。また、図書ボランティアを活用して、 読書環境を整備する。

◇土曜学習教室を開催し、基礎学力の向上に取り組む。

2.生活指導

◇“豊かな心”を育てるために、「道徳の時間」をはじめ、あらゆる教育活動の 中で「心の教育」を推進する。

◇集団生活を通して善悪の判断力を培い、「物を大事にする」、「人を思いや る」など、社会性や社会的な規範意識を育て、『いじめ』や『暴力』を絶  対にやらせない。

◇『いじめ』の元となる、携帯電話やインターネットへの書き込みについては、  家庭にも協力を求め、徹底して指導する。また、犯罪に巻き込まれないための、 携帯電話やインターネット利用法についても指導する。

◇生活指導の基盤である生徒理解のために、教員が生徒と対話する機会を数多く もつように努めるとともに、教員と養護教諭とスクールカウンセラーと連  携し、学習相談室などの協力を得て、『不登校』の防止、解決にあたる。◇全教職員が統一のとれた生活指導ができるように、共通理解を図り、報告・連  絡・相談を欠かさないなど情報交換を密にする。

◇あらゆる機会をとらえて“早寝、早起き、朝ごはん”の キャッチフレーズの もと、家庭や地域と連携し、家庭での生活リズムの改善を図り、生徒の健全育  成に努める。

◇校長は、「開かれた校長室」を築き、校長室で生徒と会食しながら生徒と の交流をもって生徒理解を深め、学校経営の基礎とする。

3.進路指導

◇3年間を見通した進路指導計画に沿い、職場体験(『チャレンジ・ザ・ドリー ム』)、上級学校訪問、高校からの訪問授業(1学期3年生、2学期2年生、  3学期1年生)などの体験学習を通して「キャリア教育」を推進する。

◇進路実現に必要な『体力づくり』に取り組む。

◇ボランティア活動を経験させることにより、人の「生き方」や「生命」を尊  重する心を養う。

◇さまざまな講演により、“いのち”の大切さを考えさせる。

◇生徒一人一人の進路の実現を、全校あげて支援する。

4.学校運営

◇各学年、各分掌、各職種が、自らの責任を果たし、お互いの理解と協力のもと、 チームワークをもって学校運営にあたる。

◇「学校だより」、「学年だより」、「学校ホームページ」、「学校公開週間」、 年度末の「学校評価」など、情報発信と評価を行う。

◇地域の小学校との連携、都立篠崎高等学校などとの連携を推進し、生徒と教員 の視野を広めていく。

◇通知表の作成など、学校LANによる学校事務を円滑に行う。

◇学校評価委員会で自己評価、外部評価の円滑な企画・運営を図る。

◇学校評議員会、学校評価協議会を活用し、家庭や地域の意見に耳を傾けながら、 相互の連携を一層深め、学校教育への支援体制を確立する。

◇各学期の保護者会では、学校への理解と、学校との協力をより得られるように 工夫する。

5.特別活動

◇学級活動、生徒会活動、学校行事や部活動などを通して、生徒の個性や能力を 最大限伸ばし、生徒の自主性や実践力の育成に努める。

◇ボランティア活動(夏季休業中を含む)によって、生徒に思いやりの心を育む。

◇「朝の読書活動」をより充実させるための工夫を行う。

◇避難訓練(不審者対策を含む)、安全指導に加え、『薬物乱用防止教室』を 含めて「セーフティ教室」を実施し、事故のない、安全で、安心できる  学校づくりを行う。

6.研究・研修

◇『授業力』の向上のために、授業法の工夫・改善について研修する。

◇通知表の作成など円滑に行うために、学校LANによる学校事務研修を行う。

◇職務の遂行をとおして、若手教員の育成をベテラン教員が行う。

◇特別支援教育の定着に向けて、校内委員会の先導により、研修に励む。

◇瑞江・二之江小学校への訪問授業(1学期6年生、2学期5年生)や互い の情報交換・交流の場をつくるなど連絡を密にし、相互理解を深める。

◇江戸川区やそれ以外の研究会・研修会に出来る限り参加し、その成果を校内で の教育活動に生かす。



平成22年度 学校経営方針概要

Posted by 校長 佐々木弘叔 at 12:56 午後
Edited on: 2010/04/26(月) 2:18 午後
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平成22年度 学校経営方針

