2010/04/26(月)
平成22年度 学校経営方針細案
平成22年度 学校経営方針・細案
江戸川区立瑞江中学校
校 長 佐々木 弘叔
○生徒が、地域を愛し、地域の発展に寄与できる大人に育つことをいつも念頭に!
○学校選択制を忘れる事なく、また、しばられる事なく教育の本質を貫く!
1.学習指導
◇新学習指導要領の趣旨を理解し、良く研究し、移行措置を円滑に実施する。
◇『確かな学力向上推進プラン』をもとに、「分かる授業」「楽しい授業」を目 指し、習熟度別学習や課題別学習など個に応じた指導と授業改善を行う。
◇国語・数学・英語においては、習熟度別編成の授業を取り入れながら、少人数 指導を活用して、生徒一人一人の能力の伸長を図る。
◇学び合い、認め合い、励まし合い、高め合う姿のある教室を築く。また、授 業における教師と生徒の信頼関係を築き、授業には、高い意欲、良い態度で臨 ませる。
◇保護者との連携により、家庭学習推進運動を行い、家庭でのよき学習習慣を身 につけさせる。
◇「総合的な学習の時間」では、体験学習を核とするために、学校以外の人材 や施設・機関との協力や連携を図る。また、生徒に自らの「生き方」を考え させ、生徒が主体的に学び、学ぶ喜びを感じる取り組みを行う。
◇学芸発表会・展示発表会に加え、日頃から、学年毎の計画により、廊下の掲示 板を活用し、学習意欲を刺激する工夫を行う。
◇あらゆる教育活動の機会をとらえて、「食育」の推進を図る。
◇「朝読書」により読書の習慣化を図る。また、図書ボランティアを活用して、 読書環境を整備する。
◇土曜学習教室を開催し、基礎学力の向上に取り組む。
2.生活指導
◇“豊かな心”を育てるために、「道徳の時間」をはじめ、あらゆる教育活動の 中で「心の教育」を推進する。
◇集団生活を通して善悪の判断力を培い、「物を大事にする」、「人を思いや る」など、社会性や社会的な規範意識を育て、『いじめ』や『暴力』を絶 対にやらせない。
◇『いじめ』の元となる、携帯電話やインターネットへの書き込みについては、 家庭にも協力を求め、徹底して指導する。また、犯罪に巻き込まれないための、 携帯電話やインターネット利用法についても指導する。
◇生活指導の基盤である生徒理解のために、教員が生徒と対話する機会を数多く もつように努めるとともに、教員と養護教諭とスクールカウンセラーと連 携し、学習相談室などの協力を得て、『不登校』の防止、解決にあたる。◇全教職員が統一のとれた生活指導ができるように、共通理解を図り、報告・連 絡・相談を欠かさないなど情報交換を密にする。
◇あらゆる機会をとらえて“早寝、早起き、朝ごはん”の キャッチフレーズの もと、家庭や地域と連携し、家庭での生活リズムの改善を図り、生徒の健全育 成に努める。
◇校長は、「開かれた校長室」を築き、校長室で生徒と会食しながら生徒と の交流をもって生徒理解を深め、学校経営の基礎とする。
3.進路指導
◇3年間を見通した進路指導計画に沿い、職場体験(『チャレンジ・ザ・ドリー ム』)、上級学校訪問、高校からの訪問授業(1学期3年生、2学期2年生、 3学期1年生)などの体験学習を通して「キャリア教育」を推進する。
◇進路実現に必要な『体力づくり』に取り組む。
◇ボランティア活動を経験させることにより、人の「生き方」や「生命」を尊 重する心を養う。
◇さまざまな講演により、“いのち”の大切さを考えさせる。
◇生徒一人一人の進路の実現を、全校あげて支援する。
4.学校運営
◇各学年、各分掌、各職種が、自らの責任を果たし、お互いの理解と協力のもと、 チームワークをもって学校運営にあたる。
◇「学校だより」、「学年だより」、「学校ホームページ」、「学校公開週間」、 年度末の「学校評価」など、情報発信と評価を行う。
◇地域の小学校との連携、都立篠崎高等学校などとの連携を推進し、生徒と教員 の視野を広めていく。
◇通知表の作成など、学校LANによる学校事務を円滑に行う。
◇学校評価委員会で自己評価、外部評価の円滑な企画・運営を図る。
◇学校評議員会、学校評価協議会を活用し、家庭や地域の意見に耳を傾けながら、 相互の連携を一層深め、学校教育への支援体制を確立する。
◇各学期の保護者会では、学校への理解と、学校との協力をより得られるように 工夫する。
5.特別活動
◇学級活動、生徒会活動、学校行事や部活動などを通して、生徒の個性や能力を 最大限伸ばし、生徒の自主性や実践力の育成に努める。
◇ボランティア活動(夏季休業中を含む)によって、生徒に思いやりの心を育む。
◇「朝の読書活動」をより充実させるための工夫を行う。
◇避難訓練(不審者対策を含む)、安全指導に加え、『薬物乱用防止教室』を 含めて「セーフティ教室」を実施し、事故のない、安全で、安心できる 学校づくりを行う。
6.研究・研修
◇『授業力』の向上のために、授業法の工夫・改善について研修する。
◇通知表の作成など円滑に行うために、学校LANによる学校事務研修を行う。
◇職務の遂行をとおして、若手教員の育成をベテラン教員が行う。
◇特別支援教育の定着に向けて、校内委員会の先導により、研修に励む。
◇瑞江・二之江小学校への訪問授業(1学期6年生、2学期5年生)や互い の情報交換・交流の場をつくるなど連絡を密にし、相互理解を深める。
◇江戸川区やそれ以外の研究会・研修会に出来る限り参加し、その成果を校内で の教育活動に生かす。
