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2008/02/09(土)

「 学 校 だ よ り 」 平成19年度1月号

Posted by 校長 野口直人 at 7:00 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

「ゆたかな心 地にみどり 、 自ら育つ」

校長 野口 直人

  今年の「広報えどがわ」の1月1日付け『新春特集号』に、例年どおり江戸川区長様の“新春いきいきトーク”が掲載されていました。今年は、昨年、造園学の研究の功績に対して紫綬褒章をお受けになった東京農業大学教授(前学長)の進士五十八様との対談でした。このお方は、世田谷区で校長をしていたとき、当時、世田谷区教育委員でしたので、大変懐かしかったです。造園学は、庭や公園づくりだけでなく、都市や農村、国立公園、国土、地球へ対象を広げ、そこに住んでいる人々が幸福になるには自然が大事であることを学ぶ学問だそうです。

  昨年、江戸川区は、農林水産省と国土交通省が提唱する「第17回全国花のまちづくりコンクール」で最高賞に輝きました。“花のまちづくり”といっても、花がたくさんあるだけではなく、よい環境をつくるためにどのように取り組んできたかということから選ばれたそうで、進士五十八様も、このコンクールの審査委員だったそうです。

  また、昨年イギリスのロンドンで行われた「リブコム2007」(質の高い環境・景観の保全・創造による住みよいまちづくり国際賞)という国際大会で、江戸川区は銀賞を受賞しました。

今回の多田正見江戸川区長様と東京農業大学教授の進士五十八様との対談からそのお話しを抜き書きしながら、本校の教育を対比させながら、本校の良いところと逆の課題を、浮き彫りにしてみたいと思います。

《江戸川区》 □ 司会者、☆ 進士様、◎ 区長様
《瑞江中学校》 ◇ 良いところ、◆ 課題

《江戸川区》□昨年、町づくりに二つの賞を受賞。
《瑞江中学校》 ◇昨年、「環境をよくする運動功労者表彰」“優良団体”を受賞。

《江戸川区》☆江戸川区のすばらしさは、親水公園などの魅力ある環境とそこで遊ぶたくさんの子どもたちなど活力があること。
《瑞江中学校》◇本校のすばらしさは、たくさんの充実した 行事とそこで活躍する自主的な生徒の活躍がたくさんあること。

《江戸川区》◎荒川沿いに『小松川千本桜』に対して、5年以内に新川沿いに『新川千本桜』を作る。
《 瑞江中学校》◆本校の校庭には、桜の木が少ないので、長期的に桜の木を増やしていきたい。

《江戸川区》◎江戸川区の親水公園は、日本の公園の歴史における金字塔の一つ。
《瑞江中学校》◇今年度の60周年記念による体育館棟に掲 げた大校章は、瑞江中の歴史における金字塔の一つ。(“黄金時代"を表す金で書いた。)

《江戸川区》☆ほとんどの町では、ドブ川を埋め、緑道や道路にしているが、江戸川区ではきれいにして、木を植え、町と自然の共生を図った。
《瑞江中学校》◇すでに本校の教育目標“自ら育つ”が掲げられている体育館棟に、大校章を加えることにより、生徒と愛校心の共生を図った。

《江戸川区》◎昭和45年に、「ゆたかな心 地にみどり」を合言葉に緑化運動を始めた。
《瑞江中学校》◇昭和22年に、「自ら育つ」  を合言葉に教育活動を始めた。

《江戸川区》◎江戸川区は子どもを育てやすい町だと感じられるのか、今、大人になっても江戸川区に引き続き住む人が多い。
《瑞江中学校》◇瑞江中は子どもを育てやすい学校だと感じられるのか、今、瑞江中に入学したい生徒が多く、今年初めて抽選校になった。

《江戸川区》☆夏、どの親水公園でも、たくさんの子どもたちが遊んでいた。この元気さが町の基本。
《瑞江中学校》◇どの行事でも、生徒達が活発に活動していた。この元気さが本校の基本。

《江戸川区》◎江戸川区は、東京では“花のまち”といわれている。特に小松菜は全国ブランドとなっている。
《瑞江中学校》◆本校は、東京では“華のある、落ち着いた学校”といわれている。しかし、全国ブランドのものはまだない。

《江戸川区》◎江戸川区のどこがいいのか聞いてみると、「人情です」という答えが非常に多かった。
《瑞江中学校》◇本校のどこがいいのか聞いてみると、「 優しさです」という答えが非常に多かった。

《江戸川区》☆21世紀は、「感性とボランティアの時代」になるべきだと思う。
《瑞江中学校》◇21世紀は、「確かな学力と豊かな心と健康・体力」の時代になるべきだと思う。

《江戸川区》◎「いろいろな面で日本一ですね」といわれる町にしていきたいと思う。
《瑞江中学校》◇「いろいろな面で日本一ですね」といわれる学校にしていきたいと思う。

 ぜひとも、「日本一の江戸川区」「日本一の瑞江中学校」を、家庭や地域の皆様と協力して、築いていきたいと思います。どうぞ、宜しくお願い申し上げます。