江戸川区立瑞江中学校

校 長 佐々木 弘叔

○はじめに

  本校着任にあたり、これまでに瑞江中学校が築き上げてきたものを継承し、教職員・保護者・地域の力を結集し、本校の教育目標である「自ら育つ」を目指して教育活動を推進していきたいと考えています。

○基本方針

1 生徒の夢が育つ学校づくり

すべての生徒があらゆる学習活動に喜びを持ちながら主体的に参加し、安全  で安心して生活できる学校にする。

2 教職員の夢が生きる学校づくり

生徒・教職員が互いに尊重し合い、信頼関係に満ちた豊かな人間関係を築   き、思いやりに満ちた学校にする。

 3 保護者や地域住民の夢がかなう学校づくり

保護者や地域住民に信頼される職員として職務を遂行し、保護者や地域住民  と「共育」する学校にする。

○目指す学校像

【学びの柱】 

       教育目標 「自ら育つ」    

【学びの環境をつくる】

     ・挨拶を交わし合う元気な学校

      ・正しく美しい日本語で語り合う節度ある学校

・清潔で緑あふれる明るい学校

・安全で安心して生活できる学校

【学びの心をはぐくむ】

・生命を大切にし、自他を尊重する心

      ・正義感や公正さを重んじる心

      ・努力や協力を惜しまない心

      ・人への思いやりや感謝を忘れない心

      ・美しいものや自然に感動する心

      ・自立や責任感を大切にする心

  【学びの形】

・自分の良さや可能性など自分らしさが発揮できる学校

      ・互いに認め合い、励まし合い、高め合う学校

      ・家庭学習の定着と充実を推進する学習活動を行う学校

○学校づくりに向けての構成員の目指す姿

 生 徒

 ○夢を追い求め、自分の可能性に常に挑戦し続ける生徒

○当たり前のことは必ず実行し、たえず良き学校づくりに努力する生徒

 教職員

○生徒の自己実現のために、とことん面倒をみて、優しさと厳しさをもつ教職員

  ○教科指導と生徒指導に常に工夫改善し、教えることはしっかり教える教職員

 保護者

  ○生徒に家庭での役割を担わせ、家族相互の思いやりを大切にする保護者

  ○生徒の生活リズムと家庭学習に、最大限の配慮をしてくださる保護者

 地 域

○学校の生徒を自分の子どものように見守り、声をかけてくださる地域

  ○学校を理解し、学校に進言や協力をしてくださる地域



新年度の初めに

Posted by 校長 佐々木弘叔 at 12:51 午後
Edited on: 2010/04/26(月) 2:14 午後
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新年度の初めに

               校長 佐々木弘叔

  3月31日をもって、野口直人校長先生がご勇退になり、後任として江戸川区立鹿本中学校より着任いたしました。本校の教育目標である「自ら育つ」のもと、歴代の校長先生をはじめとした教職員、保護者や地域の方々、さらに卒業生の皆様がこれまでに築いてこられた伝統と成果を引き継ぎながら、瑞江中学校の新たな発展を目指して努めて参りますので、よろしくお願いいたします。

 

 さて、入学式で次の三つのことを新入生に話しました。

 はじめは、「夢の実現に向かって努力を続けよう」

   勉強でもスポーツでも、はじめから上手にできる人はいません。わからないから、   下手だから繰り返し繰り返し練習し、周りの人に手助けをもらいながら少しずつ少し   ずつできるようになります。あきらめずに「努力を続けること」これが大事です。

 次に、「たくさんの体験をして見方や考え方を広げよう」

   人は自分が体験したことからたくさんのことを学びます。ですから、いろいろなこ   とを直接体験する毎日の生活がとても大切です。でも、すべてのことを直接体験する   ことはできませんので、読書や人の話を見聞きすることが必要です。より多くの本や  人と出会って、ものの見方や考え方を大きく育てていきましょう。

 最後に、「礼儀正しく、人に感謝できる人になろう」

   礼儀正しい挨拶は「あなたを大切にしていますよ」というメッセージであり、人と   人とのよい関係をつくる基本です。また、人はいろいろな人に支えられお世話になっ   て生きています。これから大人になっていく中学生は、「人間」として、また将来の   「社会人」としての基礎である「礼儀」をしっかり身につけていきましょう。

 