平成22年度 学校経営方針概要
平成22年度 学校経営方針
江戸川区立瑞江中学校
校 長 佐々木 弘叔
○はじめに
本校着任にあたり、これまでに瑞江中学校が築き上げてきたものを継承し、教職員・保護者・地域の力を結集し、本校の教育目標である「自ら育つ」を目指して教育活動を推進していきたいと考えています。
○基本方針
1 生徒の夢が育つ学校づくり
すべての生徒があらゆる学習活動に喜びを持ちながら主体的に参加し、安全 で安心して生活できる学校にする。
2 教職員の夢が生きる学校づくり
生徒・教職員が互いに尊重し合い、信頼関係に満ちた豊かな人間関係を築 き、思いやりに満ちた学校にする。
3 保護者や地域住民の夢がかなう学校づくり
保護者や地域住民に信頼される職員として職務を遂行し、保護者や地域住民 と「共育」する学校にする。
○目指す学校像
【学びの柱】
教育目標 「自ら育つ」
【学びの環境をつくる】
・挨拶を交わし合う元気な学校
・正しく美しい日本語で語り合う節度ある学校
・清潔で緑あふれる明るい学校
・安全で安心して生活できる学校
【学びの心をはぐくむ】
・生命を大切にし、自他を尊重する心
・正義感や公正さを重んじる心
・努力や協力を惜しまない心
・人への思いやりや感謝を忘れない心
・美しいものや自然に感動する心
・自立や責任感を大切にする心
【学びの形】
・自分の良さや可能性など自分らしさが発揮できる学校
・互いに認め合い、励まし合い、高め合う学校
・家庭学習の定着と充実を推進する学習活動を行う学校
○学校づくりに向けての構成員の目指す姿
生 徒
○夢を追い求め、自分の可能性に常に挑戦し続ける生徒
○当たり前のことは必ず実行し、たえず良き学校づくりに努力する生徒
教職員
○生徒の自己実現のために、とことん面倒をみて、優しさと厳しさをもつ教職員
○教科指導と生徒指導に常に工夫改善し、教えることはしっかり教える教職員
保護者
○生徒に家庭での役割を担わせ、家族相互の思いやりを大切にする保護者
○生徒の生活リズムと家庭学習に、最大限の配慮をしてくださる保護者
地 域
○学校の生徒を自分の子どものように見守り、声をかけてくださる地域
○学校を理解し、学校に進言や協力をしてくださる地域
新年度の初めに
新年度の初めに
校長 佐々木弘叔
3月31日をもって、野口直人校長先生がご勇退になり、後任として江戸川区立鹿本中学校より着任いたしました。本校の教育目標である「自ら育つ」のもと、歴代の校長先生をはじめとした教職員、保護者や地域の方々、さらに卒業生の皆様がこれまでに築いてこられた伝統と成果を引き継ぎながら、瑞江中学校の新たな発展を目指して努めて参りますので、よろしくお願いいたします。
さて、入学式で次の三つのことを新入生に話しました。
はじめは、「夢の実現に向かって努力を続けよう」
勉強でもスポーツでも、はじめから上手にできる人はいません。わからないから、 下手だから繰り返し繰り返し練習し、周りの人に手助けをもらいながら少しずつ少し ずつできるようになります。あきらめずに「努力を続けること」これが大事です。
次に、「たくさんの体験をして見方や考え方を広げよう」
人は自分が体験したことからたくさんのことを学びます。ですから、いろいろなこ とを直接体験する毎日の生活がとても大切です。でも、すべてのことを直接体験する ことはできませんので、読書や人の話を見聞きすることが必要です。より多くの本や 人と出会って、ものの見方や考え方を大きく育てていきましょう。
最後に、「礼儀正しく、人に感謝できる人になろう」
礼儀正しい挨拶は「あなたを大切にしていますよ」というメッセージであり、人と 人とのよい関係をつくる基本です。また、人はいろいろな人に支えられお世話になっ て生きています。これから大人になっていく中学生は、「人間」として、また将来の 「社会人」としての基礎である「礼儀」をしっかり身につけていきましょう。
中学校は義務教育の締めくくりの場です。3年生は1年後に、2年生は2年後に、そして1年生は3年後に、それぞれの夢の実現に向かって自らの道を切り開いていかなければなりません。誰かがしてくれるのものではありません。受け身ではなく、生徒自身が、中学生生活をとおして、様々な学力や技能などを身につけて、行っていかなければならないものです。本校の教育目標である「自ら育つ」は、このことを言っていると思います。
本年度は、1年150名・4学級、2年153名・4学級、3年148名・4学級で、全校生徒451名・12学級でスタートいたしました。本校の教職員39名が一丸となって生徒の教育に取り組んで参ります。これからも、保護者の皆様をはじめ地域の皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
2010/03/18(木)
「学校だより」 平成21年度3月号
「新・読書のすすめ」
校 長 野 口 直 人
今年度の「学校だより」7月号で、夏休みを前にして、「読書のすすめ」という巻頭言を書かせていただきました。平成21年3月5日に、東京都教育委員会において策定された「第二次東京都子供読書活動推進計画」の『はじめに』に書かれていた《子供にとって読書とは「言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身につけていく上で欠くことのできないもの」・・・・・》から書き始めましたが、覚えていらっしゃるでしょうか。
