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2008/07/01(火)

「 学 校 だ よ り 」 平成20年度6月号

Posted by 校長 野口直人 at 4:04 午後
Edited on: 2008/08/01(金) 4:07 午後
Categories: 001_お知らせ, 002_校長より

「 薬物乱用防止教室 」

校 長  野 口  直 人

 6月20日(金)、3日間の期末考査の後、体育館で薬物乱用防止教室が、行われました。

「薬物乱用」とは、医薬品を医療目的以外に使用すること、又は、医療目的にない薬物を不正に使用することをいいます。乱用される薬物は、覚醒剤(シャブ・S・スピード)、大麻、コカイン、ヘロイン、LSD、向精神薬、シンナー等です。これらの薬物は、中枢神経に作用し、使用したときの快感を得るため、又は、使用を止めたことによる苦痛から逃れるため、薬物を強く求めるようになる「依存性」が形成されます。また、薬物を繰り返し使っているうちに同じ量では効かなくなる「耐性」が生じます。“たった一度”という好奇心や遊びのつもりであっても、依存性や耐性によって、使用する量や回数がどんどん増えていくという悪循環に陥り、自分の意志でやめることが出来なくなります。  
  もし、常用をやめられても、「再発現象(フラッシュバック)」という幻覚や妄想が、数カ月後又は、数年後に現れることもあり、覚醒剤が“白い悪魔”と呼ばれ、いかに恐ろしいものであるかをうかがわせています。
  今回の薬物乱用防止教室は、昨年度の江戸川東ライオンズクラブに変わって、江戸川中央ライオンズクラブにお願い致しました。DVD映写、小川会長様のお話しに続いて、約20分の劇「断る勇気」が演じられました。脚本は、大山PTA会長が書かれました。そして、配役には大山会長、元PTA、私たち教員も加わりました。瑞江中学校の生徒たちには、絶対、薬物に手を出して欲しくないという思いで、みんな頑張ったのです。

 《劇「断る勇気」のあらすじ》中学校野球部の村社と川村がキャッチボールをして いるところに、友達の女子中学生、トラ子(大山会長)と葉子(元PTA小島さん) が一緒になり先輩の話になり、“気持ち良くなる薬”に誘われてるとのこと、村社とトラ子は行ってしまう。先輩(針生先生)、売人(前瀧先生)から薬を買う。デカ長(私、野口)と警官が、村社のところに来て、村社の母親(松岡先生)の目の前で逮捕する。村社は再犯し、少年院に。トラ子は家出。川村と葉子はあのとき止めなかったことを後悔する。最後に、出演者と生徒たち全員で、「ダメ、ぜったい!」

 後日、江戸川中央ライオンズクラブの小川会長様から、大山PTA会長あてにお礼のお手紙が届きました。見せていただいたので、一部紹介致します。「先日の瑞江中学校での薬物乱用防止教室では、本当にお世話になりました。おかげさまで、予想以上の大成功を収めることができたと感じています。・・・・・・・大山様のアイディアとお人柄からの人脈に負うところが大きかったと、改めて感じております。野口校長先生も、大山様の薫陶を受けてか、とても懐の広い冗談の判る方で、野口校長先生の指導力も今回の成功に欠かせないものでした。最後まで裕次郎を演じ切った役者魂(教育者魂?)には敬服致しました。小島さん、針生先生、前瀧先生、松岡先生、皆さん素晴らしい演技で盛り上げていただきました。ミキサーの方(PTA副会長須佐さん)も大活躍でした。・・・・・本来の目的である子どもたちへのメッセージがどの程度届いたものか心配でもあります。でもこの教室に携わっていただいた皆様の思いのかけらは、少しは通じたのではないかと信じております。・・・・」
  いえいえ、子どもたちには、大いに通じておりますよ。

薬物乱用は、ダメ、ぜったい!!