« 平成20年度の外部評価(学校評議委員・保護者)アンケート集計結果 | Main | 5月の生徒の活躍 »
2009/05/29(金)
「 学 年 だ よ り 」 平成21年度5月号
「新学習指導要領の先行実施」
校 長 野 口 直 人
昨年度の学校だより第11号(平成21年3月18日)で「新学習指導要領移行元年」と題して、新学習指導要領についてと今年度からの移行についての概要について説明しましたが、今月は今年度の移行内容等について、ご説明したいと存じます。
まず、この4月からの主な変更点についてまとめてみます。
①
1年の数学と3年の理科の授業時数が増加します。
・1年の数学の1週間当たりのコマ数 平成20年度3コマ→平成21年度4コマ
・3年の理科の1週間当たりのコマ数 平成20年度2.3コマ→平成21年度3コマ
②
1年の数学と1・3年の理科に新しい内容が加わります。
・1年の数学の新しい内容例 球の表面積(S=4πr)と体積(V=4/3πr)、代表値などを用いた資料の傾向の説明
・1年の理科の新しい内容例 力とばねの伸び、PEやPETなどのプラスチックの性質、シダ植物やコケ植物
・3年の理科の新しい内容例 水溶液とイオン、遺伝の規則性と遺伝子、月の運動と見え方
③
上記の新しい内容を学習するため、1年生と3年生の生徒に教科書会社が作成した「補助教材」(冊子)が配布されます。
☆
平成22年度からは、3年の数学と2年の理科についても、授業時数が増加し、新しい内容が加わります。
新しい学習指導要領に関する世論調査の結果では、これら授業時数の増加について、《賛成》26.9%、《どちらかというと賛成》47.3%、《どちらかというと反対》 15.3%、《反対》3.0%、《その他》7.5%という割合で、かなり受け入れられているのです。(朝日新聞社、ベネッセ教育研究開発センター共同調査:2008年3月)
次のP.2とP.3に、「新しい学習指導要領の先行実施に当たって」[文部科学大臣からのメッセージ]と「学習指導要領等の改定のポイント」をご紹介します。文部科学大臣からのメッセージの最後には、珍しく、文部科学大臣自ら筆を入れ、“様々な課題が生じた場合には”という文言を挿入するほど、新しい学習指導要領の実施の諸条件の困難さと、新しい学習指導要領の実施に向けての固い決意が感じられます。
ぜひ、私達、瑞江中学校の教員が、学習指導要領の改定の意義を理解したうえ、本校の生徒達にスムーズに浸透させることを、文部科学省ともども決意したいと思います。