平成20年6月には「国民読書年に関する決議」が衆参両院で決議されました。この決議は、読書の街づくりの広がりや様々な読書に関する市民活動の活性化など、読書への国民の意識を高めるため、政官民が協力し、国をあげてあらゆる努力を重ねることを宣言するとともに、「文字・活字文化振興法」の制定から5年目の2010年を新たに「国民読書年」とすることが宣言されています。
また平成13年12月に公布・施行された「子どもの読書活動の推進に関する法律」では、国民の間に広く子どもの読書活動についての関心と理解を深めるとともに、子どもが積極的に読書活動を行う意欲を高めるため、4月23日を『子ども読書の日』と定めています。
江戸川区では、上記のように、2010年が「国民読書年」であることと、4月23日が「子ども読書の日」であることを受けて、平成22年度から「読書改革プロジェクト事業」を推進していくことに決まりました。このプロジェクトは、子どもたちが、本好きになるよう、様々な立場の方からの意見を参考にし、機運を高める具体的な戦略を考えていくことです。
そして、平成24年度から教科・領域とは別に『読書科』を新設するために、来年度から年間 1,000分程度の読書時間を確保していくことに決まりました。
本校では、かなり以前から、生徒に読書の習慣をつけようと、毎朝、読書の時間「朝読書」を設けています。“読書”をいっぱいすると、子どもは、広い世界を知り、自分自身の考えを確かめたり高めたりする体験を持ちます。そして、この体験を通し、考える習慣、豊かな感性や情操、思いやりの心などを身につけることができます。また、毎日、読書を続けていくと、勉強が好きになります。効果がすぐに現れるわけではありませんが、成績も少しずつ向上するのです。ぜひ、学校での「朝読書」だけではなく、どこてでも読書の習慣をつけて欲しいものです。
瑞江中学校の教育目標“自ら育つ”に沿って“自ら読む”
2010/02/24(水)
「学校だより」 平成21年度2月号
「 あ い さ つ 」
校 長 野 口 直 人
1月20日(水)午後6時30分から、青少年育成地区委員会の「地域連絡協議会」が東部区民館で開かれました。この会は、東部管内の地区委員の方々に加えて、保護司・主任児童委員・民生委員・共育プラザ館長の方々や、小中学校から小中学校の校長先生・副校長先生・生活指導主任・PTA会長・副会長などの方々がいつも参加される会なのです。
この日は、ある校長先生の問題提起とともに、5つの分科会で協議されました。問題提起の内容は、1.健全育成上の課題 (1) キレる子ども急増
(2) 子どものあいさつがない 2.地域の子どもたちを共に育てていくために・・・・・・でした。
1.の(1)については、キレる子どもが急増していると言われますが、文部科学省の調査で、平成20年度の暴力行為の件数は、前年度に比べて、高校は減ったものの、小学校は24%増、中学校は16%増と、低年齢化の傾向にあるようです。暴力行為の増加の原因については、「感情をコントールできない」「規範意識が低下した」「コミュニケーション能力の低下」と分析されています。1.の(2)について言えば、キレる子どもというものは、自分の心の中に他人が入る場所がないのです。だから、あいさつのできない子どもが増えてきたし、あいさつができないから、キレるということもあるのです。そこで2.なのですが、地域の子どもたちを共に育てていくためには、「あいさつ」を推進することになりました。
私は、瑞江中学校に赴任して以来、あいさつを推進してきました。生徒達も頑張ってくれて、いろいろな方々に、「生徒の皆さんにあいさつをしてもらいましたよ」と、喜んでいただいています。
あいさつの推進のために、朝礼で、私が話す「あいさつ」の合言葉を三つ紹介します。なぜ三つなのかと言いますと、一年に一回伝えるので、どの学年も三種類知ることが出来るからです。もう、3月で私は定年退職なので、1、2年生にも知ってもらって結構です。
Part.1 あいさつの《あ》は、“あたたかい心で”の《あ》
あいさつの《い》は、“いつもしよう”の《い》
あいさつの《さ》は、“さきにしよう”の《さ》
あいさつの《つ》は、“つづけよう”の《つ》
Part.2 あいさつの《あ》は、“あかるい声で”の《あ》
あいさつの《い》は、“いい気持ちになれる”の《い》
あいさつの《さ》は、“さらりと”の《さ》
あいさつの《つ》は、“つっかえずに”の《つ》
Part.3 あいさつの《あ》は、“あいがある限り”の《あ》
あいさつの《い》は、“いっ回きりではなく、二回でも”の《い》
あいさつの《さ》は、“さん回でも、四回でも、何回でも”の《さ》
あいさつの《つ》は、“つまってはいけませんよ”の《つ》
これからも、瑞江中学校は、あいさつの溢れる学校であり続けたいと思います。
そして、私からも、あらためてごあいさつを申し上げます。
2月5日(金)の、美術室の火災につきましては、大変、ご心配をおかけ致しました。不幸中の幸いと申しますか、子どもも大人も、一切、命に別状ありませんでした。
