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2010/02/24(水)

「学校だより」  平成21年度2月号

Posted by 校長 野口直人 at 10:08 午前
Edited on: 2010/02/24(水) 10:18 午前
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

「 あ い さ つ 」

校 長  野 口  直 人

  1月20日(水)午後6時30分から、青少年育成地区委員会の「地域連絡協議会」が東部区民館で開かれました。この会は、東部管内の地区委員の方々に加えて、保護司・主任児童委員・民生委員・共育プラザ館長の方々や、小中学校から小中学校の校長先生・副校長先生・生活指導主任・PTA会長・副会長などの方々がいつも参加される会なのです。  この日は、ある校長先生の問題提起とともに、5つの分科会で協議されました。問題提起の内容は、1.健全育成上の課題 (1) キレる子ども急増 (2) 子どものあいさつがない 2.地域の子どもたちを共に育てていくために・・・・・・でした。  
  1.の(1)については、キレる子どもが急増していると言われますが、文部科学省の調査で、平成20年度の暴力行為の件数は、前年度に比べて、高校は減ったものの、小学校は24%増、中学校は16%増と、低年齢化の傾向にあるようです。暴力行為の増加の原因については、「感情をコントールできない」「規範意識が低下した」「コミュニケーション能力の低下」と分析されています。1.の(2)について言えば、キレる子どもというものは、自分の心の中に他人が入る場所がないのです。だから、あいさつのできない子どもが増えてきたし、あいさつができないから、キレるということもあるのです。そこで2.なのですが、地域の子どもたちを共に育てていくためには、「あいさつ」を推進することになりました。

  私は、瑞江中学校に赴任して以来、あいさつを推進してきました。生徒達も頑張ってくれて、いろいろな方々に、「生徒の皆さんにあいさつをしてもらいましたよ」と、喜んでいただいています。
  あいさつの推進のために、朝礼で、私が話す「あいさつ」の合言葉を三つ紹介します。なぜ三つなのかと言いますと、一年に一回伝えるので、どの学年も三種類知ることが出来るからです。もう、3月で私は定年退職なので、1、2年生にも知ってもらって結構です。

 Part.1  あいさつの《》は、“たたかい心で”の《
       あいさつの《》は、“つもしよう”の《
       あいさつの《》は、“きにしよう”の《
       あいさつの《》は、“づけよう”の《
  Part.2  あいさつの《》は、“かるい声で”の《
       あいさつの《》は、“い気持ちになれる”の《
       あいさつの《》は、“らりと”の《
       あいさつの《》は、“っかえずに”の《
  Part.3  あいさつの《》は、“いがある限り”の《
       あいさつの《》は、“っ回きりではなく、二回でも”の《
       あいさつの《》は、“ん回でも、四回でも、何回でも”の《
       あいさつの《》は、“まってはいけませんよ”の《

 これからも、瑞江中学校は、あいさつの溢れる学校であり続けたいと思います。

 そして、私からも、あらためてごあいさつを申し上げます。

  2月5日(金)の、美術室の火災につきましては、大変、ご心配をおかけ致しました。不幸中の幸いと申しますか、子どもも大人も、一切、命に別状ありませんでした。
  火災の原因等につきましては、8日(月)付けでご報告(文書と学校HP)申し上げましたが、その後は、今のところ、3階の廊下と2Dの教室は、水を被った影響で、電気が使えません。2Dの教室は、いまだ焦げ臭いし、電気が使えないし、ストーブもつかないので、3階のガイダンスルームに移しました。3階のガイダンスルームで行う、英語の少人数授業は視聴覚室に移しました。美術室の改修工事につきましては50日間がメドだそうですが、多田区長様がお見えになったとき、もう少し急がせますと言ってくださったこともあり、新学期には間に合わせていただけるそうです。今回の火災で、改めて、瑞江中学校が色々な方々に支えてくださっていることが分かりました。どうぞ、これからも、よろしくお願い申し上げます。