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2009/12/22(火)

「学校だより」  平成21年度12月号

Posted by 校長 野口直人 at 7:04 午後
Edited on: 2010/01/17(日) 7:08 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

「かかとふんづけゼロ」

校 長  野 口  直 人

 平成19年度、今の3年生が1年生の年の、12月25日の終業式の日でした。

  終業式での私の話は、次のような内容でした。「・・・・・夜、生徒の下駄箱で、上履きのかかとを踏み付けていると思われる人の数を数えてみるとそんなには多くありませんでした。これだけ少ない学校は、他にないかも知れません。しかし、この学校は、瑞江中学校ですよ。「自ら育つ」瑞江中学校です。開校60周年記念式典で、今後の誓いを立てた瑞江中学校です。だから、上履きのかかとを踏み付ける人は、誰もいないという状態になれるでしょう。ぜひ、“かかとふんづけゼロの学校”を目指しましょう。上履きができたら、下履きもできます。それが実現されたときには、他のどのようなことでも、しっかりとできる学校になるでしょう。例えば、今、しっかりと挨拶が出来る学校であるように。[その年の12/3の朝礼では、“世界人権週間”の話と“夢”についての話を合わせて、アメリカ合衆国の黒人差別を無くし、黒人の地位を向上させることに一生を捧げたキング牧師の有名な演説=“I have a dream.”についてと“I have a dream.”を題材にした“金八先生の”のドラマでの話を、話しておいたので、それに続けて・・・・・]「かかとふんづけゼロの学校」それが、私の夢です。I have a dream.You have a dream.We have a dream.・・・・・・・」

  こういう話をして、早2年がたちました。その時の1年生は3年生になり、今、自分の進路に立ち向かっています。この2年間、何度となく、かかとふんづけについては呼びかけてきました。担任の先生にも、協力を呼びかけました。幾度も、私自ら、強硬指導をしようとも思いましたが、今のところは、思い留まって、いつの日かは、生徒自ら直したり、「かかとふんづけゼロ」について学級や学年で取り組んでくれることを信じています。・・・・「自ら育つ」学校ですから。・・・・先日の夜、数えてみると後7人でした。

  この2学期は、それぞれの学年で、いろいろな次元でのルール違反が目立ちました。残念ながら、朝礼での私の話も、それに関する話が多かったような気がします。『瑞江中黄金時代』を経て『瑞江中新時代』を築きつつあったのですが、それは、もうすぐだとは思いますが、いつ完成するでしょうか。

  私は、この3月で定年退職します。なんとか、瑞江中学校の揺るぎない伝統を築いておきたい気持ちがあります。小さいことのようで、難しく、しかも、生徒の学校生活の仕方に対する心構えを如実に表している“かかとのふんづけ”は、何としても“ゼロ”にしたいです。・・・・・・後、3カ月。