  中学校は義務教育の締めくくりの場です。3年生は1年後に、2年生は2年後に、そして1年生は3年後に、それぞれの夢の実現に向かって自らの道を切り開いていかなければなりません。誰かがしてくれるのものではありません。受け身ではなく、生徒自身が、中学生生活をとおして、様々な学力や技能などを身につけて、行っていかなければならないものです。本校の教育目標である「自ら育つ」は、このことを言っていると思います。

  本年度は、1年150名・4学級、2年153名・4学級、3年148名・4学級で、全校生徒451名・12学級でスタートいたしました。本校の教職員39名が一丸となって生徒の教育に取り組んで参ります。これからも、保護者の皆様をはじめ地域の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。



2010/03/18(木)

「学校だより」  平成21年度3月号

「新・読書のすすめ」

校 長  野 口  直 人

  今年度の「学校だより」7月号で、夏休みを前にして、「読書のすすめ」という巻頭言を書かせていただきました。平成21年3月5日に、東京都教育委員会において策定された「第二次東京都子供読書活動推進計画」の『はじめに』に書かれていた《子供にとって読書とは「言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないもの」・・・・・》から書き始めましたが、覚えていらっしゃるでしょうか。

  平成20年6月には「国民読書年に関する決議」が衆参両院で決議されました。この決議は、読書の街づくりの広がりや様々な読書に関する市民活動の活性化など、読書への国民の意識を高めるため、政官民が協力し、国をあげてあらゆる努力を重ねることを宣言するとともに、「文字・活字文化振興法」の制定から5年目の2010年を新たに「国民読書年」とすることが宣言されています。

  また平成13年12月に公布・施行された「子どもの読書活動の推進に関する法律」では、国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高めるため、4月23日を『子ども読書の日』と定めています。

  江戸川区では、上記のように、2010年が「国民読書年」であることと、4月23日が「子ども読書の日」であることを受けて、平成22年度から「読書改革プロジェクト事業」を推進していくことに決まりました。このプロジェクトは、子どもたちが、本好きになるよう、様々な立場の方からの意見を参考にし、機運を高める具体的な戦略を考えていくことです。

 そして、平成24年度から教科・領域とは別に『読書科』を新設するために、来年度から年間 1,000分程度の読書時間を確保していくことに決まりました。

  本校では、かなり以前から、生徒に読書の習慣をつけようと、毎朝、読書の時間「朝読書」を設けています。“読書”をいっぱいすると、子どもは、広い世界を知り、自分自身の考えを確かめたり高めたりする体験を持ちます。そして、この体験を通し、考える習慣、豊かな感性や情操、思いやりの心などを身につけることができます。また、毎日、読書を続けていくと、勉強が好きになります。効果がすぐに現れるわけではありませんが、成績も少しずつ向上するのです。ぜひ、学校での「朝読書」だけではなく、どこてでも読書の習慣をつけて欲しいものです。

 瑞江中学校の教育目標“自ら育つ”に沿って“自ら読む”



2010/02/24(水)

「学校だより」  平成21年度2月号

Posted by 校長 野口直人 at 10:08 午前
Edited on: 2010/02/24(水) 10:18 午前
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

「 あ い さ つ 」

校 長  野 口  直 人

  1月20日(水)午後6時30分から、青少年育成地区委員会の「地域連絡協議会」が東部区民館で開かれました。この会は、東部管内の地区委員の方々に加えて、保護司・主任児童委員・民生委員・共育プラザ館長の方々や、小中学校から小中学校の校長先生・副校長先生・生活指導主任・PTA会長・副会長などの方々がいつも参加される会なのです。  この日は、ある校長先生の問題提起とともに、5つの分科会で協議されました。問題提起の内容は、1.健全育成上の課題 (1) キレる子ども急増 (2) 子どものあいさつがない 2.地域の子どもたちを共に育てていくために・・・・・・でした。  
  1.の(1)については、キレる子どもが急増していると言われますが、文部科学省の調査で、平成20年度の暴力行為の件数は、前年度に比べて、高校は減ったものの、小学校は24%増、中学校は16%増と、低年齢化の傾向にあるようです。暴力行為の増加の原因については、「感情をコントールできない」「規範意識が低下した」「コミュニケーション能力の低下」と分析されています。1.の(2)について言えば、キレる子どもというものは、自分の心の中に他人が入る場所がないのです。だから、あいさつのできない子どもが増えてきたし、あいさつができないから、キレるということもあるのです。そこで2.なのですが、地域の子どもたちを共に育てていくためには、「あいさつ」を推進することになりました。

