2009/06/26(金)
「 学 校 だ よ り 」 平成21年度6月号
「 運 動 会 と 天 気 予 報 」
校 長 野 口 直 人
6月6日(土)、本校の運動会予定の日。私は前の日まで、天気予報を見ながら、実施できると信じていました。
今年度は、6月13日(土)から3年生の修学旅行が予定されていました(結局は、新型インフルエンザの関係で、8月に延期されたのですが)。修学旅行は、新幹線の割り振りの関係で、2年前のうちに抽選で日程が決められてしまうのです。しかも、その前の何日かは、事前指導が必要なので、かなりの日数の制約が生まれます。そして、中間考査と期末考査に挟まれるのですから、もともと運動会の日程決めは難しいのです。そして今年度は、定例校長会が6月9日(火)なので、条件が悪すぎました。
例年は、運動会当日、雨でできないときは、準備とグラウンド・コンディションの関係で、日曜日にはやらずに土曜日に授業をしてしまい、月曜日は土曜日実施したとしての振替休業日のままにしておき、火曜日を第一予備日にして、以下、順延するのです。しかし、今年度は、先述した条件のために、日曜日を第一予備日にし、月曜日を第二予備日にし、それ以降は実施できずに中止になるのです。
だから、何としても土曜日にやりたかったのです。しかも、日曜日に実施となると、テニス部と剣道部の都大会と重なってしまい、二つの部の生徒は、運動会には参加できなくなるのです。
6月6日(土)の朝、祈りも空しく、強い雨が降っていました。とりあえず、6時頃学校に行き、副校長先生と体育科の先生と相談しましたが、まずは延期を決定し、翌日の実施が可能かどうかも相談したのですが、これだけ降ると翌日晴れても走る生徒にとってコーナーは滑りやすく危険であろうということで、日曜日の予備日は飛ばして、月曜日一日に賭けることにしました。ちなみに、7日(日)はとてもよく晴れました。
6月8日(月)、朝から、雨がぱらついていました。しかし、天気予報での降水確率は、一日、「0%」だったので、実施可能と信じて開始しました。開始のころからは、雨はあがり、曇りのまま一日濡れることなく、運動会を実施することができました。炎天下で行うより、かえって曇り空は、生徒にとって具合悪くならずによかったと思います。ウィークデーの開催ということで、観客はだいぶ少ないであろうと心配したのですが、予想に反してたくさんの方に見ていただけました。お手伝いの保護者の方々や、地域の方々にはたくさんのご迷惑をかけてしまいましたが、申し訳ございませんでした。このような変則的な日程にもかかわらず、いつも通りご理解いただき、しかも例年のように、いや例年以上に運動会を盛り上げていただいたこと、感謝の念でいっぱいでございます。
6日(土)と8日(月)の前後は、インターネットで天気予報とにらめっこだったのですが、二つのことを学習しましたので、ご存じかも知れませんが、皆様にお伝え致します。
①「一時雨」と「時々雨」では、どちらが長時間雨が降るのか
天気予報における“一時”とは、「時間が全体の4分の1未満」の意味であり、“時々”とは、「時間が全体の4分の1以上2分の1未満」の意味なので、「時々雨」の方
が長時間雨が降ります。
②「降水確率」とはどういう意味か
『降水確率50%』とは、「その地方の半分で雨が降る」のでも「今日、雨が降る確率は5分5分」なのでもありません。「その地方全域で1ミリ以上の雨が降る確率が10回中5回ある」という意味なで、その地方の一部で降っても、1ミリ以下の雨が降ってもカウントされないので、実際の確率はもっと高いのです。
「学校経営方針」紹介 その1
今月号から、学校ホームページではすでに公開済みですが、平成21年度の「学校経営方針」を何回かに分けてご紹介したいと思います。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
平成21年度学校経営方針(平成21年4月3日)
江戸川区立瑞江中学 校 長 野 口 直 人
【はじめに】
