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2009/09/30(水)

「学校だより」  平成21年度9月号

Posted by 校長 野口直人 at 4:18 午後
Edited on: 2009/10/01(木) 4:32 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

「ルールとは 世界を救う 道しるべ」

校 長  野 口  直 人

  夏休みが例年より1週間早く終わろうとする8月21日、タワーホール船堀で、江戸川区保護司会や江戸川区更生保護女性会が主催する社会を明るくする運動江戸川区実施委員会の「第19回  区民の集い」が行われました。
  その中で、少年の非行防止等をテーマに実施した標語コンクールの受賞作の表彰式がありました。優秀賞に輝いた受賞作の中に、本校1年生の 渡邊 丈 君の標語があり、ステージには堂々とした渡邊君の姿がありました。

  「ルールとは  世界を救う  道しるべ」

  これが、渡邊君の標語です。何とも頼もしい、すべての中学生の心の中に刻んでほしい言葉ですね。私は、2学期に入って、始業式や朝礼で、この渡邊君の標語を渡邊君自身に発表してもらったうえで、生徒に、ルールの大切さ、しかもルールはあるだけでは意味がなく、守らなければいけないことを訴えました。

  1学期の6月25日に行った『薬物乱用防止教室』でも生徒に訴えた薬物の怖さが、ある芸能人の覚醒剤による逮捕で、相当、マスコミが騒いだことで、生徒達もよく理解できたかも知れません。薬物についての“ルール”は、人間が人間であるために守るべきルールですが、実際には守れず、苦しんでいる中学生や高校生が、この世の中に多くいるのが現実です。
この薬物汚染や非行・心の問題にかかわり、中学生や高校生の更生・非行防止・薬物汚染の拡大の予防のための活動を精力的に行っているのが、若者達から「夜回り先生」と呼ばれている水谷  修氏です。
  8月21日の「第19回 区民の集い」の標語コンクール表彰式に引き続き、水谷 修氏の講演が行われました。

 水谷  修氏は、1956年生まれ、上智大学卒業後、横浜市の高校教師になりました。18年前、定時制に転任したのをきっかけに、繁華街の“夜回り(深夜パトロール)”が始まりました。多くの(今まで約16,000人)若者達と触れ合い、手紙や電話やメール(メール相談は5年半で49万件)でもやり取りをし、何人もの若者達が心を開き、更生していきました。それでも薬物の魔力から逃れ切れず、死んでいった若者もいたといいます。今までかかわった若者達の中で、41人が薬物・ドラッグで死に、4人が殺人を犯し、74人が心を病み、自殺・事故死・病死したそうです。

 水谷  修氏の講演で、環境に負け、誘惑に負ける若者がいかに多いかがわかりました。瑞江中学校の生徒がそうならないために、私は、本校の生徒に対して、徹底してルールを守ることのできる人になるよう指導していきたいと思います、・・・・・・・・・・・・将来の“夢”のために、“夢の実現”のために!

  「ルールとは  世界を救う  道しるべ」

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「学校経営方針」紹介   その2    

 6月号に続いて、平成21年度の「学校経営方針」をご紹介したいと思います。 [下線部は、昨年度との変更点]

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Ⅳ.具体的方針

 1.学習指導

◇  新学習指導要領の趣旨を実現するため、移行については、良く研究し、遺漏の無いように取り組む。
◇  『確かな学力向上推進プラン』に従いながら、より一層「分かる授業」「楽しい授業」を目指し、習熟度別学習や課題別学習を取り入れ、個に応じた多様な学習法を展開し、授業改善を行う。
◇  国語・数学・英語においては、習熟度別編成の授業を取り入れながら、少人数指導を大いに活用して、生徒一人一人の能力の伸長を図る。
◇  学校では、学び合い、認め合い、励まし合い、高め合う姿のある教室を築くとともに、保護者と連携し、家庭学習推進運動により、家庭でのよき学習習慣も身につけさせる。
◇  授業における教師と生徒の信頼関係を築き、授業に対しては、高い意欲、良い態度で臨ませる。
◇  「総合的な学習の時間」では、生徒が、自らの「生き方」を考えながら、体験学習を核とするために、学校以外の人材や施設・機関などとの協力や連携を図り、生徒が主役で、主体的に学び、学ぶ喜びや達成感を高める。
◇  学芸発表会・展示発表会のみならず、日頃から、学年毎の計画により、廊下の掲示板を活用し、学習への意欲を刺激する工夫を行う。
◇  あらゆる教育活動の機会をとらえて、「食育」の推進を図る。

2.生活指導

◇  『人間力』の基礎である“豊かな心”を育てるために、「道徳の時間」を大切にしながら、あらゆる教育活動の中で「心の教育」を推進する。
◇  集団生活を通して善悪の判断力を培い、物を大事にし、人を思いやるなど、生徒に社会性や社会的な規範意識を育て、『いじめ』や『暴力』は絶対にやらせない。
◇  『いじめ』の元となる、携帯電話やインターネットへの書き込みについては、家庭にも協力を求め、徹底して指導する。また、犯罪に巻き込まれないための、携帯電話やインターネット利用法についても指導する。
◇  生活指導の基盤である生徒理解のために、教師が生徒と対話する機会を数多くもつように努めるとともに、教員と養護教諭とスクールカウンセラーの連携を整備し、『不登校』を未然に防いだり、解決したりする。また、学習相談室にも協力を依頼する。
◇  教職員全員が統一のとれた生活指導ができるように、生活指導についての共通理解を図り、情報交換を密にする。また、必要な報告・連絡・相談は欠かさない。
◇  家庭や地域と連携し、あらゆる機会をとらえて“早寝、早起き、朝ごはん”のキャッチフレーズのもと、家庭での生活リズムの改善を図り、生徒の健全育成に努める。特に、今までけして少なくはない『遅刻』を無くしていく。
◇  校長は、「開かれた校長室」を築き、校長室で生徒と会食しながら生徒との交流をもち、それによって得られる生徒理解を学校経営の基礎とする。

    ※ 続きは、次号以降に掲載させていただきます。(学校HPには、4月以来、全文掲載されています。)



2009/09/07(月)

道徳地区公開講座のお知らせ

 



学校公開のお知らせ

Posted by 江戸川区立瑞江中学校 at 2:36 午後
Edited on: 2009/09/07(月) 4:05 午後
Categories: 001_お知らせ