  私は、瑞江中学校に赴任して以来、あいさつを推進してきました。生徒達も頑張ってくれて、いろいろな方々に、「生徒の皆さんにあいさつをしてもらいましたよ」と、喜んでいただいています。
  あいさつの推進のために、朝礼で、私が話す「あいさつ」の合言葉を三つ紹介します。なぜ三つなのかと言いますと、一年に一回伝えるので、どの学年も三種類知ることが出来るからです。もう、3月で私は定年退職なので、1、2年生にも知ってもらって結構です。

 Part.1  あいさつの《》は、“たたかい心で”の《
       あいさつの《》は、“つもしよう”の《
       あいさつの《》は、“きにしよう”の《
       あいさつの《》は、“づけよう”の《
  Part.2  あいさつの《》は、“かるい声で”の《
       あいさつの《》は、“い気持ちになれる”の《
       あいさつの《》は、“らりと”の《
       あいさつの《》は、“っかえずに”の《
  Part.3  あいさつの《》は、“いがある限り”の《
       あいさつの《》は、“っ回きりではなく、二回でも”の《
       あいさつの《》は、“ん回でも、四回でも、何回でも”の《
       あいさつの《》は、“まってはいけませんよ”の《

 これからも、瑞江中学校は、あいさつの溢れる学校であり続けたいと思います。

 そして、私からも、あらためてごあいさつを申し上げます。

  2月5日(金)の、美術室の火災につきましては、大変、ご心配をおかけ致しました。不幸中の幸いと申しますか、子どもも大人も、一切、命に別状ありませんでした。
  火災の原因等につきましては、8日(月)付けでご報告(文書と学校HP)申し上げましたが、その後は、今のところ、3階の廊下と2Dの教室は、水を被った影響で、電気が使えません。2Dの教室は、いまだ焦げ臭いし、電気が使えないし、ストーブもつかないので、3階のガイダンスルームに移しました。3階のガイダンスルームで行う、英語の少人数授業は視聴覚室に移しました。美術室の改修工事につきましては50日間がメドだそうですが、多田区長様がお見えになったとき、もう少し急がせますと言ってくださったこともあり、新学期には間に合わせていただけるそうです。今回の火災で、改めて、瑞江中学校が色々な方々に支えてくださっていることが分かりました。どうぞ、これからも、よろしくお願い申し上げます。



2010/02/08(月)

美術室全焼の火災について

Posted by 校長 野口直人 at 9:34 午前
Edited on: 2010/02/08(月) 8:39 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

 

  

 



2010/01/29(金)

東京教師道場 部員による授業公開のご案内

本校の教育活動に日頃より、ご理解とご協力に感謝いたします。

さて、本校の丸谷大輔主任教諭は東京教師道場の道徳部員として2年間研修に取り組んできました。その研修の成果の発表として授業公開及び研究協議会を書きの通り行うこととなりました。つきましては多くの方に参観していただきたくご案内申し上げます。

1 日時 平成22年 2月 8日(月) 13:35~17:00

2 会場 江戸川区立瑞江中学校

3 内容
(1)授業公開
  時間 13:35~14:25
  授業者 丸谷大輔主任教諭
  授業会場 本校3階 2年A組
  資料名と主題名及び内容項目 「虎」個性の伸長 1-(5)

(2)研究協議
 時間  14:35~17:00
  会場 本校1階 会議室
  講師 東京都教職員研修センター授業力向上課 統括指導主事 村尾勝利先生

お問い合わせ:瑞江中学校(3651-2210) 副校長 高橋健一



2010/01/20(水)

「学校だより」 平成21年度1月号

Posted by 校長 野口直人 at 12:33 午後
Edited on: 2010/01/20(水) 12:37 午後
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「 償 い 」