平成20年度は、瑞江中学校の“黄金時代”を“新時代”に築き直すべく努力しましたが、“黄金”よりも、より良いものにしていくのは、やはり至難の業でした。保護者と地域の皆様が支えてくれたにもかかわらず、学校にも、生徒にも、不足することは、多々ありました。それでも、平成20年12月19日の教育課題実践推進校の公開授業と研究説明会に向けての取り組みや準備の中で、今までの教職員と生徒の努力は実りつつあることに自信がもてました。残された課題については、これからの意欲につなげ、今年度以降、継続して、取り組んでいきたいと思います。
平成21年度も、生徒一人一人に“夢”をもたせ、生徒の「生きる力」以上の「人間力」、すなわち『豊かな心』、『確かな学力』、『健やかな体(健康と体力)』の三つを育成するために、江戸川区教育委員会と一体となって、その施策に加えて、瑞江中学校の創意ある教育活動を行い、特色ある学校づくり目指します。また、これまでの学校経営の積み重ねを踏まえ、学校教育目標“自ら育つ”の達成を目指して、生命尊重と人権尊重と特別支援教育の精神のもと、全教育活動を通して、生徒達の自立を助け、自己実現に向かって人生を切り拓く力を生徒に育成します。そして、“フットワーク、チームワーク、ネットワークの3つのワークで生き生きと”をモットーに「生徒が輝き、大人も輝く、明日に開かれ、地域に根ざした、信頼される中学校」にしていきます。
Ⅰ.基本方針
(1) すべての生徒が生き生きとあらゆる学習活動に主体的に喜びながら参加し、安全で安心できる危機管理の行き届いた学校にする。
生徒の夢が育つ学校づくり
(2) 生徒・教職員が相互に人権を尊重し合い、信頼関係に満ちた豊かな人間関係を築いていくことのできる、思いやりのある学校を実現する。
教職員の夢が生きる学校づくり
(3)
教育公務員・地方公務員として服務の厳正のなかで、保護者や地域住民をはじめとする区民や都民に信頼される職員として職務を遂行する。
保護者や地域住民の夢がかなう学校づくり
Ⅱ.目指す学校像
【学びの柱】
◇ 教育目標 「自ら育つ」
【学びの環境】
◇ 「よき人は環境をつくり、よき環境は人を育てる」環境を大切にする学校
事故防止の徹底と安全に努める学校
挨拶を交わし合う元気な学校
正しく美しい日本語で語り合う節度ある学校
整理整頓がゆきとどいた清潔な学校
花が咲き誇る明るい学校
特別支援教育に必要な環境づくり
【学びの心 】
◇ 人間尊重の精神にあふれ、豊かな人間性に満ちた生徒と職員が集う学校
生命を大切にし、自他を尊重する心
正義感や公正さを重んじる心
努力や協力を惜しまない心
人への思いやりや感謝を忘れない心
美しい物や自然に感動する心
自立や責任感を大切にする心
特別支援教育の理念の定着
【学びの形】
◇ 交流・触れ合いを重視し、色々な人が教え合い、学び合う学校
自分の良さや可能性など自分らしさが発揮できる学校
互いに認め合い、励まし合い、高め合う学校
家庭学習の定着を前提とする、学校での学習活動
特別支援教育のシステムの定着
Ⅲ.学校づくりに向けての構成員の目指す姿
生 徒 “夢”を追い求め、自分の可能性に常に挑戦し続ける生徒
当たり前のことは必ず実行し、たえず良き学校づくりに努力する生徒
教職員 生徒の自己実現のためにとことん面倒を見、優しさと厳しさをもつ教職員
教科指導と生活指導に工夫・改善をしながら、教えるべきは教える教職員
保護者 生徒に家庭での役割を担わせ、家族相互の思いやりを大切にする保護者
生徒の生活リズムと家庭学習に、最大限、配慮してくださる保護者
地 域 学校の生徒を自分の子どものように見守り、声をかけてくださる地域
学校を理解し、学校に進言したり、協力したりしてくださる地域
2009/06/25(木)
6月の行事予定
6月の行事予定
6月2日から学校公開週間6月6日まで
1日(月)
教育実習~19日(金)
6日(土)
「運動会」8時50分から(予備日7日・8日予定)
12日(金)
英語検定 13日(土) 土曜日学習教室(サタディ・プロジェクト)
20日(土)
土曜日学習教室(サタディ・プロジェクト)
23日(火)~25日(木)
期末考査
25日(木) 薬物乱用防止教室
26日(金)
3年領域診断テスト
27日(土)
夏季総合体育大会始まり
29日(月)
相談週間始まり
(お知らせ) 3年修学旅行は先日お知らせした通り、新型インフルエンザの影響により延期になりました。