火災の原因等につきましては、8日(月)付けでご報告(文書と学校HP)申し上げましたが、その後は、今のところ、3階の廊下と2Dの教室は、水を被った影響で、電気が使えません。2Dの教室は、いまだ焦げ臭いし、電気が使えないし、ストーブもつかないので、3階のガイダンスルームに移しました。3階のガイダンスルームで行う、英語の少人数授業は視聴覚室に移しました。美術室の改修工事につきましては50日間がメドだそうですが、多田区長様がお見えになったとき、もう少し急がせますと言ってくださったこともあり、新学期には間に合わせていただけるそうです。今回の火災で、改めて、瑞江中学校が色々な方々に支えてくださっていることが分かりました。どうぞ、これからも、よろしくお願い申し上げます。
2010/02/08(月)
2010/01/29(金)
東京教師道場 部員による授業公開のご案内
本校の教育活動に日頃より、ご理解とご協力に感謝いたします。
さて、本校の丸谷大輔主任教諭は東京教師道場の道徳部員として2年間研修に取り組んできました。その研修の成果の発表として授業公開及び研究協議会を書きの通り行うこととなりました。つきましては多くの方に参観していただきたくご案内申し上げます。
記
1 日時 平成22年 2月 8日(月) 13:35~17:00
2 会場 江戸川区立瑞江中学校
3 内容
(1)授業公開
時間 13:35~14:25
授業者 丸谷大輔主任教諭
授業会場 本校3階 2年A組
資料名と主題名及び内容項目 「虎」個性の伸長 1-(5)
(2)研究協議
時間
14:35~17:00
会場 本校1階 会議室
講師 東京都教職員研修センター授業力向上課 統括指導主事 村尾勝利先生
お問い合わせ:瑞江中学校(3651-2210) 副校長 高橋健一
2010/01/20(水)
「学校だより」 平成21年度1月号
「 償 い 」
校 長 野 口 直 人
ちょっと前の話になりますが、昨年の11月30日(月)の朝礼での話(「償い」の大事さ)のもとになったことをお話し致します。
それは、10月9日(金)の19時からの、小岩アーバンプラザで行われた、江戸川区立中学校PTA連合会の学年・学級講演会のことでした。それは、落語家の桂才賀師匠の「子どもを叱れない大人たちへ」というテーマのお話しでした。
桂才賀師匠は、1972年、桂文治に入門し、80年には三代目古今亭志ん朝門下に移籍し、古今亭朝次と名乗りました。二つ目で、今でも日曜日夕方の高視聴率番組「笑点」のメンバー(8年間)になりました。85年には、真打ちに昇進し、七代目桂才賀を襲名したのです。
才賀師匠は、26年前ふと思い立ち、沖縄で少年院への慰問を始めたのをきっかけに、ほぼ毎月のようにボランティア慰問を続けています。少年院への慰問は、もう千回以上になるそうです。現在は、法務省少年院篤志面接委員という立場にあります。
以下、主な講演内容です。
才賀師匠の著作に、「子どもを叱れない大人たちへ-少年院の子どもたちから親・教師へのメッセージ-」というものがありますが、その題名のもとになったのは、子どもの作った一つの川柳『たまにはヨ
叱ってみろヨ
大人たち』です。“叱る”と“怒る”は違います。“叱る”とは、過ちを正すことであり、“怒る”とは、感情だけで愛情はないのです。子どもが万引きをしたスーパーに呼ばれた親が、「あんた、何でこんな所にいるの、塾にも行かないで」というのは、叱っているのではなく、怒っているだけなのです。
小田原の少年院の次長さんが、「子どもを非行化させる10カ条」を作られました。それは、1.幼い時から、放りっぱなしにする。2.子どもが、欲しいと言ったら、何でも買い与える。3.子どもの間違いや失敗は、理由も聞かずに怒り飛ばす。4.子どもが、どこで何をしようと気に止めない。5.兄弟やよその子と比べる。6.忙しいからと言って、食卓のだんらんは取らない。7.子どもがよいことや努力してもほめない。8.子どもの前で、夫婦ゲンカをする。9.お金こそ人生だと教え込む。10.子どもの前で法律、学校、警察の悪口を言い、社会の決まりや公共機関への敵意を植え付ける。
少年院に入ると、最初の10日間は、「単独室(=独房)」で生活します。そこで色々な作文を書かせます。例えば、嬉しかった親の一言は「裁判官、息子がぐれたのは私の責任です」、悲しかった親の一言は「お前なんか産むんじゃなかった」、親に言いたい一言は「前みたいに、おもいっきり叱ってくれよ」などです。
悪いことをしたら、捕まって、裁かれて、罰を受ければそれで終わりなのではありません。“償い”が大事なのです。
今から8年前、東急田園都市線の車内で、酔った銀行員の足が少年に当たったということで、4人の少年は、その銀行員に三軒茶屋のホームで暴行を加え、死なせてしまいました。裁判の中で、少年たちは、「申し訳なく思う」とか「自分を変えていきたい」などと言いながらも、本当に反省しているのか疑問に思われるような態度でした。裁判官は、判決を言い渡した後、少年たちを説諭しました。
刑を終えて出所したら、さだまさしの「償い」という歌を聞きなさいと言う。この歌は、ある実話に基づいていました。その実話とは、・・・・・・・・・・