校 長  野 口  直 人

 ちょっと前の話になりますが、昨年の11月30日(月)の朝礼での話(「償い」の大事さ)のもとになったことをお話し致します。

  それは、10月9日(金)の19時からの、小岩アーバンプラザで行われた、江戸川区立中学校PTA連合会の学年・学級講演会のことでした。それは、落語家の桂才賀師匠の「子どもを叱れない大人たちへ」というテーマのお話しでした。
  桂才賀師匠は、1972年、桂文治に入門し、80年には三代目古今亭志ん朝門下に移籍し、古今亭朝次と名乗りました。二つ目で、今でも日曜日夕方の高視聴率番組「笑点」のメンバー(8年間)になりました。85年には、真打ちに昇進し、七代目桂才賀を襲名したのです。
  才賀師匠は、26年前ふと思い立ち、沖縄で少年院への慰問を始めたのをきっかけに、ほぼ毎月のようにボランティア慰問を続けています。少年院への慰問は、もう千回以上になるそうです。現在は、法務省少年院篤志面接委員という立場にあります。

 以下、主な講演内容です。
  才賀師匠の著作に、「子どもを叱れない大人たちへ-少年院の子どもたちから親・教師へのメッセージ-」というものがありますが、その題名のもとになったのは、子どもの作った一つの川柳『たまにはヨ  叱ってみろヨ  大人たち』です。“叱る”と“怒る”は違います。“叱る”とは、過ちを正すことであり、“怒る”とは、感情だけで愛情はないのです。子どもが万引きをしたスーパーに呼ばれた親が、「あんた、何でこんな所にいるの、塾にも行かないで」というのは、叱っているのではなく、怒っているだけなのです。  小田原の少年院の次長さんが、「子どもを非行化させる10カ条」を作られました。それは、1.幼い時から、放りっぱなしにする。2.子どもが、欲しいと言ったら、何でも買い与える。3.子どもの間違いや失敗は、理由も聞かずに怒り飛ばす。4.子どもが、どこで何をしようと気に止めない。5.兄弟やよその子と比べる。6.忙しいからと言って、食卓のだんらんは取らない。7.子どもがよいことや努力してもほめない。8.子どもの前で、夫婦ゲンカをする。9.お金こそ人生だと教え込む。10.子どもの前で法律、学校、警察の悪口を言い、社会の決まりや公共機関への敵意を植え付ける。
  少年院に入ると、最初の10日間は、「単独室(=独房)」で生活します。そこで色々な作文を書かせます。例えば、嬉しかった親の一言は「裁判官、息子がぐれたのは私の責任です」、悲しかった親の一言は「お前なんか産むんじゃなかった」、親に言いたい一言は「前みたいに、おもいっきり叱ってくれよ」などです。

 悪いことをしたら、捕まって、裁かれて、罰を受ければそれで終わりなのではありません。“償い”が大事なのです。
  今から8年前、東急田園都市線の車内で、酔った銀行員の足が少年に当たったということで、4人の少年は、その銀行員に三軒茶屋のホームで暴行を加え、死なせてしまいました。裁判の中で、少年たちは、「申し訳なく思う」とか「自分を変えていきたい」などと言いながらも、本当に反省しているのか疑問に思われるような態度でした。裁判官は、判決を言い渡した後、少年たちを説諭しました。
  刑を終えて出所したら、さだまさし「償い」という歌を聞きなさいと言う。この歌は、ある実話に基づいていました。その実話とは、・・・・・・・・・・      
  働き者のゆうちゃんは、その日の仕事が終わって疲れ果てていましたが、届け物を頼まれて引き受けました。その日は、雨が降っていたので、夜、前が見にくくなっていて、届け物を済ませた帰り、ブレーキが間に合わず、横断歩道を渡る人をはねて、死なせてしまいました。その人の奥さんにわびましたが、奥さんは、「人殺し。あんたを絶対に許さない」とゆうちゃんに言いました。交通刑務所で刑を終えて出所した後、ゆうちゃんは給料の中から、毎月、奥さんに仕送りしました。奥さんは、中も見ずに送り返しました。それでも、仕送りを続けました。7年もたって、奥さんから初めて返事が来ました。「ありがとう。あなたの優しい気持ちは、とてもよくわかりました。だから、どうぞ送金はやめてください。あなたの文字を見る度に、主人を思い出して辛いのです。あなたの気持ちは分かるけど、それより、どうか、もうあなたご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい。」ゆうちゃんは、返事が来たことがとても嬉しかったのです。でも仕送りは、それからも続けました。それが、・・・・・・・・・「償い」というものです。