働き者のゆうちゃんは、その日の仕事が終わって疲れ果てていましたが、届け物を頼まれて引き受けました。その日は、雨が降っていたので、夜、前が見にくくなっていて、届け物を済ませた帰り、ブレーキが間に合わず、横断歩道を渡る人をはねて、死なせてしまいました。その人の奥さんにわびましたが、奥さんは、「人殺し。あんたを絶対に許さない」とゆうちゃんに言いました。交通刑務所で刑を終えて出所した後、ゆうちゃんは給料の中から、毎月、奥さんに仕送りしました。奥さんは、中も見ずに送り返しました。それでも、仕送りを続けました。7年もたって、奥さんから初めて返事が来ました。「ありがとう。あなたの優しい気持ちは、とてもよくわかりました。だから、どうぞ送金はやめてください。あなたの文字を見る度に、主人を思い出して辛いのです。あなたの気持ちは分かるけど、それより、どうか、もうあなたご自身の人生をもとに戻してあげて欲しい。」ゆうちゃんは、返事が来たことがとても嬉しかったのです。でも仕送りは、それからも続けました。それが、・・・・・・・・・「償い」というものです。
2009/12/22(火)
「学校だより」 平成21年度12月号
「かかとふんづけゼロ」
校 長 野 口 直 人
平成19年度、今の3年生が1年生の年の、12月25日の終業式の日でした。
終業式での私の話は、次のような内容でした。「・・・・・夜、生徒の下駄箱で、上履きのかかとを踏み付けていると思われる人の数を数えてみるとそんなには多くありませんでした。これだけ少ない学校は、他にないかも知れません。しかし、この学校は、瑞江中学校ですよ。「自ら育つ」瑞江中学校です。開校60周年記念式典で、今後の誓いを立てた瑞江中学校です。だから、上履きのかかとを踏み付ける人は、誰もいないという状態になれるでしょう。ぜひ、“かかとふんづけゼロの学校”を目指しましょう。上履きができたら、下履きもできます。それが実現されたときには、他のどのようなことでも、しっかりとできる学校になるでしょう。例えば、今、しっかりと挨拶が出来る学校であるように。[その年の12/3の朝礼では、“世界人権週間”の話と“夢”についての話を合わせて、アメリカ合衆国の黒人差別を無くし、黒人の地位を向上させることに一生を捧げたキング牧師の有名な演説=“I have a dream.”についてと“I have a dream.”を題材にした“金八先生の”のドラマでの話を、話しておいたので、それに続けて・・・・・]「かかとふんづけゼロの学校」それが、私の夢です。I have a dream.You have a dream.We have a dream.・・・・・・・」
こういう話をして、早2年がたちました。その時の1年生は3年生になり、今、自分の進路に立ち向かっています。この2年間、何度となく、かかとふんづけについては呼びかけてきました。担任の先生にも、協力を呼びかけました。幾度も、私自ら、強硬指導をしようとも思いましたが、今のところは、思い留まって、いつの日かは、生徒自ら直したり、「かかとふんづけゼロ」について学級や学年で取り組んでくれることを信じています。・・・・「自ら育つ」学校ですから。・・・・先日の夜、数えてみると後7人でした。
この2学期は、それぞれの学年で、いろいろな次元でのルール違反が目立ちました。残念ながら、朝礼での私の話も、それに関する話が多かったような気がします。『瑞江中黄金時代』を経て『瑞江中新時代』を築きつつあったのですが、それは、もうすぐだとは思いますが、いつ完成するでしょうか。
私は、この3月で定年退職します。なんとか、瑞江中学校の揺るぎない伝統を築いておきたい気持ちがあります。小さいことのようで、難しく、しかも、生徒の学校生活の仕方に対する心構えを如実に表している“かかとのふんづけ”は、何としても“ゼロ”にしたいです。・・・・・・後、3カ月。
2009/11/26(木)
「学校だより」 平成21年度11月号
「学芸発表会とインフルエンザ」
校 長 野 口 直 人
最後の学芸発表会でした、・・・・・・・・・・3年生にとって、そして私にとって。それは、3年生にとっては、3月で卒業だから。そして、私にとっては、3月で定年退職だからです。3年生と私は、他の誰よりも楽しみにしていました。その学芸発表会が、中止になってしまいました。
10月31日(土)の学芸発表会を前にして。2年D組でインフルエンザA型の感染者が基準に達し、26日(月)には繰り上げ下校にし、27日(火)から29日(木)まで学級閉鎖になりました。しかし、その後も改善せず、学級閉鎖は30日(金)まで延長しました。その時点で、2年生の学芸発表会への準備は間に合わず、学芸発表会は11月4日(水)に延期としました。7日(土)、8日(日)への延期も検討されましたが、7日は、瑞江中での科学センターの開催、バドミントン部のブロック大会出場、8日は、テニス部男子の関東大会出場、バドミントン部のブロック大会出場、剣道部男子の都大会出場などで無理だったのです。
どんなに練習不足でも、どんなに準備不足でも、何としてでも行いたかった学芸発表会の当日、11月4日(水)は、2年のインフルエンザA型による欠席者は18名、直ちに繰り上げ下校にし、6日(金)までの2年学年閉鎖になり、学芸発表会は中止になりました。
待ちに待った学芸発表会、練習と準備に全校の生徒達が全力を注いだ学芸発表会、そして3年生にとって、私にとって最後の学芸発表会はついに中止になってしまいました。それでも、学芸発表会を楽しみにしていた生徒達と保護者の方々には、なんとか、何回かに分けた『各発表の相互見学会』を見ていただこうと計画いたしました。
ところが、今度は、13日(金)、1年D組の繰り上げ下校から17日(火)までの学級閉鎖になりました。その学級閉鎖もとけないうちに、16日(月)、1年C組も感染者が増え1年全体の繰り上げ下校から19日(木)までの1年学年閉鎖になり、18日(水)から20日(金)までの期末考査は、2、3年だけで行い、1年の期末考査は24日(火)から26日(木)に延期されました。20日(金)も、1年生のインフルエンザ感染の状況が思わしくなく、繰り上げ下校にしました。
そのため、『各発表の相互見学会』も、次々と中止になり、ほとんど出来ずじまいになりそうです。今後、インフルエンザ感染の状況により、再検討いたします。
6月の3年生の修学旅行が江戸川区教育委員会の決定により延期になり、8月の27日(木)~29日(土)になんとか実施の運びとなったとき、出発から帰着まで全員マスクをし、当日や校内への感染を防ぎ、区内33の中学校で閉鎖のない中学校の最後の3校まで頑張っていましたが、ついに力つき、大事な大事な学芸発表会がインフルエンザに負けてしまいました。
この経緯の中では、連絡も十分にできず、しかも、ことごとく、延期、中止となってしまい、申し訳ございませんでした。そのご迷惑をお掛けした中で、「学芸発表会中止になって学校に不信感あり」のような、保護者の方からのご意見をいただきました。新型インフルエンザは、現在、パンデミック(世界的大流行)と言われ、世界での正確な感染者数の統計ができないぐらいになっています。日本では、今現在14人に1人が感染した(約902万人)と言われます。11/10現在、日本では47人の方が亡くなっています。世界のためにも、日本の国のためにも、受験を控えた3年生のためにも、感染を拡大させる訳にはいきません。そんな中で、一中学校で行事のためのわがままをするわけにはいきません。なのに“学校不信”といわれ、私は教師歴36年の中で、一番悲しい思いをしました。
学芸発表会が中止で一番残念で悲しいのは、生徒達です。でも、たとえ、このまま、一回もご披露することが出来なかったとしても、平成21年度の学芸発表会の演技や、演奏や、大道具や、小道具や、衣装は、努力した生徒達の心の中で、それぞれが輝いています、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・永遠に!
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
「学校経営方針」紹介その3
9月号に続いて、平成21年度の「学校経営方針」をご紹介したいと思います。
[下線部は、昨年度との変更点](学校HPには、4月以来、全文掲載されています。)
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
Ⅳ.具体的方針 の 続き
3.進路指導
◇
3年間を見通した進路指導計画に沿い、職場体験(『チャレンジ・ザ・ドリーム』)、上級学校訪問、高校からの訪問授業(1学期3年生、2学期2年生、3学期1年生)などの体験学習を通して「キャリア教育」を推進する。
◇
進路実現に必要な『体力づくり』にも取り組む。
◇
ボランティア活動を経験させることにより、人の「生き方」や「生命」を尊重する心を養う。
◇
さまざまな講演により、“いのち”の大切さを考えさせる。
◇
生徒一人一人の進路の実現を、全校あげて支援する。
4.学校運営
◇
各学年、各分掌、各職種が、自らの責任を果たすとともに、お互いの理解と協力を実践し、チームワークにより全体の『学校力』を高める。
◇
「学校だより」、「学年だより」、「学校ホームページ」、「学校公開週間」、年度末の「学校評価」などにより、開かれた学校づくりを推進する。
◇
地域の小学校との小中連携、都立篠崎高等学校をはじめとする中高連携を推進し、生徒も教員も視野を広めていく。
◇
学校評価委員会で自己評価、外部評価の円滑な企画・運営を図る。
◇
学校評議員会、学校評価協議会を活用し、家庭や地域の意見にも耳を傾けながら、互いの連携を一層深め、学校教育への支援体制を確立する。
◇
各学期の保護者会で、学校への理解と、学校との協力をより得られるように工夫する。
5.特別活動
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学級活動、生徒会活動、学校行事や部活動などを通して、生徒の個性や能力を最大限伸ばし、生徒の自主性や実践力の育成に努める。
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ボランティア活動(夏季休業中を含む)によって、生徒に思いやりの心を育む。
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「朝の読書活動」をより充実させるための工夫を行う。
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避難訓練(不審者対策を含む)、安全指導に加え、『薬物乱用防止教室』を含めて「セーフティ教室」を実施し、事故のない、安全で、安心できる学校づくりを行う。
6.研究・研修
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教師の『授業力』を磨くために、校内研修会などで、授業法の工夫・改善について研修する。
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各教科の絶対評価と指導との一体化にかかわる研修を一層深める。
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特別支援教育を的確に根付かせるべく、保健給食部を中心として校内委員会が先導し、全教職員が研修に励む。
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スクールカウンセラーによる教育相談を活用し、学校全体の教育相談体制を整備するための研修を行う。
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江戸川区やそれ以外の研究会・研修会に出来る限り参加し、その成果を校内での教育活動に生かす。
7.その他
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生徒が、地域を愛し、地域の発展に寄与できる大人に育つことをいつも念頭に置いておく。
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学校選択制を忘れる事なく、また、しばられる事なく教育の本質を貫く。
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瑞江小学校、二之江小学校への訪問授業(1学期6年生、2学期5年生)を行うなど、連絡を密にし、互いの情報交換や交流の場をつくり、小中連携を推進し、互いの良いところを認め合うよう努力する。
2009/11/04(水)
2009/10/31(土)
2009/10/30(金)
2009/10/29(木)
「学校だより」 平成21年度10月号
「 千 日 回 峰 行 」
校 長 野 口 直 人
世の中のあらゆる人には、大なり小なり、辛いことや苦しいことがあります。その辛いことや苦しいことに、打ち勝ち克服する人もいますが、中には、負けて逃げてしまう人もいます。
9月28日(月)の朝礼で、生徒達に、「辛いことや苦しいことに負けるなよ」ということを言いたかったとき、9月18日(金)のニュースからお話をしました。それは、天台宗の総本山、延暦寺に伝わる「千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)」に挑んでいた光永圓道さん(34歳)=大津市、大乗院住職=が、この日に満行し、最後の回峰を終えたというニュースでした。そして、「千日回峰行」の説明をし、この辛くて苦しい行(ぎょう)を行うよりは、私たちが、辛いことや苦しいことに打ち勝つ方がやさしいでしょう、と話しました。だから、どんな辛いことや苦しいことにも負けないで頑張りましょう、と訴えました。
ここで、改めて、荒行中の荒行といわれる「千日回峰行」についてご説明致します。
光永圓道さんは「千日回峰行」を満行することによって“大阿闍梨(だいあじゃり)”の尊称を与えられました。この“大阿闍梨”は、戦後13人目で、記録の残っている16世紀末からでもたったの50人目です。
「千日回峰行」とは、1,000日続けてではなく、7年間にわたる通算で1,000日の行なのですが、全部で地球1周分にあたる約4万㎞の行程を巡礼するのです。
最初の3年間は、1年のうち100日だけ行が許され、比叡山中を1日30㎞を歩いて255カ所の霊場を巡拝します。続く2年間は、1年に200日、同じ行を行い、この5年間で通算700日となります。ここに至って、9日間の『断食、断水、不眠、不臥(ふが)』の行に入ります。通常、人間が断食・断水状態で生きられる生理的限界は3日間であるとされていることを考えれば、信じ難いほどの苦行であるといえるでしょう。
この行の後、6年目は、又、100日の行になりますが、1日に歩く距離は60㎞と倍増し、巡拝する霊場は266カ所に増えます。7年目は、前半の100日間が、京都を1日84㎞、300カ所を巡拝します。1日の睡眠時間はたったの2時間、夜中の12時起きて歩き始めるそうです。最後の100日間は、当初の1日100㎞の行に戻ります。これで、合計1,000日間、歩く距離は約4万㎞になります。
この想像を絶する「千日回峰行」を2度行った人もいるのです。史上、3人いますが、最後は大阪の酒井雄哉さんは、人生の苦しみを背負い、昭和40年39歳で得度し、昭和48年、1度目の「千日回峰行」を開始し、昭和55年、達成すると、半年後、2度目の
「千日回峰行」を断行し、昭和62年7月5日、達成しました。回峰行者の中で、過去最高齢61歳の時でした。
「私たちと天台宗のお坊さんとは違うでしょ」と言われるかもしれませんが、私は、同じ人間だと思います。同じ人間が、こんな苦行を成し遂げられるんだから、私たちも辛いことや苦しいことを乗り越えられないわけはありません。ぜひ、大人も、子どもも、自分の辛さ、苦しさに、背を向けずに、全力で頑張りましょう。
2009/10/26(月)
2009/09/30(水)
「学校だより」 平成21年度9月号
「ルールとは 世界を救う 道しるべ」
校 長 野 口 直 人
夏休みが例年より1週間早く終わろうとする8月21日、タワーホール船堀で、江戸川区保護司会や江戸川区更生保護女性会が主催する社会を明るくする運動江戸川区実施委員会の「第19回
区民の集い」が行われました。
その中で、少年の非行防止等をテーマに実施した標語コンクールの受賞作の表彰式がありました。優秀賞に輝いた受賞作の中に、本校1年生の
渡邊 丈 君の標語があり、ステージには堂々とした渡邊君の姿がありました。
「ルールとは 世界を救う 道しるべ」
これが、渡邊君の標語です。何とも頼もしい、すべての中学生の心の中に刻んでほしい言葉ですね。私は、2学期に入って、始業式や朝礼で、この渡邊君の標語を渡邊君自身に発表してもらったうえで、生徒に、ルールの大切さ、しかもルールはあるだけでは意味がなく、守らなければいけないことを訴えました。
1学期の6月25日に行った『薬物乱用防止教室』でも生徒に訴えた薬物の怖さが、ある芸能人の覚醒剤による逮捕で、相当、マスコミが騒いだことで、生徒達もよく理解できたかも知れません。薬物についての“ルール”は、人間が人間であるために守るべきルールですが、実際には守れず、苦しんでいる中学生や高校生が、この世の中に多くいるのが現実です。
この薬物汚染や非行・心の問題にかかわり、中学生や高校生の更生・非行防止・薬物汚染の拡大の予防のための活動を精力的に行っているのが、若者達から「夜回り先生」と呼ばれている水谷
修氏です。
8月21日の「第19回 区民の集い」の標語コンクール表彰式に引き続き、水谷 修氏の講演が行われました。
水谷 修氏は、1956年生まれ、上智大学卒業後、横浜市の高校教師になりました。18年前、定時制に転任したのをきっかけに、繁華街の“夜回り(深夜パトロール)”が始まりました。多くの(今まで約16,000人)若者達と触れ合い、手紙や電話やメール(メール相談は5年半で49万件)でもやり取りをし、何人もの若者達が心を開き、更生していきました。それでも薬物の魔力から逃れ切れず、死んでいった若者もいたといいます。今までかかわった若者達の中で、41人が薬物・ドラッグで死に、4人が殺人を犯し、74人が心を病み、自殺・事故死・病死したそうです。
水谷 修氏の講演で、環境に負け、誘惑に負ける若者がいかに多いかがわかりました。瑞江中学校の生徒がそうならないために、私は、本校の生徒に対して、徹底してルールを守ることのできる人になるよう指導していきたいと思います、・・・・・・・・・・・・将来の“夢”のために、“夢の実現”のために!
「ルールとは 世界を救う 道しるべ」
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「学校経営方針」紹介 その2
6月号に続いて、平成21年度の「学校経営方針」をご紹介したいと思います。 [下線部は、昨年度との変更点]
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Ⅳ.具体的方針
1.学習指導
◇ 新学習指導要領の趣旨を実現するため、移行については、良く研究し、遺漏の無いように取り組む。
◇
『確かな学力向上推進プラン』に従いながら、より一層「分かる授業」「楽しい授業」を目指し、習熟度別学習や課題別学習を取り入れ、個に応じた多様な学習法を展開し、授業改善を行う。
◇
国語・数学・英語においては、習熟度別編成の授業を取り入れながら、少人数指導を大いに活用して、生徒一人一人の能力の伸長を図る。
◇
学校では、学び合い、認め合い、励まし合い、高め合う姿のある教室を築くとともに、保護者と連携し、家庭学習推進運動により、家庭でのよき学習習慣も身につけさせる。
◇
授業における教師と生徒の信頼関係を築き、授業に対しては、高い意欲、良い態度で臨ませる。
◇
「総合的な学習の時間」では、生徒が、自らの「生き方」を考えながら、体験学習を核とするために、学校以外の人材や施設・機関などとの協力や連携を図り、生徒が主役で、主体的に学び、学ぶ喜びや達成感を高める。
◇
学芸発表会・展示発表会のみならず、日頃から、学年毎の計画により、廊下の掲示板を活用し、学習への意欲を刺激する工夫を行う。
◇
あらゆる教育活動の機会をとらえて、「食育」の推進を図る。
2.生活指導
◇
『人間力』の基礎である“豊かな心”を育てるために、「道徳の時間」を大切にしながら、あらゆる教育活動の中で「心の教育」を推進する。
◇
集団生活を通して善悪の判断力を培い、物を大事にし、人を思いやるなど、生徒に社会性や社会的な規範意識を育て、『いじめ』や『暴力』は絶対にやらせない。
◇
『いじめ』の元となる、携帯電話やインターネットへの書き込みについては、家庭にも協力を求め、徹底して指導する。また、犯罪に巻き込まれないための、携帯電話やインターネット利用法についても指導する。
◇
生活指導の基盤である生徒理解のために、教師が生徒と対話する機会を数多くもつように努めるとともに、教員と養護教諭とスクールカウンセラーの連携を整備し、『不登校』を未然に防いだり、解決したりする。また、学習相談室にも協力を依頼する。
◇
教職員全員が統一のとれた生活指導ができるように、生活指導についての共通理解を図り、情報交換を密にする。また、必要な報告・連絡・相談は欠かさない。
◇
家庭や地域と連携し、あらゆる機会をとらえて“早寝、早起き、朝ごはん”のキャッチフレーズのもと、家庭での生活リズムの改善を図り、生徒の健全育成に努める。特に、今までけして少なくはない『遅刻』を無くしていく。
◇
校長は、「開かれた校長室」を築き、校長室で生徒と会食しながら生徒との交流をもち、それによって得られる生徒理解を学校経営の基礎とする。
※ 続きは、次号以降に掲載させていただきます。(学校HPには、4月以来、全文掲載されています。)